白山千振尾根−別山(2399m)−

◆ 山行記録

山行概要

山行日 2001年10月19日(金)〜21日(日)
白山(2702m) @御舎利山
天気

19:晴れ、20:快晴、21:曇り

コース概要 19:岡崎===市ノ瀬TS1
20:TS1---千振尾根避難小屋TS2---別山
21:TS2---市ノ瀬===岡崎
装備 19kg(避難小屋泊)
食料 夕食(1)+朝食(2)+行動食(2)+水(3.5リットル)
同行者 OAC会員のM.Rさん、K.Yさん、M.Oさん
企画 ブナ林の紅葉・黄葉観賞と白山展望

行動記録

10/19(金) 晴れ
岡崎IC(1910)===長良川SA(2040,2055)===白鳥IC(2130)===九頭竜道の駅(2200,2205)===市ノ瀬TS1(2330)
就寝(100)
10/20(土) 快晴、6℃@市ノ瀬PKG
起床(530)
TS1(630)---猿壁堰堤(655,700)---下の水場(735,745)---上の水場(805,815)---千振尾根避難小屋(1040,1110)TS2---御舎利山(1225,1245)---別山(1300,1330)---御舎利山(1340)---TS2(1435)
就寝(1900)
10/21(日) 曇り、6℃@千振尾根避難小屋
起床(510)
TS2(630)---上の水場(815)---下の水場(835)---猿壁堰堤(915,925)---市ノ瀬(945,955)===天望の湯(1010,1100)===福そば(11:55,1240)===白鳥IC(1340)===岡崎IC(1515)

白山千振尾根、別山 行程図
この画像は国土地理院発行の数値地図25000金沢を使用して編集しました。

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

白山自然保護センター 07619-5-5321 鶴来警察署 07619-2-1161
白峰村役場 07619-8-2011 公立鶴来総合病院 07619-2-1250
金沢市消防本部 076-224-1119 新村病院(鶴来) 07619-3-0100
    白山天望の湯(白峰) 07619-8-2010

◆ 日誌と写真

行動日誌

10/20(土) 快晴、6℃@市ノ瀬PKG
 昨夜は満天の星空、天の川まではっきりと見えた。今朝は期待通り快晴となった。放射冷却のためか結構冷え込んだ。市ノ瀬の広い駐車場は疎らに車が止まっているだけで閑散としている。ビジターセンターの登山届ポストに投函し、砂防工事用の道を猿壁堰堤に向かう。ゲートは閉まっているが歩行者はその脇を通る事ができる。

市ノ瀬ビジターセンターの駐車場

市ノ瀬ビジターセンター前の新しい案内板
 猿壁堰堤の近くには、新しく石造りの休憩ベンチが設置されていた。登山道入口の道標が新しくなっており、登山道も刈込みが行き届いていた。昨年7月に来た時は、鬱蒼とした藪に分け入る感じだったのに・・・。緩やかな登りの歩き易い登山道が始まる。ブナ、トチ、ナラなどの林立する明るい林を行く。そろそろ一息と感じる頃、水音が大きくなり下の水場に着く。下の水場はいつもながら水量豊富である。

千振尾根登山道入口(猿壁堰堤)

下の水場(水量豊富)
 小さな流れのある沢状の道を登っていくと、程なく上の水場に着く。ここにも真新しい道標があり「水飲場」と記されている。下の水場より水量は劣るが飲用に支障はなかろう。但し、ここは時期によっては涸れていることもあるので、下の水場で調達しておくのが無難である。なお、この先千振尾根避難小屋の手前にも水場の印があるが、ここでは殆ど得られないと考えておいたほうがよい。

新しくなった道標(上の水場)

上の水場
 紅葉・黄葉に彩られた林は明るく、青空の下、清々しい気分で歩ける。落ち葉を踏み締めるサクサクという音も耳に心地よい。

紅葉・黄葉の林を行く

青空に映える黄葉
 高度1800m付近で紅葉の林を抜け笹原の尾根に出る。背後に加越国境の山々が姿を見せてくる。何れの峰も錦の衣を纏っている。この笹原は、お花の時期にはニッコウキスゲ、ササユリ、ハクサンシャジンなどが斜面一杯に広がり見事である。

赤兎山(1639m)、後方は経ガ岳(1625m)

大長山(1671m)
 笹原の尾根を登りきると、白山がはっきりと姿を見せるようになる。程なく千振尾根避難小屋に着く。ここは白山の絶好の展望台である。ここを目当てに日帰りする登山者も多く、結構な賑わいを見せていた。
 千振尾根避難小屋に荷物をデポし、ナップサックの軽装で御舎利山、別山を目指す。

白山(2702m) @千振尾根避難小屋

御舎利山、別山(2399m) @千振尾根避難小屋
 荷物は軽くなったものの、御舎利山までジグザグの登りが続きそれなりに息が弾む。振り返ると赤い屋根の千振尾根避難小屋が可愛く見える。

千振尾根避難小屋

御舎利山への登り
 御舎利山からは遮る物なく白山の全貌を眺められる。大きな白山がゆったりと鎮座している。長い裾野が優美な姿を強調している。もちろん、360度の大展望である。右手には対照的に急峻な岩肌を剥き出しにした三方崩山がある。

白山(2702m) @御舎利山

三方崩山(2059m) @御舎利山
 さらに右手に転じていくと、剣・立山連峰、槍・穂高連峰がそれぞれの鋭鋒でその存在を誇示している。

剣・立山連峰 @御舎利山

槍・穂高連峰 @御舎利山
 更に右手(東方)には、乗鞍岳、御嶽山といった大きな独立峰が目を引く。

乗鞍岳 @御舎利山

御嶽山 @御舎利山
 別山まで脚を伸ばす。途中に石室がある。緊急時の凌ぎには利用できそうだ。

別山(2399m)

別山石室
 別山神社にお参りしてから山頂に立つ。白山は御舎利山に少し隠れるが、かえって遠近感が出て白山が遠く聳える感じがする。

別山神社

別山山頂

白山(2702m) @別山

白山(2702m) @別山
 展望を十分楽しんでから、眼下に広がる錦秋の山肌を眺めながら千振尾根避難小屋に下る。
 小屋は長年の風雪に耐えた貫禄の顔をしている。10人程度ならゆったりと泊れる。トイレ(大・小)もある。

御舎利山から千振尾根を下る

貫禄の千振尾根避難小屋
 夕暮れが近づき、赤く染まる白山に期待が高まる。既に美濃の山々は幾重にも重なり幻想的な景観を呈している。

秋の落日

秋の夕暮れ
 一刻一刻と山の表情が変わっていく。紅く色づいた白山、黄金色に輝く御舎利山・別山を捉えた。

夕陽に染まる白山

夕陽に染まる御舎利山、別山
10/21(日) 曇り、6℃@千振尾根避難小屋
 夜は、時折強い風が吹いた。今日も快晴を期待していたが、一転して曇天である。直ぐに降りだしそうな雰囲気ではないが、早々に下山をはじめる。白山に別れを告げ、紅葉の山を愛でながら千振尾根を下る。

白山に名残を惜しむ

紅葉の山を愛でながら千振尾根を下る
 笹原を過ぎると、ブナ、カエデなどの自然林の中に入っていく。紅葉・黄葉のトンネルを潜りながら、ぐんぐんと高度を下げていく。

鮮やかな紅葉

紅葉・黄葉の林が続く
 猿壁堰堤の休憩所で一休み。しばし紅葉観賞の余韻に浸る。

白山釈迦が岳方面

紅葉観賞の山行を反芻する @猿壁堰堤
【出逢ったお花】

アキギリ

ゴゼンタチバナ(果実)

シラタマノキ(果実)

ブナ老木の樹皮紋様
【感想】
 昨年に比べ道標が新しく設置されたり登山道の刈込みがされたり、千振尾根コースは歩き易くなっています。危険箇所もないので、安心して紅葉観賞しながら登山が楽しめます。千振尾根小屋で一泊し、朝夕の白山を眺めるゆとりある計画がお奨めです。
 Topページ「アルプスの恋歌」へは、http://www.lares.dti.ne.jp/~k-hataをURL入力して戻って下さい。