白山(2702m)−再挑戦−

◆ 山行記録

山行概要

山行日 2000年7月21日(金)〜23日(日)
夕陽に染まる白山(2702m) FM:千振尾根避難小屋
天気

21:晴れ
22:霧雨のち曇り
23:霧のち晴れ

コース概要 21:市ノ瀬---千振尾根避難小屋
22:小屋---別山---南竜ガ馬場TS
23::TS---白山---別当出合---市ノ瀬
装備 25kg(テント泊+軽アイゼン、ピッケル携行)
食料 夕食(2)+朝食(2)+行動食(3)+水(3.5リットル)
同行者 無し
企画 再挑戦で憧れの白山に登頂

行動記録

7/21(金) 晴れ
白山千振尾根 行程図
岡崎IC 4:35
白鳥IC 6:40
市ノ瀬 8:50,9:25
猿壁堰堤 9:50,9:55
下の水場 10:30,10:40
上の水場 11:10,11:20
C.1570m 12:05,12:30
C.1715m 13:00,13:05
C.1855m 13:30,13:40
千振尾根小屋 14:05
7/22(土) 霧雨のち曇り
千振尾根小屋 4:20
C.2220m 5:15,5:25
御舎利山 6:10
別山 6:20,6:50
御舎利山分岐 7:15,7:20
天池 8:15,8:25
C.2260m(雪渓下) 9:00,9:05
南竜ガ馬場TS 9:55
7/23(日) 霧のち晴れ
南竜ガ馬場TS 4:25
エコーライン下分岐 4:45,5:15
南竜道分岐 5:30
黒ボコ岩 6:15,6:20
エコーライン上分岐 6:25
室堂 6:45,7:25
御前峰 7:55,8:15
翠ガ池 8:40
岩間道分岐 8:50
室堂 9:35,10:15
黒ボコ岩 10:35
殿ガ池ヒュッテ 11:10,11:20
分岐(C.1650m) 12:15
林道出合 12:40,12:50
別当出合 13:00,13:05
市ノ瀬 13:20
白鳥IC 16:15
岡崎IC 19:00

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

白山自然保護センター 07619-5-5321 別当出合休憩舎 07619-3-1001
白峰村役場 07619-8-2011 公立鶴来総合病院 07619-2-1250
白山南竜山荘 07619-8-2011 新村病院(鶴来) 07619-3-0100
白山室堂(観光協会) 07619-3-1001 金沢市消防本部 076-224-1119
甚之助ヒュッテ 07619-3-1001 鶴来警察署 07619-2-1161

◆ 日誌と写真

行動日誌

7/21(金) 晴れ
先週に引き続き、再度白山に出かけた。4:35、岡崎ICから東名高速に入り、渋滞もなく快調に走る。8:50、予定通り市ノ瀬に到着する。先週はガラガラの駐車場が6割の入り。案内係まで出ている。市ノ瀬ビジターセンターで登山届けを提出し、入山者名簿に記入する。
夏の太陽が眩しく照りつける。猿壁堰堤までのロードで一汗かく。見上げると山頂付近は霧に包まれている。晴れてくれれば良いのだが・・・。

市ノ瀬ビジターセンター

1週間前とは大違い!賑わう駐車場
記憶に新しいブナ林の登山道を登っていく。先が読めるので気分的に楽だ。順調に進み、展望の良い笹原に着く。お花畑が迎えてくれる。先週は、雨に濡れて瑞々しく見えたが、今日は強い陽射しで弱り気味に感じられた。

ニッコウキスゲ

オオバギボウシ?

ササユリ
 
 
14:05、千振尾根避難小屋に到着した。先週同様、他には誰もいなかった。夕方になって、ガスが切れ、白山や別山が姿を見せるようになってきた。

白山(2702m) FM:千振尾根避難小屋

御舎利山、別山 FM:千振尾根避難小屋
夕陽に御舎利山、別山が赤く色づいた。明日はきっと好天気だ!

7/21の落日 FM:千振尾根避難小屋

染まる御舎利山、別山 FM:千振尾根避難小屋
7/22(土) 霧雨のち曇り
私の期待は裏切られ、今回もカッパを着ての出発となった。先週、小屋から10分ほどの所に残っていた雪は融け、小さな池(水溜り)になっていた。1週間の好天で、花は生気を失い雪は融けてしまう、夏の太陽の強さを感じた。先週、引き返したC.2200m地点をあっけなく過ぎ、6:10、御舎利山に着く。相変わらずの霧雨で、稜線に出ると西風が強い。
別山山頂は一人だけ。セルフタイマーで記念写真を撮る。
別山を後にし、北進して南竜ガ馬場に向かう。御舎利山の手前で、右手に御舎利山を巻くように登山道がついている。こちらにとり、5分ほど進むと雪渓のトラバースに出た。ガスが濃くてトラバース終点まで見渡せない。トレースもハッキリしない。安全のため御舎利山を超える登山道に引き返した。御舎利山を下っていくと、色とりどりの花たちが気持ちを和ませてくれた。昨日と違って、霧雨に潤いを得て活き活きしている。

別山神社



コイワカガミ




ハクサンシャクナゲ


縦走路は油坂の下りまで特に危険な箇所はない。晴れておれば展望を楽しみながら白山に迫る楽しいコースだと思う。生憎視界は悪いが、その分よそ見もせず足元の花を観察できる。
油坂の雪渓では、軽アイゼンを着けた。霧で行く手も見定められず、トレースも良く分からない。尾根から離れ過ぎないように下っていく。随分と下ったように感じ少し不安になった頃、漸く夏道が現れた。尾根道をジグザグに下っていき、「室堂へ2.7km」の道標がある沢(水場)を横切る。雪の斜面を登り返し、あとは南竜ガ馬場まで、緩やかな散策道を行く。
野営場の看板は雪に埋もれていて驚いたが、テント場に雪はなかった。9:55、早い2日目の店仕舞いを決め込んだ。予定では、テント設営後御前峰をピストンすることにしていたのだが・・・。目の前の南竜山荘が見えないほどの濃霧のため、山頂からの展望は得られないであろうし、初めてのコースに不安もあったからだ。

雪に埋もれた「南竜ガ馬場野営場」の看板

南竜ガ馬場の山小屋

My テント

南竜ガ馬場のテント場
夕方になって、漸くガスが切れるようになった。トンビ岩コース、エコーラインの雪の様子を観察する。トンビ岩コースは、山荘のすぐ先から雪がベッタリと付いている。雪が崩れていて難しそうに見える箇所もあり、上部はよく確認できない。ほとんどの人は展望歩道で室堂に向かうようだ。私は予定を変更し、エコーラインから室堂に向かうコースをとることにした。


トンビ岩コースは残雪で夏道は寸断
 
7/23(日) 霧のち晴れ
2:30、起床。満天の星空!とはいかず、霧が立ち込めていた。4:25、まだ薄暗い中、南竜道を西に向かう。4:45、エコーラインの登り口に到着する。見上げると、急な尾根にジグザグに夏道がついているようだ。しかし、至る所で残雪が夏道を寸断している。上部の様子は良く分からない。とりあえず、アイゼンを装着し登りはじめたが、消滅前の雪は薄く、氷化して硬い。それに、ヘドロのような泥で汚い。登高意欲が薄れてしまい、3つ目のトラバースで引き返すことにした。登り口に戻り、アイゼンを外すと手が真っ黒に汚れてしまった。
結局、砂防新道を黒ボコ岩を経て室堂に向かうコースに再変更した。6:15、黒ボコ岩に到着すると、俄かに天候が回復してきた。

砂防新道の雪渓

黒ボコ岩
ガスが切れて、別山が姿を現した。弥陀ヶ原の板敷きの道を室堂に向かう。五葉坂は通行禁止になっているので、左手に曲がり、沢沿いに登って行く。雪が豊富に残っている。緩やかな雪渓を登って行き、室堂への道標に導かれ雪渓を離れ、夏道を行くと直ぐに室堂に着く。

別山(2399m) FM:黒ボコ岩

雷鳥 @室堂手前の雪渓
室堂は沢山の登山者で賑わっていた。間近で仰ぎ見る白山、頂上での展望に気持ちが高まる。ザックは休憩舎の中に置いておき、ピストン装備で出かける。白山比刀iしらやまひめ)神社の祈祷殿の横から頂上に向かう階段道が始まる。

賑わう室堂

晴れた御前峰山頂に期待が高まる
どういう訳か、早くもガスが発生し、登るにつれ濃くなってくる。7:55、御前峰到着。真っ白な世界を背景に記念写真を撮る。20分ほどガスの切れるのを待ったが兆しなし。心残りながら、頂上を後にして、池めぐりコースに向かう。

白山御前峰(2702m)

翠ガ池
どういう訳か、私が頂上を去るとガスが薄くなってきた。深い緑色の翠ガ池が朝陽を映しきらきらと輝いている。大汝峰も姿を見せた。この頂まで足を伸ばす人は見かけなかった。池とお花の散策道をのんびりと歩く。緩やかな雪渓をいくつか渡り、別山が見えるようになってくると室堂は近い。

白山大汝峰(2684m)

雪渓を渡る登山者 @室堂手前

別山(2399m)がせり上がってくる

室堂の小屋が見えてくる
9:35、室堂に戻る。晴れた頂上の御前峰に未練が残るが、10:15、観光新道コースで下山を開始する。遮るものが無い展望の良いコースである。とくに、別山の眺めが良い。三ノ峰からの別山も好きだが、ここからの別山も、登高欲を掻き立てるに充分な存在感がある。名のとおり、白山とは違う堂々とした”別の山”である。決して付けたしではない。

別山(2399m) FM:黒ボコ岩

別山(2399m) FM:観光新道
黒ボコ岩から殿ガ池ヒュッテまではお花も沢山ある。加越国境の山なみの展望とお花畑を楽しみながら下っていくと時の経つのは早い。

観光新道はお花がいっぱい

観光新道は展望良好(右下は殿ガ池ヒュッテ)
かなり下った所で、尾根を離れ左に折れ涸れ沢を急降下していく。樹間の中の下りであるが、日が高く風も吹かず、汗が噴出してくる。ひたすら下り、尾根の分岐から30分で漸く林道に出る。ここに水場があり、乾いた喉を潤す。再び山道に入るがほどなく別当出合に到着する。

【コメント】
このコースは、静かな白山と沢山のお花を楽しめるお勧めのコースです。とくに、千振尾根避難小屋から白山を眺め、別山から白山に迫っていく気持ちの高揚が何とも言えません。お花の季節とともに、紅葉の時期にも訪れたいものです。
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