高落場山(1122m)

◆ 山行記録

山行概要

報告概要  梅雨時なので、雨にも柔軟に対処できるよう、高落場山と医王山をセットにして、それぞれ日帰りハイキングを計画しました。初日は晴れに恵まれて、苔生した石畳の道を辿り、高落場山から白山展望を楽しみ、大滝山ブナ原生林で癒されて・・・、静かな山旅が味わえました。
山行日 2006年6月17日(土)
白山(2702m) @高落場山
天気 6/17(土) 晴れ、無風、22℃@城端
コース概要 若杉--唐木峠--高落場山--つくばね森林公園--夫婦滝(周回)
装備 10kg(ハイキング装備)
食料 行動食(1)+水(2L)
同行者 Y.Mさん(OAC会員)
企画 白山展望とブナ原生林観賞

行動記録

6/16(金) 曇り、無風、27℃@岡崎

 岩津市民センター(2056) =0:09= 豊田東IC(2105) =0:40= 一宮JCT(2145) =0:20= 長良川SA(2205,2220) =0:50= 荘川IC(2310)[¥3,800] =1:00[38.4km]= 白川郷IC(2355) =0:21[27.7km]= 城端SA(016)TS1

就寝(0:40)

【6/17(土) 晴れ、無風、22℃@城端】

起床(5:00)

 TS1(527) =0:05[3.8km,¥650]= 福光IC(532) =0:23[コンビニ探し]= 城端ローソン(555,605) =0:10= 林道「高清水線」ゲート(615) =0:10= 若杉集落跡PKG(625,705) -0:30- 唐木峠(735,740) -1:20- 大滝山分岐(859) -0:06- 高落場山(905,1010) -0:05- 大滝山分岐(1015) -0:25- 日溜峠分岐(1040) -0:22- 縄ヶ池分岐(1102,1105) -0:35- つくばね森林公園(1140,1205) -0:40- 若杉集落跡PKG(1245,1257) =0:10= 林道「高清水線」ゲート(1307) =0:20= 法林寺温泉(1327,1425) =0:30[18.1km]= 蕎麦「つくだ」(1507,1540) =0:10= スーパー「モモサカプラザ」(1550,1612) =1:08[夕霧峠往復]= 西尾平PKG(1720)TS2

就寝(19:35)

行程図

高落場山 行程図 (GPSの軌跡をプロットしてみました。一部データ抜けあり)
この画像は国土地理院発行の数値地図25000を使用して編集しました。

                       天気図    Yahoo!天気情報 過去の天気より転載

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

南栃市森林政策課 0763-23-2033 桜ヶ池クアガーデン 0763-62-8181
富山県南栃警察署 0763-52-0110 福光アローザ温泉 0763-55-1236
城端交番 0763-62-0110 ぬく森の郷 0763-58-8008
南砺市民病院 0763-53-0001 法林寺温泉 0763-52-4251
公立南砺中央病院 0763-53-0001 石挽手打ちそば「かず良」 0763-62-2863
道の駅「白川郷」 05769-6-1310 そば切り多門 (市瀬町) 076-236-1287
道の駅上平「ささら館」 0763-67-3141 手打蕎麦「つくだ」(吉原町) 076-258-1055

◆ 日誌と写真

行動日誌

6/16(金) 曇り、無風、27℃@岡崎

 豊田東ICから入り、伊勢湾岸、東名高速、名神高速、東海北陸道と走り継ぎ、福光ICで出る計画である。距離の短い東海環状を使わず名神一宮JCT経由とするのは、終夜営業している長良川SAで小休止するためだ。

 東海北陸道は荘川ICから白川郷ICまでは未開通のため、R156号を走ることになる。この国道はトンネルが狭いので大型車両との擦れ違いは注意する。また、この区間にコンビニは無い。

 城端SAは本線から離れ桜ヶ池クアガーデンに隣接した静かな所で、しかもゆったりした駐車場の造りはプライバシーも守られ仮眠するのに好適だ。到着した時は他に1台も居なかったが、朝起きると乗用車、キャンピングカー、トラックなど5台ほどが疎らに止まっていた。

ゆったりした駐車場 @城端SA

桜ヶ池クアガーデンに隣接 @城端SA  拡大
【6/17(土) 晴れ、無風、22℃@城端】

 城端SAを出発して5分ほどで福光ICを出る。R304号を五箇山方面に向かう。途中、コンビニで朝食と行動食を調達する。

 ※R304号沿い右手にFMがあるが営業時間は6時からとなっている。城端駅前の交差点を右折して暫くで左手にローソンがある。こちらは24時間営業である。

 大鋸屋から林道「高清水線」に入る。R304号に面したゲートには「通行止」の看板が立てられ鎖が掛けられている。

 ※事前に南栃市役所に問合せ、鍵は掛かっていないので鎖を外して進入してよいこと、若杉集落跡PKGまでは走行できることを確認しておいたので、安心して進入する。つくばね森林公園まで続く舗装された林道だが、途中で道路崩壊している。但し徒歩通行はできる。

林道「高清水線」は通行止

林道災害のため  拡大
 若杉集落跡PKGには5〜6台ほど駐車できる。他に駐車車両はなかった。ここはベンチがあるだけで、トイレも給水施設も無い。また、前夜泊などをするには少々寂しい場所だ。

「若杉集落跡」の石碑

「若杉集落跡」の駐車場

「若杉集落跡」の登山口

中部北陸自然歩道の案内図  拡大
 東海北陸自然歩道の案内板がある。五箇山への朴峠越えの道が「石畳の道」として紹介されている。
下草がやや繁茂しかけており朝露がズボンの裾を濡らすが、踏み跡は明瞭で迷うことはないだろう。但し、苔生した石畳が滑り易いので、特に降る場合は足元に注意しよう。

石畳の道のはじまり

石畳の道が続く

「石畳の道」解説板  拡大

更に石畳の道が続く
 唐木峠で自然歩道と別れ、高落場山へ向かう。

左:高落場山、右:朴峠 @唐木峠

「唐木峠」の案内板  拡大
 ここからの登山道は落葉のクッションで歩き易い。殆どが樹林の中を歩くが、途中の切り開きで若杉集落跡や明日登る医王山方面への展望が得られる。

樹林の中を登る

若杉集落跡(中央右下の白点が愛車)と医王山
 杉の植林帯がブナ林に変わると、辺りが明るくなる。雪国なのに意外と素直に伸びている樹が多い。

ブナ林

ブナ林
 白山方面の残雪を留めた高峰が樹間に望まれる。スッキリした展望への期待が山頂へと脚を急がせる。つくばね森林公園からの道(下山路)と合流すると高落場山の山頂は近い。5分少々で正面に白山を眺めながら高落場山の山頂に到着する。

樹間に白山方面の展望

大滝山分岐
 360度の大展望とはいかないが、白山方面から北アルプスまでパノラマが広がる。

 余り馴染みのない方角からの白山の姿に多少違和感があるが、残雪を多く留めた白さは流石である。白山の右方には三方岩岳、急峻な岩稜が黒光りする笈ヶ岳、その名の通り笠を伏せた山容の大笠山と残雪の高峰が続く。

白山(2702m)は一際白い

白山(2702m)

笈ヶ岳(1841m)

大笠山(1822m)
 白山の左手前に三ヶ辻山、人形山の連なりがあるが既に夏姿に衣替えしている。

三ヶ辻山(1764m)、人形山(1726m)

医王山(939m)
 東方に転ずると、剣岳、立山、薬師岳から槍ヶ岳、穂高連峰までが遠望できる。二人だけの貸切の山頂で薫り高いコーヒーを味わいながら、ゆったりと展望を楽しむ。

 静寂の山頂に突然背後で”ドタ、ドタ”と重い音がしたので振り返ると、野うさぎがそれこそ”脱兎の如く”反対の登山道の方向に駆けていった。一体何事があったのだろうか?

 暫くして地元の登山者二人が登って来られた。先ほどの野うさぎはこの人たちの気配に驚いて山頂に飛び出し、我々を見て更に驚いてしまったのだろうか?

剣岳(2998m)、立山(3003m)

越中沢岳(2591m)、薬師岳(2926m)、水晶岳(2986m)

槍ヶ岳(3180m)、大喰岳(3101m)、中岳(3084m)

コーヒーを飲みながら白山を眺める

御前峰(2702m)、剣ヶ峰(2677m)、大汝峰(2684m)、七倉山(2557m)、四塚山(2530m)
 お二人と暫し歓談してから、つくばね森林公園へと下山を始める。暫くは雑木林のような雑然とした林相が続くが、次第に見事なブナの原生林に変わる。

雑木林を降る

日溜峠分岐
 ブナの大木が高く伸び大きく枝を広げて落ち着いた緑の天井が癒しの空間を創っている。何度も脚を止めて仰ぎ見る。爽やかな風が通り汗ばんだ身体に心地よい。

 登山道と林道「高清水線」との接点に「天然記念物 大滝山ブナ原生林」の標柱が建っていた。全国的に有名ではないだろうが、その方が幸いかもしれない。いつまでも癒しの森であり続けてもらいたいものだ。

大滝山ブナ原生林

大滝山ブナ原生林

大滝山ブナ原生林

「大滝山ブナ原生林」入口 @林道「高清水線」
 縄ヶ池を経由する林道は大回りなので、登山道を更につくばね森林公園まで降る。

「高落場山」登山口 @つくばね森林公園

登山口の道標
 広い駐車場にはもちろん一台の車も止まっていない。管理棟「森の家」も閉まっている。トイレは利用できる。池の周囲、木陰にベンチがあり、バーベキューができるテーブルの造りになっている。

つくばね森林公園

つくばね山社

つくばね森林公園案内図  拡大

中部北陸自然歩道案内図  拡大
 モリアオガエルに見送られて、林道を辿って若杉集落跡まで戻る。途中立派に手入れされた杉美林あり、右手には城端方面の展望あり、豪快な夫婦滝ありで、飽きることなく、緩やかに降る舗装路をのんびりと歩く。

モリアオガエル

杉の美林

林道崩壊箇所

夫婦滝
【自然観察】

タニウツギ

タニウツギ

ヒメシャガ

ヒメシャガ
【感想】
 趣のある石畳の道、白山の展望、癒しのブナ林と満足度の高いハイキングコースです。迷い易い場所や危険箇所もありませんので家族連れでも安心して楽しめると思います。花の時期、ブナ黄葉の時期は更に良いでしょう。
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