別山(2399m)−美濃禅定道−

◆ 山行記録

山行概要

山行日 2005年6月24日(金)〜26日(日)
白山(2702m) @別山
天気 6/25(土) 快晴、微風
6/26(日) 曇り時々晴れ、微風
コース
概要
石徹白登山口(泊)--大杉--銚子ヶ峰--三ノ峰避難小屋(泊)--三ノ峰--別山(往復)
装備 19kg(ツェルト携行避難小屋泊)
食料 夕(1)、朝(1)、行動食(2)、水(5L)、B(1L)
同行者
企画 白山展望と自然観察

行動記録

【6/24(金) 薄曇り、29℃@岡崎】
岡崎IC(2025) ==0:40== 一宮JCT(2105) ==0:20== 長良川SA(2125,2135) ==0:30== 白鳥IC(2205) ==0:25== 桧峠(2230) ==0:10== 白山中居神社(2240) ==0:20== 石徹白登山口PKG(2300)TS1

就寝(2340)
【6/25(土) 快晴、微風、18℃@石徹白登山口】
起床(405)

TS1(500) --0:10-- 石徹白の杉(510,515) --0:29-- 登山口1km(544) --0:24-- 登山口2km(608) --0:14-- おたけり坂(622) --0:24-- 登山口3km(646) --0:09-- 神鳩ノ宮避難小屋(655,705) --0:22-- 登山口4km(727) --0:18-- 母御石(745,750) --0:19-- 登山口5km(809) --0:01-- 銚子ヶ峰(810,825) --0:47-- 登山口6km(912) --0:18-- 一ノ峰(930,940) --0:32-- 登山口7km(1012) --0:06-- 鬼の昇面岩(1018) --0:03-- 二ノ峰(1021,1035) --0:05-- 水飲釈迦堂跡(1040,1045) --0:05-- 登山口8km(1050) --0:37-- 三ノ峰避難小屋(1127,1212)TS2 --0:06-- 三ノ峰(1218,1228) --0:12-- TS2(1240)

就寝(1845)
【6/26(日) 曇り時々晴れ、微風、16℃@三ノ峰】
起床(300)

TS2(405) --0:07-- 三ノ峰(412) --0:42-- 御手洗池(454) --0:24-- 別山(518,535) --1:11-- 三ノ峰(646) --0:07-- TS2(653,710) --0:24-- 水飲釈迦堂跡(734) --0:04-- 二ノ峰(738,740) --0:02-- 鬼の昇面岩(742) --0:24-- 一ノ峰(806,813) --0:42-- 雲石ももすり岩(855) --0:01-- 銚子ヶ峰(856,905) --0:10-- 母御石(915) --0:15-- 神鳩ノ宮避難小屋(930,938) --0:14-- 雨宿りの岩(952) --0:03-- おたけり坂(955) --0:27-- 石徹白の杉(1022,1030) --0:10-- 石徹白登山口(1040,1052) ==0:16== 白山中居神社(1108) ==0:12== 満天の湯(1120,1221) ==0:26== 白鳥IC(1247) ==0:28== 美濃JCT(1315) ==1:02[東海環状道]== 岡崎IC(1417)

別山(美濃禅定道) 行程図
この画像は国土地理院発行の数値地図(地図画像)を使用して編集しました。

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

白鳥地域振興事務所 0575-82-3111 白鳥病院 0575-82-3131
白鳥観光協会 0575-82-5900 鷲見病院 0575-82-3131
郡上警察署 0575-67-0110 白山交通(株) 白鳥町 0575-82-2226
長滝警察官駐在所 0575-85-2035 道の駅「白鳥」 0575-85-2747
郡上北消防署 0575-82-5119 天然温泉「満天の湯」 0575-86-3487
荘川営林署 0575-82-2333 そば勝更科本店(白鳥) 0575-82-4445

◆ 日誌と写真

行動日誌

【6/24(金) 薄曇り、29℃@岡崎】

 ETCの通勤割引(17時〜20時にゲート通過)を利用しようと出発を急いだが、結局20時過ぎの自宅発となり敢無く適用放棄となった。岡崎ICから美濃ICまでの94km2700円が半額になる。独りで行く時は結構大きな恩恵となる。ちなみに豊田東ICからであれば美並ICまで97km2900円が半額になる。美並ICから白鳥ICまでは44kmなのであとR156を走っても時間的損失は少ない。

 白鳥ICで降りてR156を北上する。「満天の湯」の案内板に従って前谷で石徹白への道に入る。ウィングヒルズ白鳥スキー場や別荘地の辺りに街路灯があるだけの真っ暗な桧峠越えの道である。時間が遅いせいか目的地まで一台の対向車とも擦れ違わない寂しい道である。

 上在所の白山中居神社の鳥居の前を左折し坂を下り、道なりに橋を渡って分岐に出る。左手は野伏ヶ岳方面の登山口へ、美濃禅定道の登山口へは右手に入る。終点の駐車場まで舗装されているが、所々落石が転がっているし路肩が崩れている箇所もあるのでゆっくりと走ろう。石徹白川の本流左岸を走って行く一本道で迷うことはない。

 23時、ほぼ予定通りの時間に登山口に到着する。ここには舗装駐車場(20台)、東屋、トイレ、水場が揃っている。先着車1台が止まっていたので、静かに寝支度を整えて仮眠に入る。星がハッキリと瞬いている。明日は好天気が期待できそう。


【6/25(土) 快晴、微風、18℃@石徹白登山口】

 4時起床。雲ひとつ無い空を見上げてにんまり。車が2台増えていた。もう身支度を始めている。こちらも朝食の助六寿司を食べながら出発の準備をする。5時前に男女5人のパーティが出発して行く。この時間からの出発だから同じ計画かと思っていたが、宿泊地の三ノ峰避難小屋で見かけなかった。更に進んで南龍ヶ馬場まで向かったのだろうか・・・。あるいは、神鳩ノ宮避難小屋から丸山、芦倉山方面に向かったのかも知れない。

石徹白登山口の駐車場と東屋

「白山・別山の山頂図」 拡大

石徹白登山口のトイレ

石徹白登山口の水場
 美濃禅定道は420段の石段登りから始まる。朝一番の急登なので、急がず呼吸を整えながら登る。登り切った処が「石徹白の杉」である。樹齢1800年の大木が、今も元気に緑を茂らせている。

 帰路のことであるが、周辺の草刈りに見えられていた石徹白のFさんと歓談し、お土産に「石徹白の杉」の写真をいただいた。五月の青空をバックに元気な姿を捉えた写真で「デジカメを初めて使ったけど良く撮れている」とご満悦だった。登山口のトイレや周辺清掃など地元の皆さんのお陰で気分良く登山が楽しめる。ありがたいことだ。

420の石段を登って

「石徹白の杉」

「石徹白の杉」 正面?

「石徹白の杉」 裏面?
 ここから本格的な山道になる。下草は刈られており登山道は明瞭である。分岐する登山道もないので迷うことはないだろう。「登山口から○km」の標柱が1km毎に設置されているので励みになるかもしれない。ようやく朝日が射し込んできたブナ林を登って行く。透明な白さのギンリョウソウがちらほらと目につく。もしや・・・と期待しながらショウキランを探しながら歩く。

下草が刈られた登山道

早朝のブナ林を行く
 「おたけり坂」は急坂なので落石しないよう注意しながら登ろう。振り返ると野伏ヶ岳方面が見える。雨宿りの岩までくれば急登もあと僅かだ。一息入れて登り切る。

「おたけり坂」

急坂が続く

背後に野伏ヶ岳方面への展望が開ける

「雨宿りの岩屋」で一息
 比較的緩やかな尾根道を坦々と進む。樹間から銚子ヶ峰、母御石方面に展望が開ける場所もあるが、ほとんどブナ林の中を歩くことになる。やがて赤い屋根が見え神鳩ノ宮に到着する。誰も居ない。小屋の中の連絡板に「6/24(金)三ノ峰の雪渓に阻まれ引き返す」とのメッセージを見つけた。どのような状態で残っているのか心配になる。今回はアイゼンもピッケルもストックさえも携行していない。

銚子ヶ峰、母御石が見えてくる

快適な神鳩ノ宮避難小屋

神鳩王子の祠

水場
 尾根道らしからぬ塹壕のような登山道を暫く登る。樹林を抜け笹原が広がるようになると、行く手に大きな「母御石」が目に留まる。別山も見えてくる。

「母御石」

別山(2399m)

「母御石」

「母御石」
 「母御石」から銚子ヶ峰までは笹原のお花畑で、別山、石徹白の山々を展望しながら漫歩を楽しもう。

笹原を縫って銚子ヶ峰へ

登山道のお花が賑やかに
 8時10分、銚子ヶ峰に到着する。誰も居ない。正面に別山が、左手に三ノ峰(正確には手前のピーク)と二ノ峰、一ノ峰と畝る銃走路がここまで続いている。ここまでは昨年来たことがあるが、この先は20年以上前に訪れた古い記憶しかない。新鮮な気分で一ノ峰へと向かう。

銚子ヶ峰(1810m)山頂

別山(2399m)

石徹白の山々

「雲岩ももすり岩」

ニッコウキスゲが咲き始める
 一ノ峰の南斜面に残雪が見えるが、登山道はその左(西側)で残雪上は歩かない。

一ノ峰(1839m)

一ノ峰(1839m)

銚子ヶ峰を振り返る

一ノ峰(1839m)山頂
 二ノ峰の南斜面にも残雪が見えるが、一ノ峰同様、登山道はその左(西側)で残雪上は歩かない。

二ノ峰(1962m)

願教寺山、石徹白の山々を振り返る
 二ノ峰山頂三角点へは山頂標識の処から笹薮を掻き分けて行く。

「鬼の昇面岩」とあるが・・・

二ノ峰(1962m)山頂

三ノ峰避難小屋手前のP2095mピークと別山(2399m)

「水呑釈迦堂跡」

「水呑釈迦堂跡」

「水呑釈迦堂跡」

「水呑釈迦堂跡」の水場(雪渓)
 三ノ峰避難小屋手前のピーク(P2095m)への登りで残雪が登山道を覆っている。登山道が崩壊している斜面と重なるので、残雪が消えても落石に注意しながら通過しよう。今回は残雪上を最初直上し再び崩壊した登山道に戻る地点を目掛けてトラバースした。スプーンカットを利用して、適宜キックステップで足場を確保して通過した。更にもう一箇所残雪を歩くが、こちらは山頂側の笹原との境界に沿って上部を目指すのが良い。P2095mを左手に見て巻くように行けば避難小屋が正面に見えてくる。

P2095m

残雪が登山道を覆う

一つ目の残雪は最初直上する

キックステップを利かして登る

トラバースして登山道に戻る

登山道は崩壊しているので注意する

二つ目の残雪は山頂側の笹原との境界を行く

三ノ峰避難小屋
 計画より早く着いたので、今日の内に別山往復を考え三ノ峰まで登った。しかし、既に白山は雲間に消えようとしていたので、明日に期待することにして小屋に戻った。

 同宿者は犬山市の5人、福井市の2人他合計17人で居心地の良い適度な人数であった。土曜日は結構混み合い、外でテントを張ることもあるとのことだ。明日は皆さん別山に登る予定である。山の歌あり、エピソード話ありの楽しい時間を過ごし、気分良く18時45分就寝した。

別山(2399m) @三ノ峰避難小屋

別山(2399m) @三ノ峰

イブキトラノオの群生

三ノ峰避難小屋と水場となる雪渓
【6/26(日) 曇り時々晴れ、微風、16℃@三ノ峰】

 3時起床、まずは外に出て様子を見る。別山はハッキリ見えているが、遠くの山は霞んでいるようだ。早い時間に登頂して白山展望をと気持ちが逸る。

 朝食を済ませ、4時5分出発する。既に薄明るくヘッデンは必要ない。三ノ峰の山頂で白山が展望できることを確信する。自然とピッチが上がる。チングルマ、ハクサンイチゲ、ハクサンコザクラなど沢山の花が咲いていたが、撮影は帰路の楽しみとして、とにかく前進する。別山平から山頂までの尾根は痩せた岩道の部分があるので、ここは慎重に通過する。

 5時18分、別山山頂に到着する。たった独りの山頂で、うっとりと白山を眺める。G/Wに比べると随分雪が融けたけれど、優美な姿に魅せられてしまう。360度の展望台だが、湿気た空気で澱み遠望は利かない。北アルプス、乗鞍岳、御嶽山はシルエットすら確認できない。帰り道のの美濃禅定道の山々は見えるが、加越国境の赤兎山、大長山は煙っている。

白山(2702m) @別山平

別山神社

白山(2702m) @別山

2ショット!?

美濃禅定道の山々 中央が三ノ峰(2128m) @別山
 念願の白山展望に満足して下山する。往きにパスしたお花を撮りながら・・・。

ハクサンイチゲの群生

御手洗池と別山平

旭日を受け少し紅く染まる白山

御手洗池と逆さ別山

別山平はお花畑

ハクサンコザクラの群生

三ノ峰(2128m)は奥の方

三ノ峰(2128m)
 三ノ峰で白山になごりを惜しむ。三ノ峰避難小屋に戻りパッキングして7時10分小屋を出発する。気分爽快で展望とお花を楽しみ、10時40分登山口に戻る。

三ノ峰(2128m)山頂

三ノ峰避難小屋
【自然観察】
たくさんのお花に出逢いました。

イワハゼ(アカモノ)

イワハゼ(アカモノ)

イワナシ

イワナシ

ゴゼンタチバナ

ゴゼンタチバナ

キンポウゲ

キンポウゲ

コイワカガミ

コイワカガミ

モミジイチゴ?

モミジイチゴ?

マイヅルソウ

マイヅルソウ

ナナカマド

ナナカマド

コバイケイソウ

コバイケイソウ

ハクサンチドリ

ハクサンチドリ

ミツバオウレン

ミツバオウレン

ミツバオウレン

ミツバオウレン

ニッコウキスゲ

ニッコウキスゲ

タカネニガナ

タカネニガナ

タカトウダイ

タカトウダイ

イブキトラノオ

イブキトラノオ

キンポウゲ

キンポウゲ

ゴヨウツツジ?

ゴヨウツツジ?

ノウゴウイチゴ

ノウゴウイチゴ

ツバメオモト

ツバメオモト

サンカヨウ

サンカヨウ

オオバキスミレ

オオバキスミレ

ユキザサ

ユキザサ

キヌガサソウ

キヌガサソウ

エンレイソウ

エンレイソウ

ミヤマタンポポ

ミヤマタンポポ

ハクサンコザクラ

ハクサンコザクラ

ハクサンコザクラ

ハクサンコザクラ

ツマトリソウ

ツマトリソウ

ハクサンイチゲ

ハクサンイチゲ

?−1

?−1

キンバイソウ

キンバイソウ

キンバイソウ

キンバイソウ

チングルマ

チングルマ

ミヤマダイコンソウ

ミヤマダイコンソウ

カラマツソウ

カラマツソウ

カラマツソウ

カラマツソウ

サラサドウダン

サラサドウダン

ミネカエデ

ミネカエデ
【感想】
 昨年、銚子ヶ峰に登って以来、狙っていた美濃禅定道でした。利用者も適度にあり、三ノ峰手前の残雪・崩壊地通過を除けば、歩き易い登山道です。静かに展望とお花を楽しむには好適なコースだと思います。
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