別山(2399m) −チブリ尾根−

◆ 山行記録

山行概要

山行日 2005年4月29日(金)〜30日(土)
白山(2702m) @御舎利山  拡大
天気 4/29(金) 曇り時々小雨のち濃霧、微風
4/30(土) 快晴、微風
コース概要 市ノ瀬--チブリ尾根--別山(往復)
装備 22kg(残雪期テント泊)
食料 2泊3日分、水(1L)
同行者 OAC会員(3名)
企画 雪原漫歩と白山展望

行動記録

【4/29(金) 曇り時々小雨のち濃霧、微風、10℃】
旧岡崎市民病院跡PKG(500) ==0:05== 岡崎IC(505) ==1:05== 長良川SA(610,635) ==0:35== 白鳥IC(710) ==0:10== 油坂料金所(720) ==0:20== 道の駅「九頭竜」(740,745) ==0:45== 勝山FM(830,835) ==0:50== 市ノ瀬(925,1040) --0:35-- 猿壁堰堤(1115,1125) --1:10-- 下の水場(1235,1240) --0:35-- 上の水場(1315,1325) --0:45-- 釈迦岳展望台手前(1410,1420) --0:17-- 釈迦岳展望台(1437) --2:00-- チブリ尾根避難小屋(1640)TS1
就寝(1850)
【4/30(土) 快晴、微風、8℃】
起床(450)
TS1(615) --2:00-- 御舎利山(815,830) --0:20-- 別山(850,920) --0:15-- 御舎利山(935,940) --1:10-- チブリ尾根避難小屋(1050,1210) --0:55-- 釈迦岳展望台(1305,1320) --0:55-- 上の水場下方(1425,1420) --0:10-- 下の水場(1430) --0:40-- 猿壁堰堤(1510,1525) --0:25-- 市ノ瀬(1550,1610) ==0:20== 白山天望の湯「御前峰」(1630,1725) ==0:40== 福そば(1805,1840) ==1:00== 白鳥IC(1940) ==0:40== 関SA(2020,2030) ==1:00== 岡崎IC(2130) ==0:05== 旧岡崎市民病院跡PKG(2135)

別山 行程図 (GPSの軌跡をプロットしてみました。一部データ抜けあり)  拡大1拡大2
この画像は国土地理院発行の数値地図(地図画像)を使用して編集しました。

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

白山市役所 076-276-1111 新村病院(鶴来) 0761-93-0100
白峰支所 0761-98-2011 白山自然保護センター 0761-95-5321
鶴来警察署
 〃 (fax)
0761-92-1161
0761-93-9802
白山室堂(観光協会) 0761-93-1001
白峰駐在所 0761-98-2034 白山天望の湯「御前峰」 0761-98-2010
金沢市消防本部 076-224-1119 白峰温泉総湯 0761-98-2839
公立鶴来総合病院 0761-92-1250 福そば「陽明店」 0779-66-6060

◆ 日誌と写真

行動日誌

【4/29(金) 曇り時々小雨のち濃霧、微風、10℃】

 この3日間は好天気のはずが、日本海を進む低気圧の前線の影響が当地まで及んだのか、雨の出迎えを受ける。本日開館のビジターセンター内を使用させていただき、冬用外張りからフライに張り替えたり、腹ごしらえなどして様子見するが快復の兆候なし。重い腰をあげ約1時間遅れで出発する。初日は”制服のカッパ”を着る羽目になってしまった。(;^_^A
 猿壁堰堤までの林道は鉄橋を渡る手前まで残雪と崩れ落ちてきた土砂と岩で歩き難い。雨降りで緩んでいそうなので斜面上部に気を配りながら通過する。
 猿壁堰堤から暫くは登山道(夏道)が露出しているが、すぐに雪に隠れてしまう。登山道は下の水場までほぼ水平に付いている筈なのに何度も見失ってしまう。

残雪で荒れた市ノ瀬から猿壁堰堤への林道

猿壁堰堤から下の水場へ登山道は雪に隠れる
 下の水場の手前で登山道に戻り着く。久しぶりの重荷といきなりの”彷徨”で時間を食ってしまう。小屋まで辿り着けるか少々心配になる。

漸く「下の水場」に到着

水量豊富な「下の水場」
 この辺りが「上の水場」のはずと見渡すと、道標が頭だけ覗いていた。ここからいよいよ本格的に雪道となる。

「上の水場」の道標は頭だけ覗いている

ここから本格的に雪道になる
 登山道(夏道)は山腹を廻り込んで尾根に取り付くが、先行者の薄い足跡に従って尾根に直登を選ぶ。釈迦岳展望台の手前辺りで尾根に出れるはずだ。最後は少し藪を漕いで尾根に出る。帰路の目印に赤テープを打っておく。
 あとは尾根通しに忠実に辿る。霧が濃くなり、とうとう視界20mも利かなくなる。眼の前に来て漸く小屋と分かる。本日の泊まりは、2名、2名、1名、9名と我々4名で合計18人と珍しく混み合った。小屋の直前で我々を追い抜いていった9人がテントで泊まると言って譲ってくれた。若い女性2人を有していた恩恵か・・・。
 何時ものように小宴会後、19時前に就寝する。

小雨から霧も立ち込めて @尾根への直登斜面

次第に霧が濃くなる
【4/30(土) 快晴、微風、8℃】

 4時を過ぎてから急速に天気が快復してきた。今朝は期待したほどの朝焼けは見られず、ほんのり紅く染まっただけだった。朝食の準備をしながら、小屋の窓から写真を撮る。

白山(2702m)の朝焼け @小屋

御舎利山(2377m) @小屋
 昨日は気づかなかったが、壁に「登山者の皆様へ」の張り紙があった。「8月末まで改修工事のため利用できない」とのことである。

チブリ尾根避難小屋

小屋改修(利用不可)の張り紙
 明日も下り坂の模様なので、予定を早めて今日下山することに決める。6時15分、日帰り装備の身軽な格好で出発する。アイゼンを装着してピッケルを携行する。念のためロープを持って行く。

雪稜を行く

雪原を行く
 高度を上げるほどに白山釈迦岳越しに、昨年のG/Wに歩いた加賀禅定道の稜線が見えてくる。振り返ると、加越国境の山々が随分低く見えるようになっていた。正面の岩峰は左側に廻り込んで尾根に上がる。

白山釈迦岳(2053m)

白山を眺めながら登る

赤兎山(1629m)、大長山(1671m)

左上の急斜面を斜登行する
 次第に傾斜が増してくる斜面に少々緊張しながら、アイゼンを利かせてピッケルでバランスをとって登る。力を入れないとピッケルは先端しか刺さらない。冷え込んだ早朝には相当緊張する箇所となるだろう。

次第に傾斜が増してくる

バランスをとって斜登行する

尾根まで直登する

アイゼンを利かせて登る
 尾根上に出てホット一息つく。御舎利山は眼の前にある。山頂手前が再び急な斜面になるが、木立の間を縫って登るので先ほどのような緊張感はない。最後は露出した登山道を辿って山頂に至る。
 山頂には昨日小屋を譲ってくれた9人パーティが展望を楽しんでいた。同じ愛知県から来たというので、話し込んでいくと・・・、ビックリ!会社の山岳部だった。世間は狭いものだ。

尾根上に出てホット一息、御舎利山は眼の前

白山本峰を目指すDN山岳部パーティ
 4人だけになった山頂で360度の展望を存分に楽しむ。眼前には、いくら眺めても飽きない白山がある。至福の時間である。
四塚山  七倉山 大汝峰 御前峰

白山(2702m) @御舎利山

三方崩山(2059m)、北アルプスの峰々、乗鞍岳(3026m) @御舎利山

剣岳、立山、薬師岳、黒部五郎岳 @御舎利山

御嶽山(3063m) @御舎利山
 展望を楽しみながら別山へ向かう。登山道も露出しているが雪原を歩く。8時50分、別山山頂に到着する。

展望を楽しみながら別山へ

御嶽山(3063m)と氷化した別山の雪面

別山山頂

別山神社と白山
銚子ヶ峰 野伏ヶ岳 三ノ峰 別山平 赤兎山 大長山

三ノ峰(2128m)と奥美濃、奥越の山々 @別山
 御舎利山に戻り往路を降る。

御舎利山の降りはじめは登山道が露出

登山道が隠れ、木立を縫って降る
 幾つもの谷を刻んで聳え立つ白山がいっそう大きく見える。

白山(2702m) @チブリ尾根上部
 慎重に急斜面を降り、雪原に戻るとやっと緊張が解ける。

慎重に急斜面を降る

雪原に戻り、緊張が解ける

小屋を目掛けて雪原を行く

雪稜を降れば小屋は近い
 登頂を果たした御舎利山、別山を仰ぎ見て満足感に浸る。珈琲が旨い。

御舎利山(2377m) @小屋
 予想通り天気は下り坂、薄雲で陽射しも和らいできた。谷を隔てただけの白山釈迦岳でさえ、次第にシルキーな感じに変わっていく。展望台まで降ると、御舎利山山頂から見下ろしていた白山釈迦岳を見上げるようになる。 雪融けが進む沢の力強い水音を聞きながら、もう直ぐ新緑の季節を迎える山を降りて行く。

白山釈迦岳(2053m) @釈迦岳展望台

雪融けが進む

もう直ぐ新緑の季節を迎える

新緑が目立ちはじめる @猿壁堰堤
【自然観察】
猿壁堰堤付近で漸く咲き始めていました。

エンレイソウ

エンレイソウ

キクザキイチゲ

キクザキイチゲ

カタバミ

カタバミ

カタバミ

カタバミ

カタバミ

カタバミ

チャルメルソウ

チャルメルソウ
【感想】
 2日目は好天気に恵まれて登頂を果たしましたが、天気(特に朝の冷え込みと強風)によっては慎重な行動が要求されるコースだと思います。チブリ尾根避難小屋まででも十分白山展望に満足できること請け合いです。
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