赤兎山(1629m)小原峠コース(途中敗退)

◆ 山行記録

山行概要

山行日 2002年3月23日(土)〜24日(日)
1泊2日(テント泊)

赤兎山方面
天気 曇り時々雪、弱風
コース概要 小原村---小原峠登山口(往復)
装備 19kg(テント泊+雪装備)
食料 夕・朝食+行動食+水(2リットル)
同行者
企画 残雪期の白山展望

行動記録

【3/23(土) 曇り時々雪、弱風】
岡崎IC(515) === 長良川SA(625,635) === 白鳥IC(710) === 九頭竜道の駅(745,750) === 小原林道ゲート(855,930) --- 小原ダム(1015,1030) --- 橋B(1135,1145) --- 急斜面(危)通過後(1300,1310) --- 小原峠登山口(1440)TS

就寝(1840)
【3/24(日) 曇り時々雪、微風、−4℃@6:00(小原峠登山口)】
起床(430)

TS(635) --- 橋D(815,830) --- 橋C(925,935) --- 橋B(955) --- 橋A(1025) --- 小原ダム(1100) --- 小原林道ゲート(1140,1200) === 勝山温泉(1215,1310) === 福そば陽明店(1320,1350) === 白鳥IC(1500) === 関SA(1540,1600) === 岡崎IC(1705)

赤兎山 行程図
この画像は国土地理院発行の数値地図25000金沢を使用して編集しました。

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

勝山市役所 0779-88-1111 勝山市消防本部 0779-88-0400
勝山警察署 0779-88-0002 勝山温泉センター水芭蕉 0779-87-1507
社会保険勝山病院 0779-88-0350 福そば陽明店 0779-66-6060
深谷病院 0779-88-0011 勝山タクシー 0779-88-0251
木下病院 0779-87-3333    
たけとう病院 0779-88-6464      

◆ 日誌と写真

行動日誌

【3/23(土) 曇り時々雪、弱風】
 小原村を過ぎた処、滝波川に架かる橋の手前に林道ゲートがある。一般車はこれより先は入れない。ゲート前には5台分位の駐車スペースがあるが、転回場も兼ねている為、駐車位置は気を遣う必要がある。除雪され積み上げられた雪の山は、昨年の5月2日よりも少なめであった。この先も見える範囲は雪道ではない。空が暗くなり雪が舞い始めてきたので、カッパ上下にスパッツを着けて身支度を整える。丁度林道を下ってきた特認車?があり、運転手に道路状況を聞いてみた。小原ダムまでは除雪されている、その先は完全な雪道になるとのことであった。

小原林道ゲート

ゲート手前の駐車スペース
 ゲートを潜り、長い小原峠登山口までの林道歩きが始まる。
※春の訪れを感じ始めていたはずの山里も一日にして、冬の世界に引き戻されてしまった。

3月23日(土)入山時の小原村

3月24日(日)下山時の小原村
 小原ダムに下る分岐の処まで完全除雪されている。ここには2台分の駐車スペースが設けられている。ワゴン車(特認車?)が1台止っていた。ここから先は積雪50cm程度の雪道となる。ワカンを着ける。行く手には、真新しいトレースが付いている。小さ目の足でしかもつぼ足である。この時期、この天候で入山する”好き者”が他にもいるのか?雪が断続的に降り続く中、トレースの主を想像しながら追っていく。

小原ダム(除雪終点)

赤兎山方面は雪雲の中
 後方からエンジン音が近づいてくる。スノーモービルだ。道を空けて待っていたが、視線を交わしただけで、無言で通り過ぎていった。一体、何なんだろう?荷物も何も持っていない。暫くすると戻ってきた。荷物が増えている訳でもない。やはり、無言で通り過ぎていった。
 例のつぼ足の主は、原折谷を越えた辺りで俄かに滝波川に下って行ったようだ。これはショートカットルートなのか?地図を見ると、確かに直線的で近道になるようだが、川床までの下降と登り返し、それに渡渉点探しを考えると、とても着いて行く気にはなれない。余程のベテランか、この地に精通した人なんだろうと感心しながら、大回りな林道を歩き続ける。暫く行くと、対岸中腹にトレースが見えた。こんな斜面を攀じ登っていくのか?装備は不明だがパワーのある人なんだと思った。

無言で通り過ぎたスノーモービル

対岸の中腹にトレースが続く
 ようやくスノーモービルが折り返した地点に到着した。ここから先は、平坦な林道が積雪で急な斜面になっている。これ以上行けないと判断したんだろうか。でも、一体彼は何しに来たんだろう。不思議に思いながらも、更に先へと進む。斜面と化した林道をトラバースすることが多くなってくる。橋Bの手前付近は落石の巣である。大きな石がゴロゴロしていて気持ち悪い。

落石が多い危険箇所
 
急斜面と化した林道
 林道歩きだから簡単・安全との思い込みは禁物である。締まった旧雪の上に積もったばかりの新雪は境界面が不安定で、斜めに力が加わると直ぐにズッテてしまう。下手すると滝波川まで落ちてしまいそうで緊張する。折り返しの急斜面トラバースも終え安堵する。ここから先は、それほど緊張する箇所はない。但し、橋Dを渡って山腹を巻いて支尾根を越える場所は、落石への注意が必要である。また、支尾根を越えて直ぐに進む方向が変わるのでコース取りに気を付ける。

橋D

橋Dを越えて暫くは落石注意
 最後のヘアピンカーブが近づく。ここは疎らなブナの沢地を高度差30mほど直登し、ヘアピンの反対端に出るコースをとる。上部は部分的に凍っている部分もあるが、何とかワカンの爪だけで登りきる。帰路の下降点の覚えとして”赤旗”を立てる。

ヘアピンを折り返してきた林道が見える

ブナの沢地を登る
 ここから先は小さな起伏だけの平坦地を行く。平坦地ゆえ、吹き溜まりが出来て、元の地形と異なる様相を呈している。要所要所に”赤旗”を打ちながら、漸く登山口付近に到着した。14:40である。目的地である赤兎避難小屋までは、この調子だと更に2時間以上かかるかも知れない。明日も同じような天候が予想されるため、白山展望も期待できない。明日の帰路行程の長さも考えて、今日はここに泊まることに決める。風当たりの少ないところに、小さなテントを設営する。

登山口の証か?「ゴミ捨て禁止」の看板

雪面を踏み固めてテントを設営
【3/24(日) 曇り時々雪、微風、−4℃@6:00(小原峠登山口)】
 何となく圧迫感を感じ目が醒める。テントの側壁が内側に撓んでいる。どこまで雪に埋もれているのか心配になる。辺り一面40cmほどの新雪が積もっている。

不思議な穴?落ちると危険!

新雪に圧迫されたテント
 曇り空ながら、まあまあ視界は利いている。360度、白銀の世界が広がる。しかし、小原峠から赤兎山山頂方面は雪雲に覆われている。やはり、このまま大人しく下山することにする。

テント場の朝景(純白の世界が広がる)
 要所要所に”赤旗”を立ててきたので安心だ。白地に赤は良く目立つ。

トレース無くとも帰路の道しるべ”赤旗”

雪俵(斜面を転げ落ちた雪が創る)
 橋Dと橋C間のヘアピンカーブは、曲がり角から南西方向にショートカットする。下の林道に出る手前で少し下降点を探すが、安全に降りられる。但し、どこが林道なのか良く分からないので、横切って行き過ぎないように注意する。

トレースを残して山を去る

愛車も雪化粧でお出迎え
【感想】
 「赤兎山でのんびりと真っ白な白山の夕景・朝景を楽しむ」とは行きませんでした。車で登山口まで入れる時期とは全く違います。この季節はそれなりの降雪はあるものと用心して入山することが必要です。
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