鳴谷山(1596m)−白山展望は次回の楽しみ−

◆ 山行記録

山行概要

山行日 2005年6月5日(日)
シャクナゲ
天気 6/5(日) 曇り時々霧雨、弱風、16℃
コース概要 百合谷登山口---鳴谷山(往復)
装備 7kg(日帰り)
食料 行動食+水(1リットル)
同行者 OAC会員2名
企画 白山展望と自然観察

行動記録

【6/4(土) 曇り時々霧雨のち晴れ、微風、21℃@岡崎】
旧岡崎市民病院跡PKG(555) ==<<<鷲走ヶ岳>>>== 白峰温泉「緑の村キャンプ場」(1640)TS1

就寝(21:20)
【6/5(日) 曇り時々霧雨、弱風、16℃@白峰】
起床(5:00)

白峰温泉「緑の村キャンプ場」TS1(630) ==0:25== 百合谷登山口PKG(655,715) --0:40-- 鞍部(755,805) --0:15-- 鎧岩(820) --0:30-- 分岐@(850) --0:10-- 分岐A(900) --1:20-- 鳴谷山(1020,1120) --0:48-- 分岐A(1208) --0:07-- 分岐@(1215) --0:20-- 砂御前山(1235,1240) --0:13-- 分岐@(1253) --0:27-- 鞍部(1320,1330) --0:20-- 百合谷登山口PKG(1350,1405) ==0:25== 白峰温泉「八嶋」(1430,1525) ==0:45== 福そば陽明店(1610,1640) ==1:07== 白鳥IC(1747) ==0:28== 美濃関JCT(1815) ==0:50== 五ヶ丘トンネル出口(1905,2000) ==0:15== 岡崎IC(2015) ==0:05== 旧岡崎市民病院跡PKG(2020)

鳴谷山 行程図 (GPSの軌跡をプロットしてみました。一部データ抜けあり)
この画像は国土地理院発行の数値地図25000(地図画像)金沢を使用して編集しました。

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

白山市役所 076-276-1111 公立鶴来総合病院 0761-92-1250
白峰支所 0761-98-2011 新村病院(鶴来) 0761-93-0100
鶴来警察署 0761-92-1161 天望の湯「御前荘」 0761-98-2010
鶴来警察署(fax) 0761-93-9802 緑の村キャンプ場 0761-98-2224
白峰駐在所 0761-98-2034 白峰温泉総湯 0761-98-2839
金沢市消防本部 076-224-1119 福そば「陽明店」 0779-66-6060

◆ 日誌と写真

行動日誌

【6/5(日) 曇り時々霧雨、弱風、16℃@白峰】

 テントをたたくパラパラという雨音に目を覚ます。まだ暗い。3時だ。30分位で静かになり再び眠りにつく。5時起床、朝食は昨晩のおでんの残り汁にうどんを入れた簡単なもので済ます。テントを撤収し6時30分に緑の村キャンプ場を出発する。

白峰温泉「緑の村キャンプ場」のPKG

白峰温泉「緑の村キャンプ場」のテント場
 R157を北上し、トンネルを抜けて直ぐのT字路で右折し桑島大橋を渡る。正面には下山後に汗を流す旅館「八嶋」がある。4階にある展望風呂は700円で、ガラス張りの脱衣場は確かに展望が良い。但し双方向である。
 舗装された2車線幅の林道を雲に覆われた山へと登って行く。大嵐山への林道(通行止)と分岐し、右手の百合谷林道に入る。ここから先は舗装されていないが、新しく砂利が入れられたようで比較的良好な林道と言える。また適度に避け合い場所があるので進退に窮することは少ないだろう。
 終点が駐車場(転回場)である。10台ほどは止められそうだ。背の高い広葉樹に囲まれた、夏でも涼しげな場所である。トイレや給水施設はない。既に1台の車が止まっていたので、その横に揃えて止める。

百合谷登山口のPKG

百合谷登山口   案内図
 既に雲の中に入ったようで、時折枝葉に溜まった大粒の水滴が落ちてくる。制服のカッパを着る程でもないので傘を差しながら行く。霧に煙る幻想的な林の中を進む。登山道は踏跡明瞭で下草も繁茂していない。スパッツなしでもズボンを濡らすことはない。20分ほどで”オバケ”と化したミズバショウ群生地に至る。時期(5月上旬?)を選べば、きっとみごとであろう。

霧に煙る林を行く

ミズバショウはオバケに・・・
 水音が大きくなり右手に百合谷を見るようになる。小さな滝も見える。登山道は谷に沿って詰めている。やがて水音が聞こえなくなると、展望が良さそうな鞍部に出る。ガイド地図に”ホンシャクナゲ”と記された場所である。

砂御前山・大嵐山稜線の鞍部

ルート上に檜の巨木が多い
 ここから明瞭な尾根道となる。この辺りは既に”賞味期限”を過ぎているが、登るにつれ活き活きとしたシャクナゲが迎えてくれる。淡いピンク色が多いが、濃いピンクや白色もあり艶やかである。

シャクナゲがちらほらと・・・

タムシバもなごりを留め・・・
 鎧岩の岩場(登山道は普通の岩道)を過ぎると、ミズバショウとリュウキンカの咲き誇るお花畑に出る。雪融けが遅いようでこの辺りは丁度見ごろである。但し、登山道は泥んこで滑り易いので足元に注意して観賞しよう。

鎧岩を通過

鎧岩を見上げて
 お花畑を過ぎひと登りで尾根上の分岐に出る。ここには道標はない。ここから10mほど上の分岐@に道標(下山時に見て、左:砂御前山、右:百合谷林道)が建っている。下山時は往路を戻るので右手(百合谷林道)にとるのだが、先ほどの道標のない分岐を見落とし直進してしまう可能性がある。直進すると砂御前山へのルートに合流する。間違える人が多いと見えかなり明瞭な踏跡となっている。ここから10分程で再び道標のある分岐Aに出る。右手は大杉谷林道へ下る。この先は一本道の尾根道が山頂まで続く。相変わらず立派な檜が多い。

分岐@:砂御前山への分岐

分岐A:大杉谷林道への分岐
 登山道にまだ僅かに雪が残っている。咲き誇るシャクナゲ、まだ楽しめるタムシバが林を鮮やかに彩る。足元にはオウレン、マイヅルソウ、ユキザサなどが可愛らしさを競っている。檜や杉の巨木が林立し厳かな趣きのある林を抜け、やがて視界が開けてくる。雲の層の上部に達したのか、随分空が明るく感じられる。最後は山頂を巻くように緩やかに登り切って、白山方面に笹が切り開かれた山頂広場に到着する。

おっと!滑らないように!

視界が開け、眼前に白山が・・・見えない
 残念ながら白いベールに覆われて白山は拝めない。隣のピークさえ見えない状況である。途中のお花畑で追い抜かれた福井の登山者2人が弁当を広げていた。「今日は残念ですね」と、見えぬ景色を説明してくれた。説明を聞きながら景色をイメージする。「紅葉の時期も良いからもう一度どうぞ」と勧められた。

白山をバックに登頂記念 @鳴谷山山頂広場

次第に賑やかになる山頂広場
 我々もコーヒーを沸かし行動食を食べる。時折隣のピークが薄く見えるようになる程度で、一向に好天の兆しはない。こんな天気なのに、山頂広場は次第に賑わいを見せてきた。
 そろそろ下山をと支度していたら、山頂の三角点の話が聞こえてきた。先ほどの福井の方に「この方向で50mくらい先にある。」と教えていただいた。しかし行く手はササと潅木のブッシュで明瞭な踏み跡はない。GPSを頼りにブッシュに突っ込む。ササを掻き分け、潅木を乗り越えて三角点を目指す。「目的地周辺です。」の表示が出て近辺を探す。ササが刈られた場所に三角点が見つかった。気がつけば、別パーティの3人が付いて来ていた。これまで何度か探したが見つからなかったという。GPSの威力に感心していた。

藪を掻き分け鳴谷山(1596m)の三角点へ

再来を期して山頂を去る
 未練は残るが、再来を期し山頂を後にする。砂御前山へは分岐@から20分ほど登り返して到達する。山頂付近が少し切り開かれているが、晴れていても展望は得られそうもない。登頂感を味わえない山頂である。

砂御前山の登頂記念

砂御前山(1326m)の三角点
 分岐@に戻り、ぬかるむ足元を気にしながら降って行く。鞍部から下はなだらかとなり、のんびりと森林浴を楽しみながら余韻に浸る。

リュウキンカに見送られ

鎧岩を登り返し

森林浴を楽しむ

他県からの車も多い駐車場
【自然観察】

イワウチワ

イワウチワ

ショウジョウバカマ

ショウジョウバカマ

シャクナゲ

シャクナゲ

シャクナゲ

シャクナゲ

シャクナゲ

シャクナゲ

リュウキンカ

リュウキンカ

ミズバショウ

ミズバショウ

ツクバネソウ

ツクバネソウ

サンカヨウ

サンカヨウ

イチョウラン

イチョウラン

ユキザサ

ユキザサ

マイヅルソウ

マイヅルソウ

ミツバオウレン

ミツバオウレン

バイカオウレン

バイカオウレン

イワナシ

イワナシ

ツバメオモト

ツバメオモト

ギンリョウソウ?

ギンリョウソウ?

イワカガミ

イワカガミ

ザゼンソウ

ザゼンソウ
【感想】
 生憎の天候で白山展望は叶いませんでしたが、たくさんの瑞々しいお花を観賞できました。ミズバショウもシャクナゲもルート上広く分布しているので、結構長い期間楽しめるように思います。危険箇所や急登もないので、初心者でも安心して白山展望とお花を楽しめることでしょう。展望はお天気次第ですが・・・(;^_^A
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