別山(2399m)−千振尾根−

◆ 山行記録

山行概要

山行日 2003年11月1日(土)〜2日(日)
白山 @御舎利山  拡大
天気 快晴のち曇り、微風
コース概要 11/1 市ノ瀬--千振尾根避難小屋
11/2 小屋--御舎利山--別山(往復)--市ノ瀬
装備 21kg(ツェルト携行避難小屋泊)
食料 11/1 夜:シシャモ、ビアウィンナ、おでん
11/2 朝:焼餅、雑煮
    行動食2日、水(3.5L×2)
同行者 OAC会員1名
企画 白山の夕景・朝景観賞

行動記録

【11/1(土) 晴れ、微風】
岡崎IC(515) === 長良川SA(610,630) === 白鳥IC(710) === 勝山コンビニ(825,835) === 市ノ瀬(915,945) --- 猿壁堰堤(1015) --- 下の水場(1050,1100) --- 上の水場(1120,1140) --- 釈迦岳展望台[C1485m](1210,1220) --- 水場[C1715m](1300,1315) --- 千振尾根避難小屋(1405)TS1
就寝(2030)
【11/2(日) 快晴のち曇り、微風】
起床(515)
TS1(655) --- 水場[C2170m](740) --- 御舎利山(817,832) --- 別山(845,945) --- 御舎利山(957) --- 千振尾根避難小屋(1045,1125) --- 水場[C1715m](1150) --- 釈迦岳展望台[C1485m](1205,1215) --- 下の水場(1250,1300) --- 猿壁堰堤(1323) --- 市ノ瀬(1340,1405) === 展望の湯(1420,1505) === 福そば(1545,1610) === 見並IC === 関SA(1848,1900) === 岡崎IC(2010)

別山千振尾根 行程図
この画像は国土地理院発行の数値地図(地図画像)を使用して編集しました。

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

白峰村役場 0761-98-2011 白山自然保護センター 0761-95-5321
鶴来警察署 0761-92-1161 白山室堂(観光協会) 0761-93-1001
白峰駐在所 0761-98-2034 福そば「陽明店」 0779-66-6060
公立鶴来総合病院 0761-92-1250 金沢市消防本部 076-224-1119
新村病院(鶴来) 0761-93-0100 白山天望の湯 0761-98-2010

◆ 日誌と写真

行動日誌

【11/1(土) 晴れ、微風】
 山の紅葉シーズンも終わり、市ノ瀬の駐車場は閑散としていた。この時期は白峰村からのアプローチの川沿いの紅葉がちょうど見頃である。ビジターセンターの山情報を見ると、10/24別山で40〜80センチの降雪があったが殆ど融けたもようと記されていた。もう11月というのに異常に温かな日が続いている。今年の冬の訪れは遅いのであろうか。
 別当出合への道と別れ、右手の工事用道路に入る。暫く行くとゲートがあり締まっているが脇を通って行く。

閑散とした市ノ瀬駐車場

千振尾根へは右の林道に入る
 紅葉を楽しみながらのんびりと歩く。30分ほどで猿壁堰堤に着く。「別山8km、チブリ尾根避難小屋5.2km、市ノ瀬1.4km」と書かれた道標があり、ここから山道に入る。

猿壁堰堤

千振尾根登山道入口「猿壁」
 落葉した明るいブナ林を行く。新緑の頃の鬱蒼とした感じとは大きく違う。下の水場でポリタンを満タンにする。千振尾根避難小屋には水場はない。途中で2箇所水場はあるが、この時期確実に水が得られるとは限らない。

落葉した明るいブナ林を行く

水量豊富な「下の水場」
 「水飲場」標識のある「上の水場」は細い流れになっていた。尾根筋に出ると左手に白山釈迦岳が望めるようになる。まだまだ見上げる高さにある。

「水飲場」標識のある「上の水場」

白山釈迦岳 @C1485m付近
 尾根筋にある水場はチョロチョロと流れている程度であった。やはり下の水場で汲んでおくのが無難であろう。

チョロチョロと流れる尾根筋の水場 @C1700m付近
 
 C1760m辺りで一旦尾根を外れ南に山腹を巻き、C1820mで再び別の尾根に取り付く。ここから上は笹原が広がる。南側には加越国境の山波がしなやかに続く。

この時期は笹原だけの「お花畑」 @C1820m付近
 笹原を50mほど登りきれば白山への展望が開ける。御舎利山、別山が間近に聳え立つ。

大屏風、御舎利山、別山 @千振尾根避難小屋手前
 平坦路が千振尾根小屋まで続く。

10/24に降った雪のなごり

この氷でビールを冷やす
 予定より1時間ほど早く小屋に着く。ひとしきり白山の展望を楽しんでから、夕食の仕込みにかかる。

千振尾根避難小屋

おでんを仕込む、居酒屋開店前の準備
 この小屋に泊る楽しみは、白山の朝夕の表情を眺められることだ。西の空が赤くなり、やがて周囲の山々を赤く染め始める。白山本峰はガスがかかり残念だったが、大屏風、御舎利山、別山は時折ガスが切れて赤く染まった山肌を見せてくれた。
 日没後いつものように居酒屋開店、今夜のお品書きはシシャモ、ビアウィンナにおでん。氷で冷えたビールが旨い。

夕陽を見送る @千振尾根避難小屋  拡大

夕陽に染まる大屏風 @千振尾根避難小屋
【11/2(日) 快晴のち曇り、微風】
 2時過ぎに一度目が醒める。小屋の窓から満天の星空が見える。明日も良い天気だ。安心して再度眠りにつく。5時15分起床。朝食は個人の好みで焼餅と雑煮にする。食後のコーヒーを飲みながら、のんびりと朝の情景を待つ。風も吹かず静かで温かな夜明けだ。やがて雲が、白山が赤く染まり始める。刻々と表情が変化する。

朝焼けの空 @千振尾根避難小屋

朝焼けの白山 @千振尾根避難小屋

朝焼けの赤兎山、大長山  @千振尾根避難小屋付近
 朝の情景をタップリと楽しんでから、日帰り装備で別山を目指す。登山道に所々なごりの雪があり早朝ゆえに凍っているが歩き辛いほどではない。

ポタポタの水場 @C2170m付近

早朝で雪は凍っている
 西の空には虹が見える。白山本峰、別山も低い雲で覆われたり切れたりを繰り返している。天気は予報通り下り坂のようだ。

大長山の上空に虹が架って・・・
 
 1時間半で御舎利山に到着する。我々を歓迎するかのように雲が切れ、文字通り360度の大展望が叶う。

剣岳、立山連峰、薬師岳 @御舎利山

槍ヶ岳、穂高連峰 @御舎利山

乗鞍岳 @御舎利山

御嶽山 @御舎利山
 澄み切った青空をバックに白山が映える。山頂付近の雪が朝陽に白く輝く。

白山 @御舎利山から別山へ 拡大

別山 @御舎利山から別山へ
 別山の山肌は疎らに白くなっている。登山道に残る新雪の感触を味わいながら15分ほどで別山に至る。

久々の雪の感触を楽しむ

別山神社
 白山には少し遠くなるけれど、別山から眺める白山が好きだ。2人だけの静かな山頂で、ゆったりと白山を眺めながら”癒し”の時を過ごす。

白山 @別山

白山 @別山 拡大

白山 @別山

三ノ峰、別山平 @別山

奥:経ヶ岳、法恩寺山、前:赤兎山、大長山 @別山
 タップリと1時間癒されスッキリした気分で、雲が広がりはじめた山頂を後にする。

別山山頂

千振尾根 @御舎利山
 主稜線上に居る時は余り目立たない白山釈迦岳であるが、高度を下げるにつれ存在感が増して来る。見上げるようになると登高欲をそそられる。

白山釈迦岳 @お花畑上部C1880m付近

白山釈迦岳 @C1485m付近
 殺風景な林が鮮やかになってくると登山口は近い。すっかり雲が広がってきたが、時折陽が射すと紅葉が一層艶やかさを増す。

景色が鮮やかになると登山口は近い

C1000m以下は紅葉が楽しめる
【感想】
 10月の経ヶ岳に続き、快晴の秋空の下大展望に恵まれた山行となりました。経ヶ岳から遠望した白山が間近に眺められ、その優美な姿をタップリを観賞できたいへん満足しました。白山の朝夕の姿を眺められる千振尾根避難小屋は最高の癒しの宿です。
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