白山中宮道  中宮温泉〜ゴマ平〜大汝峰(往復)

◆ 山行記録

山行概要

山行日 2002年10月11日(金)〜14日(月)
2泊3日(テント携行避難小屋泊)

大汝峰 @お花松原  拡大
天気 10/12:快晴、13:快晴、14:晴れ
コース概要 中宮温泉〜ゴマ平〜北弥陀ヶ原〜お花松原〜大汝峰(往復)
装備 20kg(水2.5g+ビール1g含む)
食料 夕食2、朝食2、行動食3+水(2.5g)
同行者 無し(T.Sさんと一部同行)
企画 紅葉狩り&残雪期下見

行動記録

【10/11(金) 晴れ】
岡崎IC(2025) === 一宮JCT(2115) === 長良川SA(2145,2200) === 白鳥IC(2235) === 油坂料金所(2245) === 道の駅「九頭竜」(2305,2310) === 中宮温泉PKG(035)TS1

就寝(1:00)
【10/12(土) 快晴、微風】
起床(615)

TS1(710) --- 登山口(725) --- 室堂19.2km地点(755) --- C985m(825,835) --- 清浄坂、室堂18.1km地点(900) --- C1300m、室堂16.7km地点、P1314m過ぎ(940,955) --- とちのき坂、室堂16.2km地点、C1360m(1010) --- 湯谷ノ頭、室堂15.1km地点(1040) --- しなのき平避難小屋(1100,1115) --- C1645m(1210,1220) --- 滝ガ岳登り、C1660m、室堂12.9km地点(1225) --- C1635m(1315,1325) --- ゴマ平登り、C1810m(1355,1405) --- ゴマ平避難小屋(1415)TS2

就寝(1930)
【10/13(日) 快晴、微風】
起床(400)

TS2(515) --- ゴマ峠手前展望地(540,550) --- 三俣峠、室堂8.0km地点(625) --- 間名古ノ頭(635) --- うぐいす平、室堂6.3km地点、C2110m(725,730) --- 地獄のぞき、C2168m(735) --- 北弥陀ヶ原、室堂5.1km地点、C2240m(815) --- T.Sさんと別れた地点、C2305m(910,935) --- お花松原、室堂3.0km地点(945) --- 中宮道・北縦走路分岐(1045) --- 岩間道、大汝峰、室堂分岐(1055) --- 大汝峰(1105,1140) --- 岩間道、室堂、中宮道・北縦走路分岐(1150) --- お花松原(1220) --- T.Sさんと別れた地点(1230) --- 北弥陀ヶ原(1300) --- 地獄のぞき(1320,1325) --- うぐいす平(1330) --- 間名古ノ頭(1400) --- 三俣峠(1405) --- ゴマ平避難小屋(1440)TS3

就寝(1940)
【10/14(月) 晴れ、微風、14℃@ゴマ平避難小屋】
起床(400)

TS3(530) --- 滝ガ岳(640,650) --- しなのき平避難小屋(720,730) --- 湯谷ノ頭(745) --- とちのき坂(810) --- 清浄坂(845,855) --- 登山口(930) --- 中宮温泉PKG(940) --- 西山旅館(1030) === 福そば(1140,1205) === 白鳥西IC(1315) === 白鳥IC(1320) === 一宮JCT(1415) === 岡崎IC(1455)

白山中宮道 行程図
この画像は国土地理院発行の数値地図200000日本-Uを使用して編集しました。

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

尾口村役場商工観光課 0761-96-7011 西山旅館 0761-96-7219
鶴来警察署尾口駐在所 0761-96-7100 温泉センター・天領 0761-96-7846
中田タクシー(尾口村) 0761-96-7151 福そば陽明店 0779-66-6060
鶴来総合病院 0761-92-1250  めん工房「きふね」 0779-87-2788

◆ 日誌と写真

行動日誌

【10/12(土) 快晴、微風】
 中宮温泉には、50台ほど駐車可能な広い無料駐車場がある。温泉旅館客用であろうが登山者も利用できる。また立派なトイレ(ウォシュレット、ペーパあり、但し夜間閉鎖)があり、清潔に維持管理されている。気分良くチップを入れる。
 「白山国立公園」案内板のところで湯谷に架る橋を渡り、右岸に沿って工事用道路を歩く。

中宮温泉の駐車場

「白山国立公園」案内板
 道端にはまだ秋の山野草が見られる。10分ほどで工事現場に着き、対岸に「中宮道登山口」の看板が見つかる。仮設の橋を渡って、急な石段を登り、崩壊箇所修復工事の上部を注意して通過する。アザミの群生地を過ぎると高度差300mの急登が始まる。登りきった標高1150m辺りから暫くは尾根が痩せているので足元に注意する。ここを過ぎると整備された登山道が続く。明るいブナ林の中、気分良く歩ける。

中宮道登山口

明るいブナ林が続く
 本コース上には適度に案内標識がある。湯谷ノ頭では「室堂15.1km、シナノキ平避難小屋0.6km、中宮温泉4.9km」と案内されている。「ここから三角点のある山頂までヤブ30〜60分」と追記されていた。しかし矢印の方向は潅木の混じる笹のブッシュで薄い踏み跡すら見当たらない。
 高度を上げるほどに景色は緑から黄色,赤へと変わっていく。

案内標識 @湯谷ノ頭

湯谷ノ頭(1549m)
 振り返ると紅葉の山肌の彼方に今春冬瓜平までで断念した笈ガ岳が姿を見せている。来春はきっと・・・と想いを募らせる。石畳の上を歩くようになるとしなのき平避難小屋は近い。

笈ガ岳 @蛇谷覗き

しなのき平避難小屋
 イチイ坂の登り始めのところで金沢から来られた日帰りのご夫婦に追いつく。銘木とのお話しを聞き、記念写真を撮っていただいた。

イチイの銘木 @イチイ坂
 
カエデの紅葉
 和かな秋の陽射しを浴びながら、ブナ、ダケカンバの黄葉、カエデの紅葉を愛でながら気分良く歩いていたのに・・・、樹木への悪戯書きを見つけて心が痛む。

黄葉&紅葉の林を行く

ブナが可哀想
 ゴマ平避難小屋(平成11年新築)は紅葉真っ盛りの中にあった。水場は小屋の裏手から50mのところ(北部縦走路)にある。
 早々と夕食を済ませ寛いでいると、一人客人が入ってきた。「白山を愛する仲間と共に」を運営されている松任市のT.Sさんであった。今春、笈ガ岳への途中ブナオ山で知り合った方で、今回の現地情報も教えていただいた。私の計画に惹かれてやってきたとのことである。あらためて白山の近くに住む方が羨ましく感じた。酒を飲みながら白山の話題で盛り上がる。

ダケカンバの黄葉とモミジの紅葉が真っ盛り

ゴマ平避難小屋
【10/13(日) 快晴、微風】
 足元が見える程度になってから歩き始める。ゴマの頭までいきなり急登で始まる。高度差150mを何回もジグザグを繰り返しながら登っていく。尾根に出ると東方に視界が開ける。夜明け前のアルプスがシルエットで浮かぶ。T.Sさんと一緒に一つ一つ山を確認する。

剣岳、立山連峰

薬師岳

槍ヶ岳、穂高連峰

乗鞍岳
 6時1分、乗鞍岳からご来光。白山が赤く染まる。荘厳な朝のひと時を静かに過ごす。

乗鞍岳からご来光 @ゴマ峠手前

白山萌る @ゴマ峠手前
 三俣峠から間名古ノ頭(山頂は巻いている)まで登ってしまうと、あとは緩やかな起伏を繰り返す坦々とした道が続く。しかし、朝の陽光が織りなす面白い光景が飽きさせることはない。

白い木が今にも空に舞い上がりそう

幾重にも重なる彼方に霊峰御嶽山が聳える
 地獄のぞきからは地獄谷、仙人谷に落ちる火の御子峰の荒々しい姿が一望され、優美な白山の別の一面を覗かせている。

剣ヶ峰、大汝峰、七倉山と岩間道の稜線が続く、手前は火の御子峰の尾根 @地獄のぞき
 地獄のぞき(C2168m)から少し下り、登り返すと北弥陀ヶ原となる。北アルプスを借景とした草地に点在する池塘、青空に映えるハイマツと大岩の取り合せが如何にも日本庭園風の景観を呈している。花の時期にも訪れたいものだ。

北弥陀ヶ原の向うに剣ヶ峰、大汝峰が大きく見えてくる @地獄のぞきからの下り
 悠々とした気分で北弥陀ヶ原を闊歩し展望を楽しんでいると、突然深いハイマツ帯へと一転する。背丈以上に成長したハイマツに”バリカン”を入れたような登山道が続いている。抜け出ると再び展望が開け、正面に剣ヶ峰、大汝峰が大きく見える。

御前峰(2702m)、剣ヶ峰(2677m)、大汝峰(2684m) @P2349mの下り
 P2349mからの下りで、T.Sさんは引き返すことになった。双眼鏡で確認したら、楽しみにされていたお花松原のナナカマド紅葉が終わっていることが分かったからだ。記念写真に収まって、またの再開を楽しみにお別れした。

記念写真(右がT.Sさん)

大汝峰 @お花松原
 お花松原のナナカマドはほとんどが落葉し赤い実だけとなっていた。真っ赤な葉が残っていたら・・・、さぞかし見事な景観であろう。T.Sさんが楽しみにして来られたことに合点がいった。ヒルバオ雪渓からの急な登りでP2349mを振り返る。既にT.Sさんの姿はなかった。

ナナカマドの紅葉 @お花松原

P2349mを振り返る @ヒルバオ雪渓登り
 岩間道、室堂分岐から大汝峰までは約10分の登りである。11時過ぎ山頂に到着する。もちろん360度大展望が広がる。しかし、天気が良すぎるのか室堂方面から夏山みたいに午後のガスが湧き上がってきている。

大汝峰 @岩間道・室堂分岐

大汝神社
 昼飯を食べながら地図を広げ、笈ガ岳、人形山、猿ヶ馬場山・・・など白山周辺の山々を確認していく。山頂での楽しみだ。

大汝峰(2684m)

翠ガ池、剣ヶ峰(2677m)、御前峰(2702m)
 湧き上がるガスに追い立てられるように山頂を後にする。帰路の山々が延々と続いている。道程は長い。

中宮道、北部縦走路の山々と三方崩山 @大汝峰
 午後の陽光を浴びて、山肌の紅葉が一際鮮やかに映える。

間名古ノ頭(2124m)

三方崩山(2059m)
【10/14(月) 晴れ、微風、14℃@ゴマ平避難小屋】
 紅葉の中、余韻に浸りながら中宮温泉へと下っていく。ダケカンバの黄葉の林は黄金色の光に包まれた幻想的な世界だ。

紅葉の中を下る

黄金色の光に包まれて
【花のアルバム】
名前が不確かなものも含め17種類掲載しました。

ツリフネソウ

セキヤノアキチョウジ

ヤクシソウ

ママコノシリヌグイ?

ススキ

オギ

ノハラアザミ

ゲンノショウコ

アキギリ

アキギリ

ミヤマママコナ

ミヤマコゴメグサ

ゴゼンタチバナ(果)

シラタマノキ(果)

ノコンギク?

アキノキリンソウ

?−4
 
【感想】
 中宮温泉から室堂まで20kmと長い道程のためか登山者は少ないです。登山道は良く整備されていますので、ゆったりと白山の自然を楽しむならお奨めのコースです。紅葉の時期とともにお花の時期も良いのではないでしょうか。

【残雪期の下見結果】
通行困難ではないが慎重な行動が必要な思われる箇所は2ヶ所ある。
@登山口の急な階段が雪で埋没あるいは凍結している可能性がある。
A登山口からの急登を登りつめたC1150mから暫くの区間がナイフリッジになる。
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