笈ガ岳(1841m)

◆ 山行記録

山行概要

山行日 2004年4月16日(金)〜18日(日)
前夜発1泊2日(テント泊)

笈ガ岳 @シリタカ山北P1640尾根  拡大
天気  17(土):晴れ、微風
 18(日):晴れ、微風
コース概要 中宮発電所---山毛欅尾山---冬瓜平---笈ガ岳(往復)
装備 21kg(テント泊+雪山装備)
食料 夕・朝食+行動食2食+水(1リットル)
同行者 T.N氏、Y.N氏(OAC会員2人)
企画 笈ガ岳残雪期登頂

行動記録

【4/16(金)】
旧岡崎市民病院(2010) === 岡崎IC(2015) === 長良川SA(2120,2135) === 白鳥IC(2205) === 勝原駅(2300)TS1

就寝(2340)
【4/17(土) 晴れ、微風、9℃@登山口】
起床(500)

TS1(530) === 北竜会館(700,735) --- 中宮発電所登山口(755) --- 尾根(805,810) --- 貯水池(827) --- 杉林下急登(903,915) --- 杉林(925) --- 山毛欅尾山の肩急登手前平坦部(1007,1018) --- 山毛欅尾山(1055,1117) --- P1271m(1205,1212) --- P1312m手前(1245,1300) --- 冬瓜平(1350)TS2

就寝(1840)
【4/18(日) 晴れ、微風、2℃@冬瓜平】
起床(400)

TS2(525) --- P1640m北斜面(625,635) --- 県境尾根分岐(700) --- 笈ガ岳(733,805) --- 県境尾根分岐(825) --- 冬瓜平(930,1040) --- 冬瓜山分岐(1053) --- P1271m手前(1133,1142) --- P1271m(1150) --- 山毛欅尾山東峰(1233) --- 山毛欅尾山(1240,1300) --- 杉林(1330) --- 貯水池(1350,1400) --- 発電所登山口(1415) --- 北竜会館西隣PKG(1435,1500) === 一里野温泉「天領」(1505,1550) === 福そば(1655,1730) === 白鳥IC(1835) === 関SA(1905,1920) === 岡崎IC(2020) === 旧岡崎市民病院(2025,2030)

笈ガ岳 行程図
この画像は国土地理院発行の数値地図を使用して編集しました。

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

尾口村役場 0761-96-7011 白山自然保護センター 0761-95-5321
鶴来警察署 0761-92-1161 中田タクシー(尾口村) 0761-96-7151
尾口駐在所 0761-94-2102 大日タクシー(吉野村) 0761-95-5138
金沢市消防本部 076-224-1119 「福そば」陽明店 0779-66-6060
鶴来総合病院 0761-92-1250 中宮温泉くろゆり荘  0761-96-7955
新村病院 0761-93-0100 温泉センター天領 0761-96-7846

◆ 日誌と写真

行動日誌

【4/17(土) 晴れ、微風、9℃@登山口】
 
 スキーシーズンが終わり閑散とした北竜会館西の駐車場に車を置く。トイレはスキー場の施設(IR)を利用できる。国道を少し戻って右手の林道に入る。残雪のためまだ中宮発電所手前の駐車場まで入れない。僅かな距離なのだが、疲れた帰路の脚には結構辛いものになる

一里野温泉スキー場北竜会館西駐車場

中宮発電所への林道は残雪が塞ぐ
 中宮発電所に下る階段の手前に10台ほどの駐車スペースがある。駐車場に雪は残っていない。もう2週間もすればここまで車で入れるだろう。長い石段を尾添(おぞう)川まで下る。

中宮発電所手前の駐車場

中宮発電所へ長い石段を下る
 吊り橋を渡り、中宮発電所の脇を通り上に見える林道に上がる。中宮発電所のゲートを出て林道を右に行くと登山口がある。

中宮発電所への吊橋

中宮発電所のゲートを出て林道を右に行く
 登山口からいきなりの急登となる。急斜面の山腹をジグザグに登って行く。ひと汗かいて尾根に至る。

登山口から尾根まで急斜面をジグザグに登る

ひと汗かいて尾根に至る
 しばらく行くと導水管に沿った道になる。途中で導水管の下を潜って右手に並行する石段を貯水池まで上がる。貯水池の周りには、カタクリが咲き始めていた。

貯水池
 
貯水池北側のコース(山渓AGに掲載)
 山毛欅尾山まで長い登りが続く。杉林手前から残雪上を歩くようになる。”早く笈ガ岳を見たい”と、はやる気持ちを抑えながら登りのペースを作ろう。

杉林手前から残雪上を歩くようになる
山山毛欅尾山の肩まで長い登りが続く
 山毛欅尾山の肩から笈ガ岳と大笠山がよく見える。まだまだ道程の遠さを感じる。
 ※ 昨年のG/W時と写真を対比しながら掲載するので、残雪の違いなど参考にしていただけるだろう。

大笠山と笈ガ岳 @山毛欅尾山の肩

同左 <参考:2003.4.27>
 山毛欅尾山は絶好の白山展望台である。しかし、今日は黄砂の影響なのか霞みが掛かって写真には明瞭に写らない。

白山 @山毛欅尾山 <参考:2003.4.27>
 山毛欅尾山から先は小ピークを幾つも越えていく。適度な残雪があって歩きやすい。午後になってもワカンは必要としない。危険箇所は無いが、雪の切れ目、ブリッジ(空洞)に注意しながら進む。

山毛欅尾山から冬瓜平へ

同左 <参考:2003.4.27>

P1312mを過ぎた付近

同左 <参考:2003.4.28>
 冬瓜山へ登り始める辺りが分岐点で、冬瓜平へは左手にとり冬瓜山の北斜面を横切っていく。先頭を歩くY.N氏に引っ張られて、計画より2時間以上も早く冬瓜平に到着する。笈ガ岳が眺められる高台を選んでテントを設営する。

冬瓜平は左手へ @冬瓜山分岐

笈ガ岳 @冬瓜平のテント場
【4/18(日) 晴れ、微風、2℃@冬瓜平】
 4:00起床。冷え込みも無く暖かな夜明けである。5:30、ピストン装備の軽装で笈ガ岳を目指し出発する。半袖Tシャツ1枚でも寒くはない。アイゼンを着け、ピッケルを携帯する。雪は締まっているが凍ってはいない。シリタカ山北斜面の”雪崩注意箇所”を足元と斜面上部に気を付けながら間隔を開けて通過する。

シリタカ山の北斜面を横切る

同左(雪崩痕) <参考:2003.4.28>
 あとは前回同様、シリタカ山の北P1640mを右に見て山腹を巻くようにコースをとる。シリタカ山からの稜線に廻り込む付近は傾斜が急なので慎重に登りたい。稜線に出たら、鞍部まで下らない内に小休止をとり、この先のコースどりを確認する。

シリタカ山北P1640mの斜面を巻く

シリタカ山北P1640mから県境尾根に続く稜線
 C1626m付近から稜線を外れて北側(左側)の山腹を斜登行し、最後は県境尾根に突き上げる沢筋を詰める。

急斜面を県境尾根まで突き上げる(上方)

急斜面を県境尾根まで突き上げる(下方)

シリタカ山と冬瓜山 @県境尾根に突き上げる急斜面
 県境尾根の直前は少しだけ笹薮を漕ぐことになる。稜線に飛び出すと東側に展望が開ける。帰路の分岐点として良く覚えておく。小笈に登れば、笈ガ岳は指呼の間、後ろに大笠山が顔を覗かせている。振り返れば、三方岩岳に続く県境尾根が畝りながら霞んで消えていく。

笈ガ岳と大笠山 @小笈

笈ガ岳山頂にて <T.N氏提供>
 冬瓜平から約2時間、7時30分過ぎに笈ガ岳山頂に立つ。上空は目の覚めるような青空なのに、遠望が利かないのが残念だ。白山はぼんやりと霞んでいる。

霞む白山(2702m) @笈ガ岳

狭い山頂が賑やかになる

大笠山(1822m) @笈ガ岳

同左 <参考:2003.4.28>

小笈と県境尾根 @笈ガ岳

同左 <参考:2003.4.28>

シリタカ山と冬瓜山 @笈ガ岳

同左 <参考:2003.4.28>
 我々と同一コースを来られた岐阜の3人パーティ、大きな三脚を担いで来た人、大笠山から縦走して来た人などで狭い山頂は賑やかになる。行動食を摂りながら360度の展望を楽しむ。帰路の長さを考えるとそう長く山頂に留まっている訳には行かず、大笠山からのコースに想いを馳せながら下山を始める。

県境尾根分岐

シリタカ山(1699m)
 県境尾根との分岐点を確認して忠実に往路を戻る。

シリタカ山(1699m)と北側のP1640m
 同じアングルの一年前の写真と比較してみると、雪の消え方、残り方が微妙に違うことが分かる。、

笈ガ岳(1841m) @P1640m北尾根

同左 <参考:2003.4.28>
 P1640m北尾根の途中から眺める笈ガ岳は格好良い。落ち込んだ谷からそそり立つ姿が俊敏でかつ麗しい。

笈ガ岳(1841m) @P1640m北尾根
 冬瓜平を計画より1時間早く出発する。元気なY.N氏に牽引されながら快調に進む。山毛欅尾山には2時間20分早い到着となった。笈ガ岳山頂より随分ハッキリと白山が見えるようになってきた。今年のG/Wに計画している加賀禅定道は美女坂から上が真っ白で、気持ちよく漫歩が楽しめそうだ。天気さえ良ければ・・・。

白山 @山毛欅尾山
 笈ガ岳を見納めたら、あとはひたすら”温泉”を目指して下山の脚を速める。

笈ガ岳(1841m) @山毛欅尾山

貯水池から導水管に沿って急下降する
 【自然観察】

カタクリ

カタクリ

イワウチワ

イワウチワ

キクザキイチゲ

キクザキイチゲ
【感想】
 最近日帰り可能な行程の短いルートも紹介されていますが、山を楽しむ方には敢えて行程の長い本ルートをお奨めします。ブナに囲まれた癒しの冬瓜平で一泊し、早朝に笈ガ岳に立つことができます。但し、重荷を担いで歩けることが条件になりますが・・・。
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