風越山(1535m)-延命水・今庫の泉コース-

◆ 山行記録

山行概要

報告
概要
 OACの11年度新人歓迎山行を飯田市近郊の風越山(1535m)で行いました。4つのパーティに分かれて別々のルートで登り降りしました。我々のパーティは、登りに延命水・今庫の泉を通る遠回りルート、降りは虚空蔵山(1130m)展望台を通るメインルートでした。梅雨の中休みとはいえ湿気が高く、南アルプスの展望は得られませんでしたが、静かな風越山を新人と一緒に楽しむことができました。
山行日 2011年6月5日(日)
飯田市街 @虚空蔵山(1130m)展望台
天気 6/5(日) うす曇り時々晴れ、無風、16℃
コース
概要
登山口--虚空蔵山--風越山(往復)
装備 12kg(日帰りハイキング装備)
食料 行動食(1),水(1L)
同行者 OAC会員5名
企画 新人歓迎山行

行動記録

【6月5日 (土) うす曇り時々晴れ、無風、20℃@登山口,16℃@展望台】
 風越山登山口P(850,905) -0:13- 林道P(918) -0:06- 御滝場(924) –0:04- 石灯籠(928) –0:12- 苦竹入口(940,950) -0:16- 秋葉様(1006,1009) –0:13- 延命水(1022,1032) –0:06- ベニマンサク自生地(1038) –0:17- 今庫の泉分岐(1055,1105) –0:08- 猿庫分岐(1113,1128) -0:07- 今庫の泉(1135,1145) –0:26- 円悟沢分岐・展望台(1211,1245) –0:07- 白山社奥宮(1252)-0:28- 風越山(1320,1335) –0:26- 展望台(1401) -0:16- 比丘尼分岐(1417) –0:06- ベニマンサク自生地(1423) –0:07- 虚空蔵山(1430,1443) –0:10- 秋葉様(1453) –0:17- 石灯籠(1510) –0:13- 風越山登山口P(1523,1530) =0:10= 砂払温泉(1540,1643) =0:17= 戸隠蕎麦「あすき」(1700,1735) =0:05= 飯田IC(1740) =0:52= 土岐JCT(1832) =0:28= 豊田東IC(1900) =0:07= 龍溪院(1907)

風越山(延命水・今庫の泉コース)行程図 (GPSの軌跡をプロットしてみました。一部データ抜けあり)
この画像は国土地理院発行の数値地図(地図画像)を使用して編集しました。
【1/2.5万 地形図】 飯田   【1/20万 地勢図】 飯田


                            天気図   Yahoo!天気情報 過去の天気より転載 @飯田

【衛星画像】

【6/5(日) 曇り,25.3/15.0℃,57%,SSW4m/s,0.0mm】

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

飯田市役所 0761-72-1111 砂払温泉(飯田) 0265-22-1209
飯田警察署 0265-22-0110 戸隠手打ちそば「あすき」 0265-25-1000
飯田消防署 0265-22-0119 信州そば「しみず」 0265-25-5557
飯田病院(救急告示病院) 0265-22-5150 そば処「おんびら」飯田支店 0265-21-7708
飯田市立病院(救命救急C) 0265-21-1255 信州そば漫遊 -
休日夜間テレホンセンター 0265-23-3636 信州日帰り温泉紀行 -
アプローチメモ
ETC料金[割引] ・豊田東~飯田[114.2km]:¥3,650,[休割:1,000]
コンビニ&スーパー ・セブンイレブン飯田羽場町店:0265-52-0543
・サークルK飯田丸山店:0265-22-1912
駐車場 ・風越山登山口:5台+5台(空地)
・奥の駐車場:4台

◆ 日誌と写真

行動日誌

【6月4日(土) 晴れ】

 午前中は豊田市南山の岩場で岩登り講習、午後は龍渓院にて新人研修、夜は新人歓迎会を行った。いつもお世話になる龍渓院とは・・・岡崎市観光協会HPより《引用》

 《龍渓院は、文安元年(1444)豊田市渡合の豪族土井九郎左衛門が開基し、松平広忠が再興した曹洞宗(禅宗)の寺であります。参道左手には、樹令200年を越す杉の大木が20m程の高さにそびえています。また、右手の崖には、苔むした16羅漢が立ち並び、境内一面に苔がはえて、「岡崎の苔寺」とも呼ばれています。》

本堂裏庭にはササユリが咲き始めていた。

龍渓院(山門)

龍渓院(本堂)

コウホネ

クリンソウ

ササユリ

タツナミソウ
【6月5日 (土) うす曇り時々晴れ、無風、20℃@登山口,16℃@展望台】

 一部メンバーに歓迎会での美酒が残る気配もあるが、今日は飯田市近郊の風越山(1535m)で新人歓迎山行を行う。

 7時過ぎ、4台の車に分乗し、東海環状道、中央自動車道を走り継いで飯田ICで降りる。市街地を抜け、住宅街が山の手に延び、神戸を思わせるような坂道を登っていく。家並みが途絶え暫くすると「風越山登山者駐車場」に着く。5台程度駐車できる。すぐ上にも駐車可能な切り開きの広場がありこちらも5台程度可能だ。なお、これら駐車場にはトイレ、水場はない。

風越山登山者駐車場(5台)

駐車可能な広場(5台)
 滝の沢川の左岸に沿った舗装された林道を暫く歩く。付近は杉の植林帯で、間伐など手入れが良くできている。5分ほど歩いたところに最終の駐車余地(4台)があり3台の車が止まっていた。湧き水も出ている。

滝の沢川沿いの林道を行く

最終の駐車余地(4台)
 1/25,000地形図には風越山までの登山道が描かれている。途中、虚空蔵山を経由するルートと、迂回して延命水(湧き水)を経由するルートがある。これらは、古くからの白山社奥宮への参詣ルートで、参道に相応しい幅広の登山道である。また、参道には石仏がたくさん見られ信仰の深さ、歴史を感じさせる。

参道には石仏がたくさん見られる

幅広の登山道

禊をしたという「御滝場」への脇道

「倶利伽羅不動明王」への脇道
 石灯籠で、王竜寺川沿いの押洞(風越山麓公園Pから400m、石灯籠まで35分)からの登山道と合流する。

石灯籠

石灯籠前の広い参道

風越山の紹介 拡大
 
傷んだ看板、人の仕業?信仰の山なのに・・・

「苦竹(にがたけ)」への脇道で読図講習

地形図と地図を照合して・・・

「蚕種石(こたねいし)」

「他に類をみない」とあるが・・・確認できず
 「秋葉様」で、右は虚空蔵山(1130m)経由、左は舟くぼ、延命水(湧き水)経由と分かれる。計画に従って延命水に向う。

「秋葉様」分岐

右:虚空蔵山(1130m)経由

昭和天皇御即位記念林

手入れが行届いている

延命水

冷たい湧き水

ベニマンサクの自生地 解説文 案内図

「上が北とは限らない!」

下山路方面 @虚空蔵山分岐 拡大

左は今庫の泉(横手道)経由で展望台、風越山へ
 メインルート以外に地形図に描かれていない登山道がいくつかあり、好みに合わせた選択が可能だが、道標が朽ちていたり、分岐点での「→」表記が紛らわしかったりするので、事前に地名、ポイント名など良く調べてから入ることをお勧めする。

 今回歩いたルート(横手道)はそれなりに利用されており、踏み跡は明瞭で下草が登山道を覆うような箇所、危険箇所はなかった。

横手道

落石の痕跡が残る斜面を横切る

紛らわしい赤テープ 詳細図①

矢印が2方向(左:--?、右上:今庫の泉?)
 赤テープでは「右上:今庫の泉」となっているが、計画者から渡された地図に従って「左」を選択する。

 ここから8分で再び分岐があり”難解な道標”に惑わされる。右(上)は「今庫の泉」と読めるが、左(下)は?庫の泉」判読が難しい。上下ともほとんど並行に進んでいること、”泉”は低いところにあるはずという判断で左(下)に進む。

8分後に再び分岐が・・・ 詳細図②

右(上)も左(下)も「今庫の泉」のようだが・・・
 更に4分で4差路に至る。来た道を更に進む方向、下方に降る方向、上方に登る方向の選択となる。”泉”は川沿いの低地だろうと、まずは進行方向を偵察する。3分で小沢に出て更に水平に踏み跡が続いているが”泉”があるような地形ではない。戻って、今度は赤ペンキで「イマクラ」と書かれた方向を偵察する。尾根をジグザグに登り続けるだけで、一向に”泉”が出てくる雰囲気が無い。5分登ったところで地元の登山者に出会い「今庫の泉」を尋ねると「このすぐ上だ」と教えられた。そして”湧き水”が出ている場所だと分かった。”泉”=川沿いの低地”と先入観を持ったことが間違いの元だった。

更に4分で4差路に至る 詳細図③

来た道は「こくぞう、延命水、ゴルフ場・・・」

上に向う道は赤ペンキで「イマクラ」と書かれている

来た道を直進すると3分で小沢に出る
 「今庫の泉」は湧き水がでている処で、あづま屋(休憩舎)があり、ベンチに10人が腰掛けられる。

今庫の泉(湧き水)

「今庫」の謂れ

あづま屋  登山道案内

「今庫の泉」周辺の登山道詳細図(破線は推定)
 乗越し(詳細図④)に出て左折、支尾根を登る。「さるくらの泉」というのは、猿倉分岐(詳細図③)を降ったところにある「日本名水100選」の湧き水のようだ。

乗越しに出て左折、支尾根を登る 詳細図④

来た道は「さるくらの泉」となっている
 主尾根を目指して暫く急登が続く。途中、立木に「カザコシ山」、「イマクラ」の赤ペンキ表示がある。

 植林帯を抜けて上空が明るくなり、傾斜が緩やかになって「円悟沢分岐」でメインルートに復帰する。左に折れて直ぐに展望台(小さな広場でベンチあり)に着く。

登る方向が「カザコシ山」 @支尾根

降る方向が「イマクラ」 @支尾根

円悟沢分岐

展望台
 急登で汗ばんだ体に心地よい風が吹き抜ける。鮮やかな朱色のツツジが疲れを癒してくれるが、期待した南アルプスの展望は視界不良で全く得られなかった。山ろくに広がる飯田の街並みだけがぼんやりと確認できる。

高鳥屋山(1397m) @展望台

展望台にて他パーティと合流
 昼食を終えて風越山の山頂に向かう。途中、白山社の鳥居、「南無妙法蓮華経」と彫られた駐馬巌の石碑、白山社の山門と奥宮がある。

 また参道には数箇所、大きな岩を削って造った石段がある。古人の仕事の凄さに驚かされる。後世の石積みの石段がずれたり崩れたりしているのに、造られたままを留めている。

白山社の鳥居

信州飯田「風越山」白山社

駐馬巌の石碑

「南無妙法蓮華経」

神を祭る

小さな木仏も安置

山門への石段

山門

白山社への石段

白山社奥宮
ロープが垂らされた”行場”のような斜面を木の根につかまりながら登り切れば後はなだらかになり、やがて三角点のある山頂に到着する。

ロープが垂らされた”行場”のような斜面

石仏
 山頂は大きな広場で落ち着けるが、木立に囲まれ展望が全く得られないのは残念だ。

木立に囲まれた風越山の山頂

登頂記念
 帰路はメインルートを辿り、虚空蔵山(1130m)展望台を経由して登山口まで戻る。

2本の”矢”が刺さったような・・・?

メインルートをのんびりと降る

虚空蔵山(1130m)は展望台

飯田市街がぼんやりと見える

虚空蔵菩薩

真新しい「虚空蔵山」標柱
【自然観察】
「誤り」などご教示いただければ幸いです。 MAIL

ギンラン

マムシグサ

ヤマツツジ

シャクナゲ(蕾)
【感想】
 地元信仰の山と聞いて本宮山のような賑わいを想像していましたが、意外にも静かな山歩きを楽しめました。
 Topページ「アルプスの恋歌」へは、http://www.lares.dti.ne.jp/~k-hataをURL入力して戻って下さい。