朝日岳(2418m)蓮華温泉から周回

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◆ 山行記録

山行概要

報告
概要
 昨年天候不良により途中敗退したコースに再挑戦しました。不安定な天気に助けられたり苛められたりしましたが、憧れのお花畑を愛でながら全員元気に完歩することができました。
山行日 2012年8月10日(金) ~ 14日(火) 朝日岳(2418m)、雪倉岳(2610m) @白馬岳
天気  8/11(土) 弱雨、弱風、13℃@朝日岳
 8/12(日) 晴れ、中風、16℃@白馬岳
 8/13(月) 霧雨、強風、11℃@白馬岳
 8/14(火) 雨のち曇り@白池森林公園
コース
概要
蓮華温泉--朝日岳--雪倉岳--白馬岳[周回]
装備 24kg[テント泊]
同行者 OAC会員3名(Y.N,Y.I,H.F)
企画 展望と自然観察

行動記録

【8/10(金) 曇り、無風@岡崎】
 岡崎IC(2020) =0:35= 土岐JCT(2055) =1:00= 駒ヶ岳SA(2155,2210) =0:25= 岡谷JCT(2235) =0:20= 豊科IC(2255) =0:25= 大町コンビニ(2320,2330) =1:00= 平岩(0:30) =0:20= 白池森林公園PKG(050)TS0

 就寝(115)
【8/11(土) 曇り、無風、18℃@蓮華温泉; 弱雨、弱風、13℃@朝日岳】
 起床(445)

 TS0(500) =0:25= 蓮華温泉PKG(525,620) -0:12- 蓮華ノ森(632) -0:21- アヤメ平(653) –0:12- 兵馬ノ平(705,715) -0:40- 瀬戸川鉄橋(755) –0:38- ひょうたん池手前(833,848) –0:13- 白高地沢覗(901) -0:07- ひょうたん池(908) –0:57- 白高地沢鉄橋(1005,1022) –0:48- 花園三角点(1110,1139) –0:03- 花園水場(1142,1150) –0:50- 五輪ノ森(1240,1254) –0:13- 道標「朝日岳2.8km蓮華温泉8.1km」(1307) –0:43- 水場(1350,1400) –0:31- 道標「朝日岳1.3km蓮華温泉9.6km」水場(1431) –0:04- 白高地(1435,1450) -0:17- 栂海新道分岐(1507,1512) –0:43- 朝日岳(1555,1600) -0:55- 朝日小屋(1655)TS1

 就寝(19:30)
【8/12(日) 霧、弱風、13℃@朝日平; 曇り、微風、16℃@雪倉岳: 晴れ、中風、16℃@白馬岳】
 起床(3:00)

 TS1(513) –0:11- 水平道入口(524) -1:57- 水平道出口(721,737) -0:24- 小桜平(801) –0:11- 水場(812) -0:14- ツバメ岩(826) -0:14- 鞍部(840,856) –1:10- C2260m(1006,1030) -0:39- P2446m(1109,1130) -0:28- 雪倉岳(1158,1209) -0:36- 雪倉岳避難小屋(1245,1311) -0:20- 鉢ヶ岳水場(1331,1335) -0:25- 鉢ヶ岳の鞍部(1400,1409) -0:11- 鉱山道分岐(1420) -0:47- 三国境手前C2660m(1507,1518) –0:12- 三国境(1530,1546) -1:04- 白馬岳(1650,1702) -0:28- 白馬山荘(1730)TS2

 就寝(20:30)
【8/13(月) 霧雨、強風、11℃@白馬岳; 霧雨、弱風、12℃@小蓮華山; 雨、弱風@白池森林公園】
 起床(3:30)

 TS2(555) -0:53- 白馬岳(648,653) –0:42- 三国境(735,745) –0:49- 小蓮華山(834,840) –1:35- 白馬大池(1015,1050) –1:32- 天狗ノ庭(1222,1240) –1:27- 蓮華ノ森分岐(1407) –0:35- 蓮華温泉PKG(1442,1630) =0:20= 白池森林公園(1650)TS3

 就寝(20:30)
【8/14(火) 雨のち曇り@白池森林公園】
 起床(500)

 TS3(700) =0:20= 平岩(720) =1:00= 信濃大町駅(820,850) =0:35= 豊科IC(925) =0:20= 岡谷JCT(945) =0:25= 駒ヶ岳SA(1010,1115) =0:57= 土岐JCT(1212) =0:33= 岡崎IC(1245)

行程図

背景地図データは,国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものです。
地形図
1/25,000  白馬岳,白馬町
1/200,000  富山

天気図
Yahoo!天気情報 過去の天気より転載 @長野

【衛星画像】

【8/11(土) 曇り,30.5/22.0℃,64%,N3m/s,0.0mm】

【衛星画像】

【8/12(日) 晴れ,34.0/22.7℃,60%,N5m/s,0.0mm】

【衛星画像】

【8/13(月) 晴れ,32.7/23.4℃,51%,WSW5m/s,0.0mm】

【衛星画像】

【8/14(火) 晴れ,29.9/22.3℃,65%,N3m/s,0.0mm】


◆ 山行資料

各種機関 (役場,医療,警察,消防,交通)

糸魚川市役所 025-552-1511 蓮華温泉ロッジ 090-2524-7237
糸魚川警察署 025-552-0110 朝日小屋 0765-22-1972
根小屋駐在所 025-552-0110 白馬岳頂上宿舎 0261-72-2279
白馬村観光局 0261-72-7100 白馬山荘(白馬館) 0261-72-2002
大町警察署 0261-22-0110 白馬大池山荘(白馬館) 0261-72-2002
白馬村交番 0261-72-2009 糸魚川バス 025-552-0180
横沢医院(森上) 0261-72-2008 小谷観光タクシー 0261-82-2045
栗田医院(白馬) 0261-72-2428 道の駅「小谷」 0261-72-3745

アプローチメモ
ETC料金 ・岡崎~豊科(229.3km):¥5,450,¥3,800[平日深夜(20-24)割引],¥2,750[休日割引]
コンビニ ・セブンイレブン大町上橋店:0261-22-6558
・セブンイレブン白馬岩岳店:0261-72-8290
前泊地 ・白池森林公園(平岩と蓮華温泉の中間地点)
 水洗トイレ(ペーパー付)、あずま屋あり
 ※トイレとあずま屋が離れているのが難点
避難小屋 ・雪倉避難小屋:トイレあり,水あり(雪渓)
 板間で15人程度宿泊可能、但し、緊急避難時に限る。「利用についてのお願い
駐車場 ・蓮華温泉:70台,無料
 ※手前に臨時駐車場(路側13台)あり
温泉 ・蓮華温泉ロッジ:¥800,10:00~16:00 ※宿泊客は野天風呂いつでもOK。
・道の駅「小谷」 深山の湯 :¥500,10:00~21:00,水定休
蕎麦


◆ 日誌と写真

行動日誌

【8/10(金) 曇り、無風@岡崎】
 いつもより交通量が多いが、岡崎から豊科まで渋滞無く高速道路を走ることができた。豊科からは一般道となり、長野県道306号(オリンピック道路)から国道148号を走り継ぐ。途中、セブンイレブン大町上橋店に立ち寄り、今夜の寝酒、明日の朝食、行動食などを買い足す。なお、セブンイレブン白馬岩岳店を過ぎると平岩までの区間にコンビには無い。

 山之坊トンネルを抜けて直ぐの信号交差点を右折、道なりに平岩駅に向かい(約600m)、駅の手前で右折して、新潟県道505号(入ノ平白馬線)に入る。木地谷民族資料館から先は林道となるが、終点の蓮華温泉まで約21kmの区間がアスファルト舗装されていて乗用車でも安心して走れる。

 丁度中間点に今夜の宿泊地「白池森林公園」がある。駐車場は2箇所あり、手前の第一駐車場近くには休憩所(あずま屋)が、先の第二駐車場には清潔な水洗トイレ(ペーパー付)がある。但し、二つの駐車場は500mほど離れており、あずま屋をとるか、トイレをとるかが悩ましいところである。今回は、前泊、後泊ともトイレ近くを選択した。標高800mで涼しく、通過車両もほとんど無く静かに安眠できる適地である。なお、蚊取線香携行をお奨めする。

白池森林公園案内図  拡大

休憩所(あずま屋)

水洗トイレ
【8/11(土) 曇り、無風、18℃@蓮華温泉; 弱雨、弱風、13℃@朝日岳】
 目覚ましに気付かず、15分遅れて4時45分に起床する。3時間余りでの睡眠では流石に眠い。まずは、蓮華温泉まで走り駐車場確保を優先する。幸いなことに5台分空いていた。

 身支度を整え、装備分配、計量する。男性が24kg、女性が16kgとなり、夏合宿(木曽駒ヶ岳、1泊2日)と同じであった。今回が3泊4日であることを考えれば軽量化の努力(?)が見られるということか。

蓮華温泉駐車場(70台)

トイレ

蓮華温泉ロッジ

蓮華の森自然歩道案内図  拡大
 蓮華温泉ロッジ前の広場で入念に準備運動し、さあ、長丁場の朝日岳を目指して出発である。蓮華ノ森キャンプ場までは未舗装だが軽トラなら走れそうな平坦で幅広の道が続く。

 ここから登山道になるが、まずは兵馬ノ平(湿原)まで150mほどの降りから始まる。「蓮華の森自然歩道」として木道など整備されているが、足元の悪い箇所もある。まだ十分にウォームアップできていないので足元に注意が必要である。

蓮華ノ森キャンプ場

正面は五輪山 @兵馬ノ平

休憩ベンチ @兵馬ノ平

兵馬ノ平は湿原のお花畑
 白高地沢には瀬戸川鉄橋と同様の立派な鉄橋が架かっていた。この橋脚の高さなら増水による不安はない。これなら、今回と逆ルート(五輪尾根を下る)にしても大丈夫だ。

瀬戸川鉄橋

瀬戸川鉄橋

白高地沢鉄橋

白高地沢鉄橋
 花園三角点まで約350mの登りとなる。前回(07年)は睡眠不足と炎天に苦しめられた”辛い想い出”の区間であるが、今日は曇り空で爽やかな風も吹き随分と楽ちんだ。しかし、お花を楽しみながらの道中なので、やはりスローペースとなる。

花園三角点への登り

五輪ノ森(左端)と五輪山(右端)

雪倉岳(2610m) @花園三角点

朝日岳(2418m) @花園三角点

花園三角点の水場

五輪ノ森へ木道が続く

朝日岳(2418m) @五輪ノ森

水場(C1940m)

水場 @白高地

朝日岳(2418m) @白高地
 白高地を過ぎた辺りから雲が濃くなり始め雨粒が落ちてきた。栂海新道分岐でとうとうカッパ上下を着用することになった。ここから朝日岳までのお花も素晴らしいのに、残念ながら、雨風に耐えながら黙々と登るだけになってしまった。

 16時、誰もいない朝日岳山頂に到着する。記念写真を撮って、足早に朝日小屋へと降って行く。幸いなことにテント設営時には雨が上がっていた。10時間30分、お疲れ様でした。

雲行きが怪しくなる

朝日小屋と朝日平キャンプ場
【8/12(日) 霧、弱風、13℃@朝日平; 曇り、微風、16℃@雪倉岳: 晴れ、中風、16℃@白馬岳】
 8月9日夕方より通行可能となったばかりの白馬水平道を行く。前半分は足元の悪い箇所や残雪歩きが残っているので注意が必要である。“水平道”=“平坦で楽な道”ということではないのだ。木道が現れたら後半分で、お花と展望を楽しみながら気分良く歩けるようになる。

朝の朝日平キャンプ場

雲の中からの出発

雲が切れ白馬岳、旭岳が姿を現す

おぉ!立山、剱岳が・・・

登山道が崩れた箇所 @水平道前半

木道歩き @水平道後半

お花と展望が楽しめる水平道

白馬岳(2932m)、旭岳(2867m)

雪倉岳(2610m)

登山道が残雪に覆われた箇所もある
 小桜平、ツバメ岩から鞍部まで赤男山を巻いて行くので楽なのだが、“楽あれば苦あり”、次には雪倉岳まで約600mの辛い登りが始まる。しかし、ここでも天は味方して炎天に苦しむことなく、お花を愛でながら登りきることができた。

小桜平

ツバメ岩

雪倉岳(2610m)まで約600mの登り

炎天では辛いところだが

お花畑が続き

目を楽しませてくれる

雪渓を渡る風は心地よく

雲が陽射しを和らげてくれる
 12時、雪倉岳登頂、2時間30分遅れである。この先、計画通り歩けたとしても17時となり、昨日同様、遅いテン場到着になってしまう。先を急ごう。

Y.N氏,K.H,H.F嬢,Y.I嬢 @雪倉岳

白馬岳(2932m)は雲の中
 今日はまだ体力的には余裕があるので、雪倉避難小屋泊まりの誘惑より、頂上宿舎でのビールの魅力の方が勝る。

雪倉避難小屋

白馬岳(2932m)までまだ遠い
 鉢ヶ岳は東面を巻いて行くのだが、2箇所で雪渓が登山道を覆っている。斜度は余りないが、足元には注意しよう。

鉢ヶ岳(2563m)の東面は残雪多く

雪渓をトラバースする
 最後の難関、鉢ヶ岳ノ鞍部(2430m)から白馬岳(2932m)まで約500mの登りに向う。まずは三国境(2751m)を目指す。小蓮華山からの稜線を歩く登山者を仰ぎ見ながら、「まだ、あんな上か!」、「もう少しだ!」と元気づけながら登る。

 三国境からは雲が切れて展望を楽しめるようになった。ピラミダルな剱岳が堂々と雲間に浮かぶ。

三国境

辿ってきた山々を振り返る @三国境

小蓮華山(2769m)

朝日岳(2418m)、雪倉岳(2610m)

H.F嬢

Y.I嬢
 16時50分、白馬岳登頂。目を凝らすと今朝の出発点朝日小屋が小さく確認できた。随分と歩いてきたもんだ。方位盤とつき合せながら、暫し山岳展望を楽しむ。今日は雨に見舞われることは無さそうだが、時間が遅いのでテン場の確保が気になる。足早に頂上宿舎キャンプ場まで駆け下る。

白馬岳(2932m)の頂上

Y.N氏,K.H,Y.I嬢,H.F嬢

朝日岳(2418m)、雪倉岳(2610m)

剱岳(2999m)

杓子岳(2812m)

白馬山荘、更に下って頂上宿舎とキャンプ場
【8/13(月) 霧雨、強風、11℃@白馬岳; 霧雨、弱風、12℃@小蓮華山; 雨、弱風@白池森林公園】
 霧雨で肌寒い、カッパ上下を着て出発する。白馬岳山頂は昨夕から一転して真っ白な世界。11℃だが風が強く寒く感じる。小休止だけで通過する。濡れた岩場に注意しながら慎重に足を運ぶ。

 三国境、小蓮華山でもまだ雲の中、船越ノ頭で漸く雲の下に出る。白馬大池と赤い屋根の大池山荘が見える。雨風の雲上とは異なり、ホッとする穏やかな雰囲気だ。

今日も雲の中から出発

白馬大池と大池山荘 @船越ノ頭
 大池山荘で、温かいカップ麺(300円)を食べる。お腹が温まりホッとする。ここまで降れば大丈夫とカッパ上下を脱いで出発する。

 天狗ノ庭までは丸くなった岩がゴロゴロする道で雨に濡れて滑りやすい。気分は“温泉”と急くものの、足は思うように進まないのがもどかしい。

 蓮華ノ森分岐を過ぎれば、もう一息だ。蓮華温泉ロッジ、露天風呂が見え出してからがなぜか長く感じる。

大池山荘

雪倉岳(2610m) @天狗ノ庭

天狗ノ庭

蓮華温泉ロッジ

黄金湯

「蓮華七湯」の案内  拡大

料金表

全員完歩、無事下山に感謝
 2時間遅れて、14時40分駐車場に到着する。温泉セットを携えてロッジに向う。「明日午前中は晴れ」予報なので、露天風呂は明日の朝湯を楽しみに、今日は内湯だけにして汗を流す。

 ロッジでビールを買い込み、白池森林公園に向う。3日間の完歩を労い美酒に酔う。
【8/14(火) 雨のち曇り@白池森林公園】
 昨日テント設営後から降りだした雨は雷を伴い夜通し断続的に強く降り、久々にテント内浸水という大変な夜を過ごした。「雨が上がるのは昼から」という天気予報にがっかり、野天風呂は次回の楽しみにして帰路につき、お盆の渋滞にも遭わず13時に帰宅した。
自然観察
「誤り」などご教示いただければ幸いです。 MAIL

シモツケソウ

シモツケソウ

ヤチトリカブト

タテヤマウツボグサ

ワレモコウ

クガイソウ

ミヤママツムシソウ

ホソバギボウシ

ワタスゲ

イワイチョウ

ムシトリスミレ

モウセンゴケ

シロウマアサツキ

ミヤマアケボノソウ

ヒオウギアヤメ

ニッコウキスゲ

ヨツバシオガマ

タカネシオガマ

エゾシオガマ

オニシオガマ

イブキジャコウソウ

オトギリソウ

ウメバチソウ

ミヤマコゴメグサ

オタカラコウ

ムシトリスミレ

ハクサンシャジン

ハクサンシャジン

シロバナニガナ

タカネニガナ

カンチコウゾリナ

コオニユリ

ミネウスユキソウ

ミネウスユキソウ

ヤマハハコ

ミヤマダイモンジソウ

ミヤマキンポウゲ

シナノキンバイ

アカモノ

アカモノ

ツガザクラ

ツガザクラ

チングルマ

チングルマ

ハクサンイチゲ

チシマギキョウ

イワカガミ

ショウジョウバカマ

ウサギギク

アズマギク

ウメバチソウ

ミヤマコゴメグサ

モミジカラマツ

オオサクラソウ

ハクサンコザクラ

ハクサンコザクラ

ハクサンコザクラ

ハクサンコザクラ

イブキトラノオ

サラシナショウマ

サンカヨウ

キヌガサソウ

ツマトリソウ

ミズバショウ

クモマミミナグサ

イワツメクサ?

ホソバツメクサ

タカネツメクサ

ミヤマムラサキ

ウルップソウ

タカネナデシコ

トウヤクリンドウ

ハクサンフウロ

グンナイフウロ

コマクサ

ライチョウ @雪倉岳

ライチョウ @雪倉岳

ライチョウ @白馬岳
感想
 連日テン場到着が遅く、夜にゆとりがありませんでしたが、期待通りのお花を存分に楽しめ、また完歩できて充実した山行でした。

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