鈴ヶ岳(1174m)  ショウキランを求めて

◆ 山行記録

山行概要

山行日 2005年6月17日(金)〜18日(土)
ショウキラン
天気 6/18(土) 薄曇り時々晴れ、微風
コース概要 大杉登山口--ヌギ谷原--鈴ヶ岳(往復)
装備 11kg(ツェルト携行ハイキング)
食料 昼食、行動食、水(2.0L)
同行者 Y.M(OAC)、Oさん、Nさん、Sさん
企画 新緑の白山展望とショウキラン観賞

行動記録

【6/17(金) 薄曇り、微風】
旧岡崎市民病院跡PKG(1905) ==0:05== 岡崎IC(1910) ==1:10== 米原JCT(2020) ==0:15== 賤ヶ岳SA(2035,2055) ==1:15== 尼御前SA(2210,2235) ==0:10== 小松IC(2245) ==0:40== 大杉「冒険のとりで」(2325)TS1

就寝(015)
【6/18(土) 薄曇り時々晴れ、微風】
起床(535)

TS1(645) ==0:25== 鈴ヶ岳登山口(710,730) --0:20-- 幸四郎屋敷跡(750) --1:00-- ヌギ谷原「出作り小屋」(850,925) --1:45-- 鈴ヶ岳(1110,1300) --1:15-- ヌギ谷原「出作り小屋」(1415,1440) --0:45-- 鈴ヶ岳登山口(1525,1535) ==0:30== 大杉「冒険のとりで」(1605,1610) ==0:20== 瀬領温泉「せせらぎの郷」(1630,1725) ==0:25== 小松IC(1750) ==1:20== 賤ヶ岳SA(1910,1935) ==0:15== 米原JCT(1950) ==1:05== 岡崎IC(2055) ==0:05== 旧岡崎市民病院跡PKG(2100)

鈴ヶ岳 行程図 (GPSの軌跡をプロットしてみました。一部データ抜けあり)
この画像は国土地理院発行の数値地図(地図画像)を使用して編集しました。

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

小松市役所環境企画課(地図) 0761-24-8067 西木医院 0761-47-3523
 〃 林努水産課(大杉林道) 0776-66-0110 瀬領温泉「せせらぎの郷」 0761-46-1919
小松警察署 0761-22-5231 手打そば処「駒長」JR駅北 0761-22-0614
小松市消防本部 0761-20-1119 そば「藪司奈」R8加南車校前 0761-24-3308
県小松土木事務所(R416) 0761-21-3333 そば「菊八」平面町明峰高付近 0761-24-5558
小松市民病院 0761-22-7111 そば「仁田屋」殿町小松高付近 0761-22-1307
やわたメディカルセンター 0761-47-1212    

◆ 日誌と写真

行動日誌

【6/17(金) 薄曇り、微風】

 北陸自動車道を小松ICで降りて、すぐのT字交差点を右折、県道25号を南下する。2つ目の橋(前川)を越えた最初の信号を左折して県道4号を通りR416に入る。国道8号小松バイパスのガード下を潜り、道なりに走る。江指町の大杉谷川を渡る手前で右折して川沿いに走る。T字路に突き当たったら瀬領温泉「せせらぎの郷」の案内板に従ってやや鋭角に左折する。暫くして再び「せせらぎの郷」の案内板が左へと案内しているが、ここは道なりに右手をとり県道43号を大杉に向かう。※帰路はこの分岐を右手にとり「せせらぎの郷」に立ち寄る。

 あとは道なりに打木町、赤瀬町と集落を通過していく。赤瀬ダムを過ぎ大杉集落に入る手前に整備された公園がある。駐車場、水洗トイレがあり仮眠・休憩に利用できる。

 大杉集落の「少年自然の家」を通り過ぎ1km程で道が分かれる。「冒険のとりで」、「鈴ヶ岳登山口」の案内板に従い右手をとり直進する。左手(道なり)は大杉谷川を渡り牛ヶ首峠に至り国道416号に合流する。

 一車線幅の狭い道が鈴ヶ岳登山口まで続いており、途中に「冒険のとりで」がある。街路灯も月明かりもない真っ暗な道を走るので遠く感じるが、ほどなく開けた処に出る。車のヘッドライトを頼りに確認すると「冒険のとりで」の看板があり、草地の駐車場と広場(キャンプファイヤ場?)、奥に宿泊棟、トイレなどの建物が見える。平らな場所にテントを設営し、0時過ぎに就寝する。もちろん、他には誰も居ない。

大杉「冒険のとりで」トイレ、宿泊棟

大杉「冒険のとりで」駐車場
【6/18(土) 薄曇り時々晴れ、微風】

 早朝からの鳥の鳴き声、羽音で目を覚ます。5時半に起床し身支度を整える。6時、ヌギ谷原「出作り小屋」のご主人Nさんと山仲間のSさんが相次いで車で見えられた。Nさんには、昨年秋の大日山(新保)登山計画の際にも問合せでお世話になったが、今回は”ショウキラン”情報の木目細かな情報収集でたいへんお世話になった。随分遅れての初対面挨拶となった。

 朝食とパッキングを終えた頃、やはり当地の情報提供などでお世話になっている金沢のOさんが現れた。この方も初対面である。にも拘らず、みんな旧来の友のように打ち解けた会話が弾む。

 Oさんは鈴ヶ岳山頂まで、NさんとSさんは出作り小屋までご一緒して下さることになった。総勢5人、2台の車で登山口へ向かった。

「鈴ヶ岳を守る会」のSさん、Nさん

鈴ヶ岳登山口に続く林道
 林道の道程半分までは04年度の改修工事で立派な舗装路になったそうだ。一車線幅しかないが快適に走れる。後半は未舗装の悪路となる。両脇の草が茂り道幅も一層狭く感じられる。対向車と鉢合わせすると容易にはバックできそうもない。

 林道の終点とその100mほど手前に舗装された駐車場がある。路面表示の駐車枠に従って止めれば両方合わせて15台程度は駐車できそうだ。

 Nさん、Sさんに先導いただいて登山道にはいる。

鈴ヶ岳登山口(2箇所で15台程度駐車可)

「大日山・鈴ヶ岳登山道案内図」 拡大

Oさん、Nさん、Sさん、Mさん

登山開始!
 流れが細くなった大杉谷川の右岸に沿って行く。毎日のように登られているNさんはじめ「鈴ヶ岳を守る会」の皆さんによって、下草刈りや土留めなどの登山道整備が適切に施されている。杉の植林と自然林が交じり合ったコースであるが、時期外れなのか花は見あたらない。ニガナの蕾、実が青くなり始めたサンカヨウ、ガク片のみ留めたエンレイソウの大きな葉などが目に留まる。

 小さな流れに渡された橋を2回渡って尾根に取り付く。急な登りに息が弾む。

踏跡は明瞭

谷沿いでも明るい

 木橋を渡る

幸四郎屋敷跡

木橋を渡る、なめ滝も見える

左:百間滝への分岐
 そろそろ一本立てようかと思っていた時、Nさんが「ほれ、あそこですよ」と前方を指差された。登山道の曲り角にお目当てのショウキランが見えた。踏まれないようにとのご配慮で小さな杭で大切に囲われていた。

 透明感のある白地に淡い赤紫色が染まった可憐な花である。僅か1株だけ慎ましく咲いていた。2002年6月18日に南沢山(長野県)でシナノショウキランと知らず見かけて以来、もう一度じっくりと観て見たいと願っていたのが漸く3年目にして実現した。遠路やってきたことが報われた。希少な花がいつまでも自然のままで残っていけるよう愛護したいものだ。

ショウキラン

ショウキラン

ショウキラン

ショウキラン

ショウキラン

ショウキラン
 小屋は薪ストーブが置かれた土間を囲むように板の間があり、奥の部分は寝るのに十分な奥行きがある。両サイドは腰掛けるスペースという作りになっている。豪雪に耐える柱と梁は当地で切り出した物だが、他の大部分の材料はみんなで運び上げたということである。小屋前のベンチにしようと運び上げる途中の大きな板材が急登の途中に残されていた。仲間のお二人が小屋まで運び上げることになっているという。随分な力仕事である。小屋作りに携わられた皆さんの名前が記された銘板が壁に掛けられていた。苦労が偲ばれる。

ヌギ谷原の「出作り小屋」

ミズバショウ育成地

Oさん、Sさん(前)、Mさん、Nさん

Oさん、Sさん

「ヌギ谷原出作り小屋」の由来 拡大

「出作り小屋」作りに尽力された皆さん 拡大

土間には薪ストーブがある

小屋近くに水場がある

趣のある案内図 拡大

「出作りと鈴ヶ岳」 拡大
  「出作り小屋」と周辺を案内していただき、しばし歓談後、3人で鈴ヶ岳に向かう。NさんとSさんは、小屋の周りの整備をされるという。

 水場の流れを横切りミズバショウの育成地を右手に見ながら鈴ヶ岳に至る尾根道に取り付く。ゆったりと休憩を取った後の身体には少々きつく感じる登りで汗を拭いつつ足を運ぶ。急登にはロープが据えられている。痩せ尾根の部分もあるが特に不安を覚えるような箇所は無い。

 次第に傾斜が緩くなり、周りを見回すゆとりがでてくる。ブナの新緑に和らげられた木洩れ日を浴びながら、心安らぐ登山道を逍遥する。

明るいブナ林を行く

急登にはロープが設けられている
 突然視界が開け、鈴ヶ岳山頂に到着する。白山展望の山頂なのだが、生憎の低い雲に覆われて隣の稜線すら見え隠れする状況であった。晴れ間が広がるのを期待しながら昼食タイムとする。恒例の”やきそば”4人前を3人で平らげる。食後のコーヒーを楽しんでから帰路に着く。1時間以上居座ったが、とうとう白山は拝めなかった。

ミズバショウ育成地と出作り小屋

Nさんと住処、お土産の山菜(野蕗と片葉)
 14時過ぎに「出作り小屋」に戻る。NさんとSさんから”野蕗”と”片葉”をお土産にいただく。話が弾み話題は尽きないけれど、長い帰りの道中が待っているので名残りを惜しみながらお暇する。
 ブナ黄葉の頃、真っ青な秋晴れの下で新雪の白山を展望することを次回の楽しみに想い描きながら登山口まで降って行く。
【感想】
 前回(2004年11月27日)の大日山と今回で2度目の鈴ヶ岳ですが、残念ながらまだ白山を拝んでいません。次回こそは、晴れ男(女)に肖って白山展望を叶えたいものです。でも、豊かな自然と人の温もりを感じた想い出深い山行となりました。
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