白山(2702m)−平瀬道〜北縦走路−

◆ 山行記録

山行概要

山行日 2004年8月13日(金)〜15日(日)
白山を振り返る @野谷荘司山付近
天気 8/13 晴れ、微風
8/14 快晴のち霧、午後雨、弱風
8/15 小雨のち曇り、微風
コース概要 8/13 白水湖--大倉山避難小屋TS1
8/14 TS1--御前峰--大汝峰--お花松原--ゴマ平避難小屋TS2
8/15 TS2--妙法山--もうせん平--野谷荘司山--鶴平新道--大窪登山口
装備 17kg(ツェルト携行避難小屋泊)
食料 夕朝食2日,行動食3日,水(4.5L),B(1.4L)
同行者 M.A(OAC会員)
企画 ゴマ平からもうせん平を歩く

行動記録

【8/13(金) 晴れ、微風】
岡崎IC(525) === 長良川SA(630,645) === 荘川IC(740) === 平瀬「白山タクシー」(810,1000) === 白水ノ滝(1025,1040) === 平瀬道登山口(1045,1110) --- 大倉山避難小屋(1415)TS1
就寝(1800)
【8/14(土) 快晴のち霧、午後雨、弱風】
起床(300)
TS1(400) --- カンクラ雪渓(500) --- 展望歩道分岐(535) --- 白山室堂(550,615) --- 御前峰(653,705) --- 室堂・中宮道分岐(750) --- 大汝峰(815,825) --- 岩間道・中宮道分岐(838) --- ヒルバオ雪渓(912,920) --- お花松原(935) --- 北弥陀ヶ原(1015,1030) --- 地獄覗き(1110,1125) --- うぐいす平(1132) --- 間名古ノ頭(1217) --- 三俣峠(1225) --- ゴマ平避難小屋(1330)TS2
就寝(1800)
【8/15(日) 小雨のち曇り、微風】
起床(300)
TS2(430) --- シンノ谷(537,547) --- 念仏尾根(610,615) --- P1762m(700) --- 妙法山(805,815) --- P1780m(920,930) --- もうせん平(935,950) --- 野谷荘司山(1026,1047) --- 赤頭山(1100) --- P1602m(1121.1127) --- 大窪沼展望(1147) --- 大窪登山口(1303,1330) === 平瀬「白山タクシー」(1345,1355) === 平瀬温泉(1400,1455) === 荘川IC(1525) === 関SA(1658,1721) === 岡崎IC(1825)

白山平瀬道〜北縦走路 行程図 (GPSの軌跡をプロットしてみました。一部データ抜けあり)
この画像は国土地理院発行の数値地図(地図画像)を使用して編集しました。

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

白川村役場 05769-6-1311 白山自然保護センター 0761-95-5321
高山警察署 0577-32-0110 白山観光協会 0761-93-1001
鳩ヶ谷警察官駐在所 05769-6-1004 大白川野営場 05769-5-2033
平瀬交番 05769-5-2261 平瀬温泉 05769-5-2422
郡上広域連合消防本部 0575-67-1127 白山タクシー 05769-5-2341

◆ 日誌と写真

行動日誌

【8/13(金) 晴れ、微風】
 お盆休みの道路渋滞に巻き込まれることなく東名、名神、東海北陸自動車道を順調に走行し、荘川ICからR156を北上し平瀬に向かう。荘川から平瀬までの間はコンビニがないので、行動食などは長良川SAで調達するのが最終となる。
 当初は下山する大窪登山口に車をデポしておく予定だったが、「白山タクシー」さんから”車上狙いが続発”との情報を聞き、安心のため「白山タクシー」さんに車を預かってもらうことになった。お蔭で、往きは「定時タクシー」で荷物代込みで1,300円/人、戻りは大窪から平瀬のタクシー代(4,000円)と交通費まで安くついた。なお、「定時タクシー」の運行期間、時刻表とも「白山タクシー」HP情報は古いので問合せること。

白川村平瀬の「白山タクシー」

愛車を預かって貰う
 10:00の「定時タクシー」は我々二人だけであった。運転手さんのご好意で、途中の「白水ノ滝」を案内していただいた。県道白川公園線は全線舗装されているが対向車を避け合いながらの通行なので、景色に見とれないよう注意が必要である。

「白水ノ滝」に立ち寄る

落差72mの豪快な水音が響く
 終点の白水湖には、上下2箇所の広い駐車場、トイレ、水場、休憩所(登山届記入所)が揃っている。

合掌造り風の公衆トイレ(水洗、トレペ付)

「車上ねらい続発!」の張り紙

白水湖畔ロッジ

白水湖の上の駐車場(2箇所あり)

平瀬道登山口

新しい平瀬道登山口の休憩所(仮眠所あり)
 鳥居を潜って平瀬道登山道が始まる。いきなり尾根道の登りとなる。真夏の太陽が眩しいが、ブナ林の中は程よい光となっている。大きなブナが多いので開放的で明るい林間コースである。大白川から1km毎に標識があり、休憩のタイミングとも良く合う。

陽射しが和らぐブナ林を登る

大白川から1km毎に標識あり
 平瀬道は適度に刈り込みが施され、また過度な道路整備もなく、自然な山道として気持ち良く歩ける。足場の悪い箇所もあるが、注意して歩けば全く問題ない。高度を上げるにつれ、火山成分による独特の青色をした白水湖が眺められるようになり励みになる。

足場の悪い箇所

白水湖が眺められる
 遮るものがなくなり、額に汗が滲む頃、三方崩山がハッキリ見えるようになり、急な登りから平坦路になると小屋は近い。

三方崩山(2059m)

平坦路になると小屋は近い
 見慣れている白山とは異なる姿に新鮮味を覚える。大倉山の山頂を左に見ながら、少し下った所、登山道の脇に大倉山避難小屋がある。奈良からの単独行と合わせて3人で広々と使わせていただく。なお、水場、トイレともにないのでご注意を。

御前峰と剣ガ峰

大倉山避難小屋
【8/14(土) 快晴のち霧、午後雨、弱風】
 3:00起床、外に出ると満点の星空が迎えてくれた。しかし、天気は下り坂のはず、いつまで持つか分からない。朝食の雑煮を食べ、4:00、早々と出発する。
 夏が終わりに近づき、カンクラ雪渓の万年雪も僅かに残っているだけだ。登山道の崩壊箇所には迂回路あり、通行に支障はない。

カンクラ雪渓と御前峰

登山道の崩壊(迂回路あり)
 厳かな気持ちになる”お日の出”を迎える。地平線に雲がありスッキリしたご来光にはならなかったが、僅かな時間だけ御前峰が赤く染まった。

”お日の出”

御前峰が赤く染まる
 盛りの時期を過ぎ、室堂界隈は静かであった。白山比盗_社にお参りし、御前峰に向かう。山頂には早くも雲が掛かり始めた。すれ違ったのは3人の神職と登山者5人だけ。山頂は強い風が吹き雲が慌しく流れる。雲の切れ間に瞬時展望が叶うくらいで、隣の剣ガ峰、大汝峰さえ見えない。

白山比盗_社と御前峰(2702m)

別山(2399m)と室堂
 血の池のほとりで、とうとうカッパを着用する。展望は得られないが、M.Aさんは白山が初めてなので、御前峰に続き大汝峰の登頂を目指す。濃い霧と強い風の山頂には誰もいなかった。記念写真を撮り早々に降りる。レンズが曇ってしまうのでカメラを仕舞い込んで足早にゴマ平小屋を目指す。
 お花松原のミヤマクロユリの群落は僅かに干からびた姿を留めるのみであった。お花松原から一旦登り返して、あとは坦々とした緩やかな降りが続く。ハイマツ帯の間を抜け、霧雨に煙る北弥陀ヶ原の木道を歩く。景色が楽しめないので、長い道程が余計長く感じられる。最後の急坂を下りきり、13:30ゴマ平避難小屋に到着する。既に若い女性3人のパーティと単独行が2人寛いでいた。我々は梯子を昇って2階に陣取る。水場が近く、トイレもあるまだ新しい清潔な小屋である。
 冷やしたビールで喉を潤し、赤トウガラシの効いた辛口カレーを食べる。ウィスキーも空になり、早々と18:00に就寝する。雨は明け方まで断続的に強く降っていた。

【8/15(日) 小雨のち曇り、微風】
 昨夜来の雨でシンノ谷の増水が気になった。地元の単独行に尋ねると”鉄の橋だから大丈夫じゃない”との返事。場合によっては引き返し中宮道を下ることも考えて出発する。
 ゴマ平から山腹を巻きやがてシンノ谷に降下していく。”一体どこまで降るんだろう”と感じるほど降る。降った分妙法山まで登り返すことになるのに・・・。シンノ谷には2本の鉄骨を渡した上に踏み板の鉄板が取り付けられた鉄橋が架かっていた。長さは10m近くあるが高さは1mほどで渡るのに不安はない。また、予想に反して水量が増えておらず安堵した。
三方崩山 奥三方岳 鎌ヶ峰 間名古ノ頭   白山

@シンノ谷を越えて登りC1756m

間名古ノ頭と白山 @C1756m

念仏尾根は展望良し
 雨は上がったが、相変わらず曇天が続く。しかし、昨日と異なり意外に遠望が利く。白山にも雲は掛かっていない。

妙法山(1776m)

白山方面 @妙法山
 山毛欅尾山から笈ガ岳へのルートから眺めると整った形の三角形をした妙法山である。標高は低いが山頂は見晴らしが良い。北に笈ガ岳、大笠山が見える。北西遠くには小松方面であろうか街並みとその先に日本海が見える。東方には北アルプスの山波が屏風絵のように続いている。

笈ガ岳(1841m) @妙法山

妙法山の山頂
剣岳  立山 薬師岳 槍ヶ岳  穂高連峰

北縦走路からの北アルプス展望
 北縦走路は距離は長いが、終始展望が良く、天気に恵まれれば飽きることはなさそうだ。鳩谷ダム湖が右手下に見えてくると下山後の段取りが気になってくる。大窪登山口に降る前に、携帯で迎えのタクシーに来て貰う時間を連絡する必要がある。

もうせん平方面 @美濃原山

鳩谷ダム湖と猿ガ馬場山(1875m)
 美濃原山は山頂を巻いているのだが意外と登り返しがきつい。登り切った平らなところがモウセンゴケで有名なもうせん平である。

もうせん平

神庭の池
 もうせん平から先は3年前に大窪登山口から歩いたコースだ。随分近くなった笈ガ岳、三方岩岳に別れを告げ、痩せ尾根の鶴平新道を急降下して大窪登山口まで降る。

笈ガ岳(1841m)と大笠山(1822m) @野谷荘司山

三方岩岳(1736m) @野谷荘司山
 P1471mで「白山タクシー」に連絡する。樹林帯に入り、最後はブナ林をジグザグに下って行く。”ようこそ白川郷へ”の看板に迎えられ長旅を終える。

ブナ林を下る

「ようこそ白川郷へ」 @大窪池
【自然観察】
不正確なものもあります。予めご了承ください。

?−1

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タカネマツムシソウ

タカネマツムシソウ

イワギキョウ

イワギキョウ

イワツメクサ

イワツメクサ

ミヤマホツツジ

ミヤマホツツジ

コウメバチソウ

コウメバチソウ

サラシナショウマ

サラシナショウマ

ホツツジ

ホツツジ

セキヤノアキチョウジ?

セキヤノアキチョウジ?

モウセンゴケ

モウセンゴケ
【感想】
 初めて北縦走路(ゴマ平〜もうせん平)を歩きました。このルートは他の白山北部ルートと同じく距離は長いですが、終始展望に恵まれ、花の時期、紅葉の時期に歩けば楽しめるのではないかと思います。”熊除け鈴”はお忘れなく。
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