笈ガ岳(1841m)冬瓜平コース(途中敗退)

◆ 山行記録

山行概要

山行日 2002年4月5日(金)〜7日(日)
前夜発1泊2日(テント泊)

笈ガ岳  拡大
天気  6(土):晴れのち曇り、夜雨、微風
 7(日):小雨のち曇り、微風
コース概要 中宮温泉スキー場---ブナオ山---冬瓜平---笈ガ岳(往復)
装備 19kg(テント泊+雪装備)
食料 夕・朝食+行動食2食+水(2リットル)
同行者 T.N氏、M.R嬢(OAC会員)
企画 笈ガ岳残雪期登頂

行動記録

【4/5(金) 晴れ、弱風】
岡崎IC(2020) === 長良川SA(2120,2130) === 白鳥IC(2210) === R157さくら荘手前PKG(2320)

就寝(120)
【4/6(土) 晴れのち曇り、夜雨、微風、4℃】
起床(500)

さくら荘手前PKG(525) --- 林道雄谷線PKG(645,715) --- 階段下登山口(745,755) --- 貯水池(815,825) --- 杉林(925,935) --- ブナオ山手前肩(1035,1045) --- ブナオ山(1120,1145) --- P1312(1335,1345) ---冬瓜平TS(1500)

就寝(1910)
【4/7(日) 小雨のち曇り、微風、8℃】
起床(500)

TS(700) --- P1312手前(755,805) --- P1312過ぎ(835,845) --- ブナオ山東ピーク(945,1020) --- ブナオ山(1030) --- 貯水池(1140.1150) --- 林道雄谷線PKG(1220,1235) === 勝山温泉水芭蕉(1340,1430) === 福そば陽明店(1445,1520) === 白鳥IC(1625) === 岡崎IC(1800)

笈ガ岳 行程図
この画像は国土地理院発行の数値地図25000金沢を使用して編集しました。

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

尾口村役場 07619-6-7011 金沢市消防本部 076-224-1119
鶴来警察署 07619-2-1161 勝山温泉センター水芭蕉 0779-87-1507
白山自然保護センター 07619-5-5321 福そば陽明店 0779-66-6060
深谷病院 0779-88-0011 勝山タクシー 0779-88-0251
木下病院 0779-87-3333 中宮温泉くろゆり荘  07619-6-7955
たけとう病院 0779-88-6464 温泉センター 天領  07619-6-7846

◆ 日誌と写真

行動日誌

【4/5(金) 晴れ、弱風】
 各務原市近郊の山火事により、中部北陸自動車道路が通行止との情報あり。解除されなければ一般道路を走るつもりで、とりあえず予定通り行くことにする。幸いにして「速度規制」に緩和されたばかりで、道路も長良川SAもガラガラの状態であった。明日の行動時間に少しでも余裕をとるため、勝原の銀嶺荘PKGで泊る予定を変更して先まで走ることにする。R157を勝山から白峰に向かう途中、さくら荘手前の休憩エリア(水洗トイレ、休憩ベンチあり)でテントを設営し仮眠する。

【4/6(土) 晴れのち曇り、夜雨、微風、4℃】
 R157を北上し手取湖を過ぎ、瀬戸野手前で右折、トンネルを抜け最初の交差点を右折して中宮温泉(白山スーパー林道)に向かう。谷峠付近はまだ冬景色の名残はあるが、道路上には全く雪はない。空が明るくなり、青空であることがわかる。青空が長く続くことを期待する。中宮温泉スキー場の案内に従い左側道に入り道なりに走る。笥笠中宮神社の前の道を東に進む。尾添川の右岸に付けられた林道は丁度除雪がされたばかりで、奥の駐車場まで入ることができた。但し、広い駐車場はまだ除雪されておらず、道路脇に止めることになる。なお、ヘアピンカーブで上に続いていく道路は、この日はまだ除雪されていなかったが、4/7の下山時には、ヘアピンの上部まで除雪が進んでいた。

駐車場(ヘアピンカーブへの分岐付近)

駐車場(広い駐車場は除雪前[写真上部の雪原])
 ヘアピンカーブの道路は50cm程の雪で覆われている。良く締まっておりワカン無しで快適に歩ける。登山口にあるはずの階段が見当たらず、少し行き過ぎてしまった。戻りながら探してみると、導水路に沿って石段が見つかった。道路からの取り付き付近はまだ雪の下に埋もれているようだ。

登山口(石段は雪の下?)

道水路に沿って急な石段が続く(下から)
 小さなステップの石段が真っ直ぐに続く。上部には所々雪が残っていて急な斜面(滑り台)となっている。キックステップで慎重に登る。登りきると小さな貯水池があり、辺りにはカタクリが咲き始めていた。日帰りでブナオ山までという地元のご夫婦が追い着いてきた。今年はやはり雪解けが早いという。

石段は部分的に雪で覆われている(上から)

貯水池
 貯水池からブナオ山までは急な登りが続く。額に汗が滲む頃、左手に真っ白な大笠山が眼に入ってくる。ゆったりとした山容は私好みの山だ。足元には、カタクリ、イワウチワ、ショウジョウバカマなどが咲き始め、樹木も新芽を膨らませていた。マンサクの花もたくさん見られる。
 ”杉林”の中は方向を見失い易いが、適度に赤テープが打ってあり迷うことはなさそうだ。

貯水池から20分ほどで真っ白な大笠山が見える

杉林(下部)
 急な登りの連続に耐えながら、ようやく笈ガ岳が見えてきて元気が湧いてくる。優美な大笠山とは対照的に凛々しい姿だ。

ブナオ山まで急登が続く
 
笈ガ岳とご対面@ブナオ山の肩(C1250付近)
 最後の詰めに喘ぎながら山頂に到着する。先着の地元夫婦はそろそろ帰り支度をはじめていた。曇り空にはなってきたが、白山方面から笈ガ岳、大笠山、大瓢箪山など360度はっきりと見える。景色を楽しみながら白山の話が弾む。途中から一緒になった地元の男性(単独行)にお話を伺っていると、なんと昨年までMMLで活躍されていたT.Sakaiさんと分かった。「白山の自然」というホームページを出されている白山大好き人間の雄である。ネットは広いが世間は狭い。

ブナオ山まであと10分

大展望のブナオ山(1365m)
 目標の笈ガ岳は威厳があり堂々とした風格ある山である。南には遠く真っ白な山塊が広がる。一番奥が霊峰白山の大汝峰で、剣ガ峰、御前峰はその陰になっているようだ。

笈ガ岳(1841m) @ブナオ山

白山方面 @ブナオ山
 笈ガ岳までは、まだ遠い。歩行コースとなる稜線を確認しながら、一つ一つピークを越えて行く。

笈ガ岳を目指して、雪稜を行く

笈ガ岳を目指して、雪稜を行く
 昼を過ぎても雪質は安定しており、いわゆる”腐った”状態ではない。ワカンなしで快適に歩ける。何ヶ所か狭い雪稜を歩くが、足場が適度に軟らかいのでスリップするような危険はない。しかし、斜面は急な箇所もあるので慎重に歩くことにこしたことはない。

P1271からの降り

P1418への登り
P1418を降り冬瓜山に少し登った辺りから、笈ガ岳を正面にしてトラバース気味に行く。小さな沢地を越え、緩やかにブナ林を登る。小高く平になった辺りでサイト適地を探す。
夕食を終えた頃から、雨音が強くなってきた。気温が高いので雪になることはなさそうだ。冬用の外張りより夏用のフライの方が良かった。

【4/7(日) 小雨のち曇り、微風、8℃】
 5:00起床。雨は降り続いている。朝食を済ませ、テント内でパッキングを終え、カッパ上下の”正装”で身支度を整える。雲が低く、笈ガ岳は見えない。残念だが、今回は笈ガ岳登頂は断念する。帰路の途中、何度か天候回復の兆しに心が揺れる。

冬瓜平(ブナ林)

天候回復の兆しか・・・? @P1418付近
 未練を残しながらもブナオ山を目指す。荷物が減った分だけ足取りは軽いはずなのだが・・・。

ブナオ山(1365m) @P1312付近

P1312からP1271へ
 日本海側は晴れて陽が射してきた・・・。

日本海方面は晴れているのだが・・・

P1271からブナオ山へ
 ブナオ山東側のピークで白山方面にも青空が・・・。
中宮道     岩間温泉への林道 楽々新道                   檜新宮参道     

白山方面 @ブナオ山東側のピーク
笈ガ岳    冬瓜山                北縦走路       妙法山 

笈ガ岳、北縦走路方面 @ブナオ山東側のピーク
 北縦走路では、妙法山がひときわ眼を惹く。

妙法山(1776m)

ブナオ山へ向かう
 【自然観察】

清々しい雰囲気の杉林

マンサク

ショウジョウバカマ

イワウチワ

イワウチワ

カタクリ

フキノトウ(テンプラにして賞味しました)

カモシカ(警戒して見ていました)
【感想】
 笈ガ岳は中々手強い山です。軽量荷物で日帰りを狙うのも手でしょうが、やはりブナ林の冬瓜平で一泊し、朝夕の笈ガ岳の表情を楽しむのが良いのではないでしょうか。時期を選んで、再度訪れたいものです。
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