赤兎山(1629m)−お花観賞と白山展望−

◆ 山行記録

山行概要

山行日 2004年6月12日(土)〜13日(日)
白山(2702m) @白山展望地
天気 12日(土):霧雨、微風
13日(日):晴れ、中風
コース概要 小原峠--赤兎山--赤兎避難小屋(往復)
装備 17kg(避難小屋泊)
食料 夕食(1)+朝食(1)+行動食(2)
+水(2.5リットル)
同行者
企画 お花観賞と白山展望

行動記録

【6/12(土) 霧雨、微風】
岡崎IC(610) === 長良川SA(710,725) === 白鳥IC(800) === 広域基幹林道「小原線」分岐(930) === 赤兎山登山口(1005,1100) --- 小原峠(1200,1210) --- 大舟山分岐(1240) --- 赤兎山(1300,1305) --- 赤兎避難小屋(1325)TS
就寝(2230)
【6/13(日) 晴れ、中風】
起床(500)
TS(630) --- 白山展望地(635,650) --- 赤兎山(710,800) --- 大舟山分岐(810) --- 小原峠(840,850) --- 赤兎山登山口(935,945) === R157合流(1015) === 勝山温泉「水芭蕉」(1030,1120) === 「福そば」陽明店(1130,1150) === 白鳥IC(1255) === 関SA(1330,1340) === 岡崎IC(1440)

赤兎山 行程図
この画像は国土地理院発行の数値地図25000(地図画像)金沢を使用して編集しました。

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

大野市役所 0779-66-1111 勝山温泉「水芭蕉」 0779-87-1507
大野警察署 0779-65-0110 大野タクシー 0120-255211
大野消防署 0779-66-0119 勝山タクシー 0779-88-0251

◆ 日誌と写真

行動日誌

【6/12(土) 霧雨、微風】
 台風一過の晴天を期待して出かけたが、現地に近づくにつれ雨模様になってきた。「こんなはずでは・・・」と自問しながら、R157から広域基幹林道「小原線」に入る。小原林道は小原ダム辺りまで舗装されている。この先林道終点までは大部分が未舗装の一車線で結構荒れている。落石も散見される。豪雪地帯の林道維持は大変だろうと思う。適当にすれ違い余地は確保されているが、登山口駐車場の直前辺りはすれ違いが困難である。
 駐車は登山口の手前に、側溝を跨いだ右手の広場が利用できる。土曜は雨降りのため数台だけで閑散としていたが、好天の日曜は9:30で駐車場は満杯、道路脇も縦列駐車の列が続く。終点の車両転回場と手前の駐車余地まで埋め尽くされ、身動き取れない状態だった。

広域基幹林道「小原線」の終点(車両転回場)

転回場手前の駐車余地
 水は登山口横の流水で得られる。駐車場、登山口にトイレは設置されていない。山頂の赤兎避難小屋には男女別のトイレがある。

霧雨の赤兎山・大長山登山口(入山時)

晴天の赤兎山・大長山登山口(下山時)
 登山口から小原峠までは、ぶな林の中を緩やかに登っていく。新緑の林は雨降りにもかかわらず、鬱蒼とした暗い感じはしない。雨に濡れた瑞々しいお花が目を楽しませてくれる。

霧に煙る登山道を辿る

静寂の小原峠
 小原峠を越えて、少し市ノ瀬側に行くと「峠の地蔵」が祀られている。その先はロープが張られている。廃道になっているのであろうか。

峠の地蔵尊 @小原峠

峠の地蔵尊 @小原峠
 雪融けの水溜りは蛙の繁殖池になっている。梅雨の最盛期頃は、きっと賑やかに”蛙の歌”が聞こえてくるのだろう。

水溜りは蛙の繁殖池

枝に産み付けられた蛙の卵
 小原峠から大舟山分岐までは少し急登となるが、息が切れるほど長くは続かない。足場の悪い所にはトラロープが取り付けられている。

赤兎山方面から見て左:経ヶ岳 @大舟山分岐

赤兎山方面から見て右:小原峠 @大舟山分岐
 大舟山から再び緩やかになり、以外にあっけなく山頂に到着する。濃い霧に囲まれて視界は50mくらい。明日の好天気に期待して、足早に赤兎避難小屋に向かう。

登山道に僅かに雪が残る

赤兎山山頂にて
 久しぶりの赤兎避難小屋だが、驚いたことに屋根から雨漏りが2箇所あった。板間が1/8程度水浸しになっていた。放置すると大切な小屋が痛んでしまう。既にご承知かも知れないが、念のため大野市役所に写真を添えて連絡しておいた。

板間が水浸し @赤兎避難小屋

屋根から雨漏り @赤兎避難小屋
【6/13(日) 晴れ、中風】
 昨夜は同宿者(京都からの4人)と賑やかに過ごした。22:30、寝袋に入る前まで外は霧が立ち込めていた。
5:00起床、外は既に明るくなっていた。カメラを持って白山展望地に急ぐ。丁度別山から”お日の出”を迎えるところに間に合った。

黎明の白山 @白山展望地

別山から”お日の出” @白山展望地
 台風のなごりか、風が強く雲の動きが慌しい。

白山と別山
 一頻り朝の白山の情景を楽しんでから小屋に戻り朝食をとる。同宿者はまだ気持ち良さそうに眠っていたので、声も掛けずに出発する。
 赤兎避難小屋の周辺は高層湿原が広がる。イワイチョウ、コバイケイソウ、ミツバオウレンなどが咲いていた。

赤兎避難小屋

赤兎避難小屋から赤兎山までは木道を歩く

高層湿原 遠景は野伏岳

高層湿原 遠景は赤兎山

高層湿原

高層湿原 遠景は荒島岳
 赤兎山山頂からは、文字通り360度の展望が広がる。白山から別山そして石徹白の山々が連なる。荒島岳、経ヶ岳、法恩寺山と続きその右手には勝山の市街が眺められる。取立山、大長山そして杉峠を経て三ノ峰へと加越国境稜線が畝っている。

赤兎山山頂

赤兎山山頂にて

白山(2702m) @赤兎山

大長山(1671m) @赤兎山

白山(2702m)、別山(2399m)、三ノ峰(2128m) @赤兎山

薙刀山(1647m)、野伏岳(1674m)、小白山(1609m) @赤兎山

経ヶ岳(1625m)、法恩寺山(1357m) @赤兎山
 7:30、日帰り組の一番手が到着する。8:00、賑わい始めた山頂を後にする。ぶなの新緑に包まれて、気分も足取りも軽やかに帰路につく。

ぶなの新緑に包まれて

気分も足取りも軽やかに
【自然観察】
雨に濡れた瑞々しいお花を楽しみました

リュウキンカ

リュウキンカ

オオバミゾホオズキ

オオバミゾホオズキ

マイズルソウ

マイズルソウ

?1スミレ

?1スミレ

ユキザサ

ユキザサ

?2果実

?2果実

エンレイソウ

エンレイソウ

ヤグルマソウ

ヤグルマソウ

オオカメノキ(ムシカリ)

オオカメノキ(ムシカリ)

ゴゼンタチバナ

ゴゼンタチバナ

イワカガミ

イワカガミ

イワイチョウ

イワイチョウ

ミツバオウレン

ミツバオウレン

コバイケイソウ

コバイケイソウ

ツクバネソウ

ツクバネソウ

サンカヨウ

サンカヨウ

ミヤマカタバミ

ミヤマカタバミ

イワハゼ(アカモノ)

イワハゼ(アカモノ)

タニウツギ

タニウツギ
【感想】
 これまでは静かな赤兎山という印象が強かったのですが、この度は日帰り登山者が多いのに驚きました。地元の方のお話では”遭難騒ぎのあった大長山”で全国的に有名になったからかなということでしたが・・・。
 すれ違い車両が多いと閉口する狭い林道が難点ですが、2時間足らずで簡単に登れる赤兎山は、道中のお花と白山の展望が楽しめるお奨めの山です。
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