大日ヶ岳(1709m) 雪上訓練

◆ 山行記録

山行概要

報告概要  今年3月に2回訪れ”雪上訓練”に最適な場所と考えていた大日ヶ岳で、寒気南下・大雪の予報をおして行いました。深雪に阻まれて計画変更を余儀なくされましたが、ラッセル、雪洞掘り、雪崩捜索など充実した訓練ができました。 なお、降雪で撮影できず、05年3月の写真を再利用しています。
山行日 2005年12月17日(土)〜18日(日)
大日ヶ岳(1709m) @前大日ヶ岳(05.3.6)
天気 12/17(土) 雪、強風@稜線、-10℃@ゴンドラ上
12/18(日) 雪、-6℃@テント内5:00   
コース概要 高鷲スノーパーク+++ゴンドラ上---大日ヶ岳の肩(往復)
装備 23kg(テント泊雪山装備)
食料 夕食(1)+朝食(1)+行動食(2)
同行者 11人(OAC会員)
企画 雪上訓練

行動記録

【12/17(土) 雪、強風@稜線、-10℃】
旧岡崎市民病院跡PKG(515) ==0:05== 岡崎IC(520) ==1:00== 長良川SA(620,650) ==0:05== 美濃IC(655) ==0:40== 高鷲IC(735) ==0:30== 高鷲スノーパークPKG(805,905) ++0:15++ ゴンドラ上[1527m](920,1010) --3:00-- 前大日ヶ岳[1672m](1310) --1:20-- 大日ヶ岳の肩[1684m](1430,1435) --0:50-- 前大日ヶ岳[1672m](1525) --1:00-- ゴンドラ上[1527m](1625)TS

就寝(21:05)
【12/18(日) 雪、-6℃@テント内5:00】
起床(5:05)

雪上訓練(900〜1200)

TS(1235) ++0:15++ 高鷲スノーパーク駐車場(1250,1335) ==0:40== 湯の平温泉(1415,1520) ==0:10== 高鷲IC(1530) ==2:00[雪50km規制]== 一宮JCT(1730) ==0:10== 尾張一宮PA(1740,1805) ==0:55== 岡崎IC(1900) ==0:05== 旧岡崎市民病院跡PKG(1905)

大日ヶ岳 行程図 (GPSの軌跡をプロットしてみました。一部データ抜けあり)
この画像は国土地理院発行の数値地図25000金沢、岐阜を使用して編集しました。

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

郡上市役所(高鷲町) 0575-67-1121 白鳥病院 0575-82-3131
郡上警察署 0575-67-0110 高鷲タクシー 0575-72-5510
高鷲警察官駐在所 0575-72-5014 高鷲スノーパーク 0575-72-7000
郡上市消防本部 0575-67-1127 奥美濃そば「五郎作」 0575-73-2552
郡上北消防署(白鳥) 0575-82-5119 湯の平温泉  0575-72-6455
高鷲診療所 0575-72-5072 そば勝更科本店(白鳥)  0575-72-6455

◆ 日誌と写真

行動日誌

【12/17(土) 雪、強風@稜線、-10℃】

 寒気団南下大雪の予報にも拘らず、計画通り大日ヶ岳雪訓に出かける。東名岡崎ICから東海北陸道郡上八幡辺りまでは通常通り走行できた。更に走るにつれ雪国の景色に変わり、白鳥ICを越えると雪道走行となった。国道158号を慎重に運転し、8時過ぎに高鷲スノーパーク駐車場に着く。広い駐車場であるが既に半分ほど埋まっていた。高速料金はETC通勤割引利用で、岡崎IC〜高鷲ICが\3,700→\2,100となる。駐車料金は\1,000である。

センターハウス(05.3.12)

SPゴンドラ下(05.3.12)
 SPゴンドラで標高1527mまで僅か10分で上がれる。山頂カフェ「ポポロ」で計画の最終確認を行う。ここは翌日の雪訓時にも休憩利用でたいへん重宝した。

 弱層テストを行う。新雪が均一に1mほどあり、途中に弱層は見当たらない。ワカンを履いて、尾根への斜面に取付く。いきなり腰まで潜る。先頭は一生懸命汗だくで奮闘しているが、後方はのんびり世間話している。前大日ヶ岳に至るまでは殆ど風が当たらず、12人でのラッセル順番待ちも苦にならない。帰路確保のため、要所要所に赤テープを打ちながら進む。

尾根の北側斜面に取付く @SPゴンドラ上(05.3.6)

霧氷の林を行く by山崎氏

後方は余裕の笑顔 by山崎氏

前大日ヶ岳 @尾根に出て(05.3.6)
 一巡目は荷物を担いだままラッセルしていたが余りにも進まないので、二順目から先頭二人は荷物を降ろし空荷でラッセルに専念して貰う。前大日ヶ岳辺りから益々雪雲、降雪で視界が利かなくなり、風も強く吹くようになってきた。
 トレースが直ぐに消えてしまう降雪と強風のため、大日ヶ岳の肩で幹部と相談し引き返しを決める。

前大日ヶ岳 @大日ヶ岳の肩(05.3.6)

前大日ヶ岳 @大日ヶ岳の肩(05.3.12)
 ここまで往路に4時間20分を費やした。帰路も降りとはいえ深いラッセルに悩まされ2時間10分もかかった。赤旗、赤テープを頼りに、出来るだけ往路のコースを外さないようにする。軽率にコースを外すと深雪に腰以上潜ってしまい進退に窮してしまう。暗くなり始める16時半、ようやくスキー場内に戻る。

 「ポポロ」裏の平坦地にテント3張を設営する。遅めの夕食となったが、寄せ鍋と熱燗で腹の中から温まり、寛いだ気分になる。反省すること、教訓となったことなど雪山の話題で盛り上がりながら楽しい時間を過ごす。

 深夜2時頃、雪上車の轟音と強力なライトに目を覚ます。外ではKさんとYさんの話し声が聞こえる。降雪でテントが半分以上埋まっていると言う。入口の雪を掻いて貰ってようやく外に出る。凄い雪の量である。こちらも除雪を始める。除雪した雪で次第にテントの周りに高い山が出来てしまう。すり鉢の中にテントがあるような状態だ。折りしも雪上車の方が「大丈夫ですか?」と声を掛けてくれた。そしてテント手前まで除雪してくれた。一掻きで平坦地になった。凄い威力に驚くとともにご親切に感謝する。

山頂カフェ「ポポロ」(05.3.6)

朝のテントサイト
【12/18(日) 雪、-6℃@テント内5:00】

 5時起床。朝食を済ませテントを撤収してから「ポポロ」で今日の予定を相談する。2パーティに分かれて昼まで雪洞掘りと雪崩捜索訓練を行うことにした。夜中に作った雪の山が雪洞掘りに丁度良い場所となった。訓練の合間は「ポポロ」でお茶する。なんと恵まれた訓練場所?であろうか。

朝の作戦会議? by山崎氏

雪洞掘りは疲れる by山崎氏

3人1時間で雪洞完成 by中根氏

完成した雪洞にご満悦 by中根氏
 帰路の道路が心配なので1時間早めて下山した。駐車場では車探しに苦労しなかった。雪だるまと化した愛車が2台並んでいた。途中50km規制はあったものの、高速道路が閉鎖される前に岡崎まで辿り着いた。

雪だるまと化した愛車がお迎え by山崎氏

雪国に住むのは大変! by山崎氏
【感想】
 深雪ラッセルの困難さと楽しさ、雪洞掘りの要領、ビーコン操作とプローブでの埋没者探索の感触を体験でき実りある雪訓となりました。
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