赤兎山(1629m)

◆ 山行記録

山行概要

山行日 2001年11月24日(土)〜25日(日)
1泊2日(避難小屋泊)

白山(2702m)  拡大
天気 快晴、無風
コース概要 鳩ガ湯温泉---赤兎小屋(往復)
装備 19kg(小屋泊装備)
食料 夕・朝食+行動食+水(3リットル)
同行者 OAC会員のNYさん、KKさん
企画 初冬の白山展望

行動記録

11/24(土) 快晴、無風
岡崎IC(550) === 川島PA(635,645) === 白鳥IC(735) === 九頭竜道の駅(805,810) === 鳩ガ湯温泉(850,910) --- 登山口(950) --- タンドウ谷渡渉点(1055,1105) --- ワサビ田(1135,1150) --- P1300m(1215,1230) --- うさぎ平(1310,1320) --- 赤兎山(1350,1420) --- 赤兎避難小屋(1440)

就寝(2040)
11/25(日) 快晴、無風、4℃@6:15(赤兎避難小屋)
起床(615)

赤兎避難小屋(800) --- 赤兎山(815,830) --- P1300m(920,935) --- タンドウ谷渡渉点(1005,1120) --- 休憩ベンチ(1055,1110) --- 登山口(1120) --- 鳩ガ湯温泉(1145,1300) === 白鳥IC(1420) === 岡崎IC(1610)

赤兎山 行程図
この画像は国土地理院発行の数値地図25000金沢を使用して編集しました。

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

大野市役所 0779-66-1111 薬袋病院 0779-65-6800
大野警察署 0779-66-3900 小池野営場 0779-66-1111
尾崎病院 0779-66-3067 鳩ヶ湯鉱泉 0779-67-1301
広瀬病院 0779-66-3510 大野タクシー 0779-66-2225
阿部病院 0779-66-2230 大野市営バス 0779-66-1111
尾崎整形外科 0779-65-2570    

◆ 日誌と写真

行動日誌

【11/24(土)】 快晴,無風
 計画より1時間ほど早く鳩ガ湯温泉に到着する。温泉宿泊者の車であろうか3台の乗用車が止まっているだけで、静かな佇まいである。ここは鳩ガ湯温泉の敷地なので、宿の人にお願いし片隅に駐車させてもらう。端には清潔な水洗式のトイレが設置されている。

鳩ガ湯温泉

鳩ガ湯温泉の案内板
 橋を渡って直ぐに、急斜面の山腹に鉄の階段があり、赤兎山の道標が建っている。約10mほどの階段であるが、いきなりの急登に息が弾む。階段の次は、急な山腹をジグザグに登り林道に出る。このルートは登山者のためのショートカット道である。(鳩ガ湯から更に上小池方面に500mほど進み、ここから左に分けても同じである。)

橋を渡った所に鉄の階段がある

鉄の階段
 林道を大きくジグザグに登り、やがてタンドウ谷に沿って行くようになる。打波川を詰めた所に三ノ峰が見える。鳩ガ湯から40分ほどで赤兎山登山口に着く。

三ノ峰と別山(左後方)

林道を行く
 ここも急坂で始まる。登り切った処に都合よく休憩ベンチが設けられている。

赤兎山登山口

いきなり急坂となる
 ここから登山道は緩やかになり、杉の植林帯の中を進む。大きく成長した杉林は間伐の手入れが良くされており比較的明るい。

休憩ベンチ
 
杉の植林帯を行く
 原ノ山平には倒壊した小屋の屋根だけが残っている。赤兎山5.6km、鳩ガ湯2.4kmと書かれた道標がある。

原ノ山平

原ノ山平の小屋跡
 山腹を縫う緩やかな道は、涸れた沢を2回越えて、タンドウ谷に沿って山腹につけられている。水音が大きくなってくると渡渉点は近い。赤兎山には水場が無いため、渡渉点の手前で小沢の水を補給し担ぎ上げることにする。

”落石注意”のある涸れ沢を渡る

タンドウ谷手前の水場
 今日はタンドウ谷の水量が少なく、飛び石伝いに容易に渉ることができた。

”増水時注意”のタンドウ谷

タンドウ谷を渉る
 ここから山腹の急な斜面に付けられたトラバース道となるが、何箇所か足場の悪いところがあるので注意して行く。

小沢を越える

小さい滝のある小沢を越える
 水場として期待できそうな小さな沢を2つ越えると、やがてワサビ田に着く。作人がいて手入れしているものなので荒らさないように注意したい。

ワサビ田

ワサビ田
 更に少し進むと、P1205mに続く支尾根の鞍部、奥ノ塚峠に出る。ここにも休憩ベンチがある。ここから高度差100mほど急坂が続く。かっては階段が整備されていたようだが、いたるところで傷んでいる。落ち葉に隠れた根っ子で滑らないように足元を確認しながら登る。積み足した2Lの水が重く感じる。黙々と登る。

急坂手前の休憩ベンチ

急坂を登る
 漸く赤兎山から南南西に延びた尾根上のポコ(P1320m)に到着する。ここからは、赤兎山まで道程はまだ長いが、なだらかな登りなので急に足取りが軽くなる。

急坂の上部、P1320mポコ

別山が姿を見せる
 落葉した明るいブナ林の中を快足で飛ばす。時折、薄く雪化粧した別山や白山が樹越に見られる。陽の当たらない場所には、いつ降ったのか所々雪が残っている。

落葉したブナ林

ブナ林
 うさぎ平から、なだらかな赤兎山の山頂付近が仰ぎ見れる。最後の急な登りに喘ぎながらも、あっけなく山頂に到着する。

ブナ林を行く

赤兎山 @うさぎ平
 眼前に白山連峰のパノラマが広がる。快晴無風、青空をバックに360度の大展望である。秀麗な白山が雪を纏い、いっそう崇高に感じる。競うように別山が雄雄しい姿を誇示している。三ノ峰以下はまだ冠雪は見られない。二ノ峰、一ノ峰、銚子ガ峰と黒々とした峰が続く。

白山(2702m) @赤兎山

別山(2399m) @赤兎山
                        白山                  別山      三ノ峰   二ノ峰 一ノ峰

白山連峰パノラマ @赤兎山

赤兎山にて

赤兎避難小屋
 14:40、出発が早かった分だけ早く赤兎小屋に到着する。さっそく、宴会いや夕食の準備を始める。酒の肴に”ししゃも”を焼く。香ばしい匂いが小屋に充満する。メインは暖まる”粕汁”である。大きなコッヘルにたっぷりの野菜、鮭を入れて煮込む。
 そろそろ夕暮れ時、紅く染まる白山を期待して小屋の外に出る。夕陽の傾きとともに、山の表情が変わっていく。期待通りの夕景に満足して、小屋に戻る。今夜は3人だけの貸切である。気兼ねなく山の歌を唄い、山談義に花を咲かせる。燃料(酒)切れで、身体が冷えないうちに寝袋に潜り込む。20:40、就寝。

夕陽に染まる白山

夕陽に染まる別山
【11/25(日)】 快晴、無風、4℃@6:15(赤兎避難小屋)
 6:15、起床。スッキリした目覚めである。日頃の睡眠不足が解消できた。今日も快晴無風、素晴らしい青空だ!
茜に染まる空と山の端のコントラストが美しい。西の空も水平線あたりがピンク色に染まり幻想的な雰囲気だ。

南部縦走路の夜明け前

大日山の夜明け前
 8:00、1時間遅れて出発する。今日は昨日と同じ道を下山するだけなのでゆとりがある。締まった雪道を赤兎山に登り返す。

赤兎平の木道

赤兎山への雪道
 昨日同様、360度の大パノラマを堪能する。20万図を見ながら山座同定を楽しむ。

早朝の白山 @赤兎山

早朝の別山 @赤兎山
 遠くには御嶽山が個性的な姿を見せている。南にピラミッドのような形をした山は平家岳であろう。さらに西よりに、荒島岳、能郷白山、銀杏峰、部子山が遠望できる。

御嶽山(3063m)

荒島岳(1524m)
 近くには、法恩寺山から経ガ岳への稜線が、ここ赤兎山まで続く。右手には小原峠を越えて大長山から取立山へと続く加越国境の山々が連なる。いくら眺めていても見飽きることはない。暖かな陽射しを浴びながら一日中、ゆったりと眺めていたいものだ。

経ガ岳(1625m)

大長山(1671m)
【感想】
 最高の天気に恵まれて、白山、別山の朝景・夕景をたっぷりと楽しめました。一部足元に注意するところはありますが、変化に富み長丁場を感じさせない良いコースです。ブナの新緑の頃には、お花もたっぷりと観賞できると思います。
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