越前甲(1319m) −横倉コース−

◆ 山行記録

山行概要

報告概要  白山展望を期待して越前甲に登りました。降ったばかりの新雪のお陰で、純白の白山を眺めることができたいへん幸運でした。しかし、新雪のためトレースが消えておりルートを考えながら登ることになりました。これも良い勉強になりました。越前甲からの展望をたっぷりとお楽しみ下さい。
山行日 2006年4月22日(土)
白山(2702m) @越前甲
天気 4/22(土) 曇り時々晴れ、弱風、5℃
コース概要 横倉--大日峠--越前甲(往復)
装備 14kg(雪山ハイキング装備)
食料 昼食(1)+行動食(1)+水(2.5L)
同行者 M.R,K.M,Y.Mさん(OAC会員3人)
企画 残雪の白山展望

行動記録

【4/21(金) 曇り時々小雨、弱風、11℃@自宅】
 岩津市民C(2100) =0:10= 豊田東IC(2110) =1:00= 長良川SA(2210,2230) =0:30= 白鳥IC(2300) =0:55= 勝原駅(2355)TS1

就寝(015)
【4/22(土) 曇り時々晴れ、弱風、5℃@勝原駅】
起床(500)

TS1(515) =0:15= 勝山FM(530,545) =0:25= 横倉登山口(610,700) -1:40- 送電線鉄塔(840,850) -1:40- 大日峠(1010,1030) -0:50- P1180m(1120) -0:30- 越前甲(1150,1225) -0:45- 大日峠(1310,1325) -1:10- 横倉登山口(1435,1455) =1:00= 勝山温泉「水芭蕉」(1555,1655) =0:10= そば中村屋(1705,1745) =1:15= 白鳥IC(1900) =1:20= 鞍ヶ池PA(2020,2025) =0:05= 豊田東IC(2030) =0:10= 岩津市民C(2040)

行程図

越前甲 行程図 (GPSの軌跡をプロットしてみました。一部データ抜けあり)
この画像は国土地理院発行の数値地図25000を使用して編集しました。

                       天気図    Yahoo!天気情報 過去の天気より転載

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

勝山市役所 0779-88-1111 木下病院 0779-87-3333
勝山警察署 0779-88-0002 勝山病院 0779-88-0350
勝山消防署 0779-88-0400 あまごの宿 0779-88-5398
深谷病院 0779-88-0011 勝山温泉「水芭蕉」 0779-87-1507
たけとう病院 0779-88-6464 蕎麦 中村屋 0779-88-0524

◆ 日誌と写真

行動日誌

【4/22(土) 曇り時々晴れ、弱風、5℃@勝原駅】

 前夜の雨は当地の山沿いでは雪であった。あまごの宿を過ぎてから次第に路面が白くなり、除雪終点手前の広場辺りでは10センチ以上の新雪が積もっていた。気温は低くないので凍結はしていないが慎重に運転して辿り着いた。 身支度していると、地元の単独行氏(山スキー)がやってきた。同じコースで越前甲に登るとのことで心強い。無雪期に一度歩いたことのあるコース【ルート(1)】だが、積雪期のルート取りは始めてである。

経ヶ岳(764m) @除雪終点の広場

除雪終点の広場(展開場)に駐車3〜5台可能

除雪終点の広場(展開場)

除雪終点
 除雪終点から【A点】、【B点】から【C点】は奥太山林道を歩く。【A点】から【B点】は緩やかな沢を登る林道ショートカットだ。単独行氏はP822mから南に延びる尾根を廻りこんで1つ目の沢【ルート(2)】を登って行った。沢コースを取ることには抵抗があったので、我々は更に1本尾根を廻りこんで、夏道が林道と交差する広場を目指した。

雪に埋もれた奥太山林道を辿る

地元の単独行(スキー)が先行する

銀杏峰(1441m)と部子山(1464m)

ワカンを装着する
 しかし、そのような明瞭な地点は見当たらず、通り過ぎて【C点】に至った。ここから送電線鉄塔の建つ尾根に取付き、加越国境尾根を目指した。

荒島岳(1523m)

送電線鉄塔を目指す

鉄塔の建つ尾根に急登する
P1180m @鉄塔

能郷白山(1617m)、姥ヶ岳(1453m) @鉄塔

銀杏峰(1441m)、部子山(1464m) @鉄塔
 標高850m付近で、単独行氏のトレースと合流した。見渡す限り単独行氏の姿は既になく、大日峠の一つ西側の鞍部【E点】へとスキーのトレースが続いていた。このルートは急斜面の岩場の下部をトラバースすることになり雪崩れの心配があった。

加越国境を越える送電線は良い目印

新雪ラッセルは気持ち良い

大日峠へ向かう

P1180mの斜面に小規模な雪崩が発生
 そこで左手の尾根を直登【ルート(3)】して国境稜線【F点】に達することを試みたが、潅木のやぶが見た目より濃くて、【D点】で断念した。結局、斜面上部に注意を払いながら間隔を開けて【E点】へトラバースした。

大日峠へのトラバースが気になる

支尾根を突き上げようとしたが・・・
 ここからP1180mまでは、急登ではあるが樹林帯のため緊張することはない。

大日峠にて

P1180mへの登り @大日峠
 黙々と登っている横を、単独行氏が巧みに滑走して行った。

Y.Mさん

M.Rさん

K.Mさん

颯爽と滑る地元の山スキー
 P1180mの北側斜面を巻くように北西に進路を変え、漸く越前甲の山頂が拝めるようになる。越前甲への登り始めが急斜面で、下部にクレバスが開いていたりして緊張する。旧雪の上に新雪が50センチほど積もった不安定な雪層なのでしばしば足元が崩れる。ピッケルでしっかり確保しながら慎重に通過する。ここを過ぎれば傾斜は緩み雪原状の広い尾根となり緊張が解れる。

P1180mから越前甲へ急斜面を登り・・・

雪稜を行く

下にはクレバスが口を開けている

越前甲までもう一息
 山頂は吹き曝しで汗ばんだ身体が冷える。それでも4人で1本のビールで乾杯する。Y.Mさんお手製の香辛料の利いたカレーを温め、香ばしく焼いたナンに挟んで食べる。お腹が充たされると寒さも和らぐ。

雪稜の先に加賀甲(1312m)、大日山(1368m)、鈴ヶ岳(1160m)と続く @越前甲

白山(2702m)、別山(2399m)、三ノ峰(2128m)、大長山(1671m) @越前甲

経ヶ岳(1625m) @越前甲

荒島岳(1523m) @越前甲
 360度の大展望をたっぷり楽しんでから帰路に着く。白山を眺めながら雪稜を降って行くのは爽快だが足元には注意する。
 大日峠からのトラバース箇所は小規模な雪崩れ箇所が広がっていた。間隔を開け上部に用心しながら通過する。ここを過ぎれば、あとは往路を忠実に辿る。新雪に付けたトレースは明瞭に残っていた。

P1180mから大日峠へ降る

雪崩に注意しながらトラバース

小規模な雪崩が随所に発生

新雪の分だけ雪崩れている
 なお、帰路で山頂でご一緒した地元の単独行氏(登山)は【F点】から【ルート(3)】で下降して行った。【F点】でトレースを確認したところ、やぶを避けて右側の沢に廻りこんで付いていた。
【自然観察】
帰路に立ち寄りましたが、まだ咲き始めでした。

ミチノクフクジュソウ

ミチノクフクジュソウ
【感想】
 越前甲は素晴らしい展望の山です。降ったばかりの新雪のお陰で、純白の白山を眺めることができたいへん幸運でした。また、ルートを考えながら登るのも良い勉強になりました。
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