取立山(1307m)  経ヶ岳リベンジのはずだったが・・・

◆ 山行記録

山行概要

山行日 2003年3月8日(土)〜9日(日)
1泊2日(テント携行避難小屋泊)

雪庇 @取立山手前の稜線
天気 3/8:曇り時々雪、濃霧
3/9:曇り時々雪、濃霧
コース概要 いこいの森〜取立山〜取立平小屋(往復)
装備 23kg(積雪期装備)
食料 夕食1、朝食1、行動食2+水(1リットル)
同行者 OAC会員2人(M.Y,Y.M)
企画 深雪ラッセルと白山展望

行動記録

【3/7(金) 曇り、弱風】
岡崎IC(2117) === 一宮JCT(2155) === 長良川SA(2213,2230) === 白鳥IC(2300) === 油坂料金所(2310) === 道の駅「九頭竜」(2330) === JR勝原駅(2350)TS1

就寝(100)
【3/8(土) 曇り時々雪、濃霧、中風、−4℃@取立山】
起床(500)

TS1(600) === 東山いこいの森入口PKG(700,750) --- 中央管理棟(825) --- 無雪期駐車場(952,1000) --- 山腹ルート探す(1055) --- 平坦部() --- 取立山(1445,1450) --- 取立平小屋(1545)TS2

就寝(2200)
【3/9(日) 曇り時々雪、濃霧、中風、2℃@取立平小屋】
起床(500)

TS2(745) --- 平坦部(923,935) --- 尾根から山腹への下降点(1032) --- 無雪期駐車場(1130) --- 東山いこいの森入口PKG(1307,1350) === 勝山温泉「水芭蕉」(1403,1506) === 福そば陽明店(1523,1555) === 油坂料金所 === 白鳥IC === 関SA === 一宮JCT(1956) === 岡崎IC(2035)

取立山 行程図
この画像は国土地理院発行の数値地図25000金沢を使用して編集しました。

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

勝山市役所 0779-88-1111 勝山市消防本部 0779-88-0400
勝山警察署 0779-88-0002 勝山温泉センター水芭蕉 0779-87-1507
社会保険勝山病院 0779-88-0350 福そば陽明店 0779-66-6060
深谷病院 0779-88-0011 勝山タクシー 0779-88-0251
木下病院 0779-87-3333 和泉村「平成の湯」 0779-78-2910
たけとう病院 0779-88-6464   めん工房「きふね」 0779-87-2788

◆ 日誌と写真

行動日誌

【3/8(土) 曇り時々雪、濃霧、中風、−4℃@取立山】
 昨年末の「経ヶ岳」途中敗退にリベンジすべく再度勝山に繰り出してきたが、かなり新雪が降る予報を聞き”再び途中敗退”は避けようと、急遽計画を変更し登頂の可能性が高い「取立山」を目指すことにした。
 東山いこいの森への林道はそれなりに除雪はされているものの冬季閉鎖中となっている。国道沿いに駐車余地(除雪作業用?)があり、ここに駐車させてもらう。(翌日下山してきた時には、我々の横に2台、国道にも数台が駐車していた。)

東山いこいの森入口PKG @R157

東山いこいの森への林道は冬季閉鎖中
 林道の両脇は除雪された雪で壁になっている。中央管理棟を過ぎ、コテッジが並ぶ辺りにトイレがあるが、いずれも雪囲いがしてあり利用できない。更に進むと、林道工事の現場であろうかプレハブの小屋があり重機が並んでいる。除雪はここまでで、ここから先は雪の壁を乗り越えて新雪の積もった林道を歩くことになる。無雪期なら車で直ぐに登れてしまう駐車場までの道程の長いことか・・・。

雪の壁を乗り越す @中央管理棟過ぎ除雪終点

取立山登山道案内図 @無雪期駐車場
 ようやく駐車場と思しき広場に着く。「取立山登山道案内図」と登山届を記入するボックス(公衆電話BOX)がある。
 ここから道幅のある遊歩道が続いているはずなのだが、進むにつれルートが分かり難くなってくる。山腹をジグザグに行くようになると、もはや雪の斜面と化している。潅木が薄そうなところが夏道だろうと考えと迷いながら登って行く。もちろん先行者のトレースなどない。

登山届を入れるボックスは頭だけ出ている

山腹をジグザグに行く遊歩道は雪の斜面となって
 山腹のジグザグ登りを抜け尾根に飛び出した所で、思いがけず後ろから声をかけられた。こんな天候なのに登る者が他にもいるなんて・・・。出発が1時間遅いのに我々のトレースで楽をしてここまで来たと言う金沢からの3人連れだ。適当にトップを交代しながら6人でラッセルを交代する。
 金沢からのパーティは平坦部でテントを張り翌日取立山をピストンするという。取立山への登りで振り返ると、平坦地の南側潅木の陰にテントを設営しているのが見えた。我々は、取立平小屋を目指す。取立山山頂では益々霧が濃くなり、平坦な山頂ゆえルートが特定しにくい。磁石での方位を頼りに下りだす。次第に急な斜面になるので方位を左寄りに修正し下っていく。ようやく傾斜が緩やかになり、夏道で歩いた記憶に合致するコースイメージとなり安心する。
 霧が薄くなった時に地図と照合する。小屋は杉の樹林の手前にあるはずだ。何となく小屋の形をした”雪の造形”を見つけ、腰までのラッセルに力を振り絞り近づく。
 ラッセルで疲れた身体を待っていたのは”小屋の掘り出し”だった。

尾根に出てからだんだんと霧が濃くなって

入口扉まで掘り進む @取立平小屋
 ♪煙い小屋でも黄金の御殿♪に一晩中雪が降り積もる。このまま埋められてしまうのではないかと心配になる。

【3/9(日) 曇り時々雪、濃霧、中風、2℃@取立平小屋】
 50cm以上の新雪が積もった。取立山までの登り返しのラッセルが思いやられる。

ようやく煙い(!?)小屋内に・・・
 
一晩で50cm以上積もった屋根の雪
 相変わらず濃霧で磁石を頼りに取立山を目指す。もちろん昨日のトレースなど微塵もない。見える範囲で進む方向にある目標を順次定めながら進む。ようやく取立山への登りに取り付く。強風のせいか新雪は吹き飛んでいる。冷え込まなかったので凍結もしていない。適度にクラストした雪面にワカンの爪を利かせて登って行く。
 何も見えない真っ白な山頂(どこが山頂か分からない)を後に帰路の方向を定め下る。次第に霧が薄くなり周りの様子が見えてくる。振り返ると山頂付近も霧が薄くなっていたが、展望を楽しむのは難しそうだ。

このまま雪に埋め尽くされるのか @取立平小屋

取立山(1307m) @平坦地
 昨日金沢パーティと別れた平坦部に着いてホッと一息入れる。見上げると見事に樹氷ができていた。青空をバックに輝いてくれたら・・・。

温かい紅茶でホッと一息 @平坦地

青空がバックなら・・・
 ここからは尾根に沿って西に真っ直ぐ下っていく。南側には雪庇が成長しているので注意する。

山腹への分岐まで展望の良い尾根道を下る

青空が出て、太陽が眩しい!
 天気は回復方向にあるが、急激にはよくなりそうもない。それでも時折太陽が顔を出す。日帰りの山スキーヤーとたくさんすれ違う。スキーで下るには狭い尾根だと思うのだが腕前が違うのであろう。

取立山からの尾根道 @山腹への分岐

法恩寺山方面 @山腹への分岐
 尾根から山腹に曲がる箇所にはたくさんの赤布が取り付けられてあるので見落とすことはなさそうだ。無雪期駐車場から下までの林道は長い。途中スキーヤーに教えられて林道をショートカットする。少しでも得した気分だ。
 国道脇に止めていたM号はシッカリ雪に埋もれていた。”お疲れさん”と握手し休む間もなく、車を国道に出すための雪かきに精を出す。

林道をショートカット

一晩経ったM号(左) @東山いこいの森入口PKG
【感想】
 当初目的の経ヶ岳リベンジはできませんでした。3月と言えどこの山域の雪は侮り難いものです。重いドカ雪との闘いは来年度に持ち越しとしましょう。
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