三ノ峰(2128m)・別山(2399m)

◆ 山行記録

山行概要

報告概要  昨年の南禅定道に続き、梅雨の晴れ間を狙って鳩ヶ湯から三ノ峰・別山を往復してきました。豪雪であったこと、雨が少ないことの影響でしょうか、残雪が多く登山道から雪が消えたばかりとういう感じでした。三ノ峰ではハクサンコザクラが、別山への縦走路にはチングルマなどが咲いていました。
山行日 2006年7月8日(土)〜9日(日)
別山 @三ノ峰避難小屋
天気  7/8(土) 晴れ時々曇り、微風、20℃
 7/9(日) 曇り時々晴れ、微風、14℃
コース概要 上小池--六本桧--三ノ峰・別山(往復)
装備 23kg(テント携行避難小屋泊装備)
食料 夕食(1),朝食(1),行動食(2),水(3L),B(1.4L)
同行者 なし
企画 白山展望と自然観察

行動記録

【7/8(土) 晴れ時々曇り、微風、20℃@三ノ峰避難小屋】

 岡崎IC (535) =0:50= 一宮JCT(625) =0:10= 長良川SA(635,650) =0:05= 美濃IC (655)[¥1,350] =0:30= 白鳥IC (725)[¥650] =0:25= 道の駅「九頭竜」(750,755) =0:22= 勝原駅(817) =0:33= 上小池PKG(900,930) -0:20- 登山口(950) -0:18- 山腰屋敷跡(1008,1015) -1:00- 六本桧(1115,1128) -0:55- 剣ヶ岩(1223,1243) -0:47- 休憩ベンチ(1330,1340) -0:33- 三ノ峰避難小屋(1413)TS1

就寝(18:30)

【7/9(日) 曇り時々晴れ、微風、14℃@別山】

起床(4:00)

 TS1(523) -0:07- 三ノ峰(530,535) -0:48- 別山平(623,625) -0:35- 別山(700,713) -0:34- 別山平(747) -1:00- 三ノ峰(847,900) -0:10- 三ノ峰避難小屋(910,1000) -0:25- 休憩ベンチ(1025) -0:37- 剣ヶ岩(1052,1100) -0:40- 六本桧(1140,1150) -0:30- 山腰屋敷跡(1220) -0:12- 登山口(1232,1240) -0:17- 上小池PKG(1257,1315) =0:15= 鳩ヶ湯温泉(1330,1430)[¥500] =0:25= 勝原駅(1455) =1:50= 美濃IC (1645) =3:15= 鞍ヶ池PA(1730,1740) =0:13= 岡崎IC(1753)[¥1,350]


行程図

三ノ峰・別山 行程図 (GPSの軌跡をプロットしてみました。一部データ抜けあり)
この画像は国土地理院発行の数値地図25000を使用して編集しました。

                       天気図    Yahoo!天気情報 過去の天気より転載

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

大野市役所 0779-66-1111 大野タクシー 0120-255211
大野警察署 0779-65-0110 大野市営バス 0779-66-1111
蕨生駐在所 0779-65-6844 鳩ヶ湯温泉 0779-65-6808
大野地区消防本部 0779-66-0119 「平成の湯」 0779-78-2536
広瀬病院 0779-66-3510 そば処「登右衛門」 0779-78-2725
尾崎病院 0779-66-3067    

◆ 日誌と写真

行動日誌

【7/8(土) 晴れ時々曇り、微風、20℃@三ノ峰避難小屋】

 週間予報では降水確率60%と高く、台風3号の影響も懸念された。しかし前日になって降水確率が下がり、台風の進路も外回りに反れたので予定通り出発した。

 東名高速岡崎ICから一宮JCT経由で東海北陸自動車道に入る。長良川SAで行動食と夕食の一品を買い足す。美濃ICで一旦降りてETCカードを差し替えて再度入る。これにより両区間ETC通勤割引が適用され、岡崎ICと美濃白鳥IC間が丁度2000円(通常3550円)となる。

 勝原でR158をUターンするように右折、勝原駅前を通過して県道173号線に入り鳩ヶ湯温泉に向かう。鳩ヶ湯温泉の先、終点の上小池PKGまで舗装されている。途中、狭い箇所や「落石注意!」があるので用心して走ろう。

 鳩ヶ湯温泉は、奥まった一軒宿で下山後の温泉入浴(¥500)と「越前おろし蕎麦」(一皿¥600、二皿¥1000)がいただける。赤兎山(たんどう谷コース)の登山口にもなっており、登山案内や公衆トイレが設置されている。但し、駐車場は鳩ヶ湯温泉の私有地なので、利用する際は一声かけるマナーは守りたいものだ。

鳩ヶ湯温泉

公衆トイレと案内板 @鳩ヶ湯温泉
 50台ほど駐車可能な上小池PKGは半分近く埋まっていた。登山者だけではなく釣り人も多いようだ。立派なトイレがあるのだが「本日は使用不可」となっていた。少し戻って上小池キャンプ場のトイレを利用することになる。

上小池PKGとトイレ

トイレは使用不可
 登山道の入口に登山届けを記入するボックスがある。ここには給水設備はなく、登山道に入り上小池キャンプ場から続く車道に出る手前で谷水を汲むことになる。

登山届BOX

水場 @刈込池への橋手前
 刈込池に続く橋を右に見て、打波川の右岸に沿って車道を上流に向かう。橋を2回渡って、まもなく登山口に着く。地図で見る等高線間隔の印象より急な登りで始まる。かって丸太で整備されたようだが、崩れた箇所が目立つ階段である。

刈込池への橋と案内板

三ノ峰登山口
 打波川の支流を左手に見ながら登る尾根道だが、左の谷側に抉れた箇所の通過があるので足元に注意しよう。背後の打波川の水音、次いで左手支流の水音が聞こえなくなり、やがて静かな山の雰囲気に変わる。

 登山道は曖昧な山腹を縫うように付けられている。うす暗い林が開けると山腰屋敷跡に着く。以前は下草が刈られ、休憩ベンチもあったのだが、今は残骸だけとなっている。ここで進行方向が左に直角に曲がる。

山腰屋敷跡

直角に曲がる @山腰屋敷跡
 再びうす暗い林の中の道となる。杉の植林が見られなくなり木漏れ日の明るいブナ林に変わる。傾斜が増し、登山道がジグザグを刻むようになると六本桧は近い。

 風が通らない樹林帯の登りで一汗かいて六本桧に到着する。大きな桧の木陰に腰を下ろし涼しい風を受ける。ここはいつも爽やかな風が通り展望も良い。願教寺山から石徹白の山々、霞んでいるが荒島岳も見える。

六本桧

六本桧

別山方面 @六本桧

三ノ峰、打波ノ頭 @六本桧

願教寺山から石徹白の山々、荒島岳 @六本桧
 加越国境稜線を三ノ峰に向かう。起伏の少ない明るいブナ林の稜線が暫く続く。願教寺山を正面に見るようになると笹原に変わり展望が開ける。高度を上げるほどに、石徹白へと続く南禅定道の山々が見えてくる。

明るいブナ林

願教寺山(1691m)

二ノ峰(1962m)、一ノ峰(1839m)

銚子ヶ峰(1810m) 右端
 強い日差しにバテ気味に歩いていると、ササユリやニッコウキスゲが出迎えて元気付けてくれる。三ノ峰はまだ見上げる高さにある。

ササユリとニッコウキスゲ

三ノ峰へと誘う
 六本桧から剣ヶ岩(1671m)まできて、漸く三ノ峰までの半分だ。緩急の登りが繰り返し続く。

打波の頭(2095m) 右

案内板 @剣ヶ岩
 沿道の応援はササユリからタカネニガナに変わる。最後の急登はピーク手前で終わり、左へトラバースに入り小屋までほぼ水平に行く。

タカネニガナの街道

最後の急登
 三ノ峰避難小屋に着く。上小池から約5時間の道程であった。一息入れてから、カメラだけ携えて三ノ峰まで往復する。いつしかガスが出て別山、白山は展望できなかったが、沢山のお花が迎えてくれた。

 炊事用の水は東側の雪渓で賄う。ビールも良く冷える。同宿者は尼崎の山岳会5人パーティのみでゆったりと過ごせた。

 なお、小屋の西側の窓は損傷を受けていたが幸い雨風が吹き込む心配はない。これは豪雪によるものだろうか・・・?

花盛りの三ノ峰避難小屋

西側の窓が・・・?

壊れている!

窓の外囲いが落ちている!
【7/9(日) 曇り時々晴れ、微風、14℃@別山】

 夜半(2時半頃)から明け方にかけて、梅雨前線通過(北上)に伴う雨があり断続的に強く降った。起きると既に雨は上がっていた。西風が吹き午前中は天気が小康状態を保ちそうだったので、計画通り別山まで往復する。

別山 @三ノ峰避難小屋

三ノ峰へ
 下草が濡れているので、カッパズボンを穿きスパッツを装着する。曇っているので歩いていて丁度良い気温である。

三ノ峰避難小屋と雪渓(水場)

三ノ峰(2128m)山頂にて
 登山道の近くまで残雪が残っている。雪融けの後に「待ってました」とばかりにお花が咲き始める。

登山道の近くまで残雪が残る

雪融けとともにお花が咲き始める
 時折青空が覗くのだが、スッキリ天候回復とは行かない。慌しい雲の変化が面白い。

日本海方面

別山方面
 御手洗池には残雪が残り、別山平のニッコウキスゲはチラホラで、来週辺りが見頃になるのであろうか?

御手洗池にも残雪が残る

別山平のニッコウキスゲはチラホラ
 別山神社にお参りしてから山頂に立つ。白いスクリーンに白山の姿を描きながら独り対座する。一番の癒しの時空を静かに楽しむ。

別山神社

別山(2399m)山頂にて
【自然観察】
別山平のニッコウキスゲには早過ぎましたが、沢山のお花に出逢えました。

ササユリ

ササユリ

ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)

ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)

クルマユリ

クルマユリ

ミヤマカラマツ

ミヤマカラマツ

カラマツソウ

カラマツソウ

モミジカラマツ

モミジカラマツ

ヨツバシオガマ

ヨツバシオガマ

ハクサンチドリ

ハクサンチドリ

グンナイフウロ

グンナイフウロ

ハクサンフウロ

ハクサンフウロ

シナノキンバイ

シナノキンバイ

キンバイソウ

キンバイソウ

ミヤマダイコンソウ

ミヤマダイコンソウ

ミヤマタンポポ

ミヤマタンポポ

ミヤマダイモンジソウ

ミヤマダイモンジソウ

ミツバオウレン

ミツバオウレン

ゴゼンタチバナ

ゴゼンタチバナ

ツマトリソウ

ツマトリソウ

ハクサンコザクラ

ハクサンコザクラ

ショウジョウバカマ

ショウジョウバカマ

イワカガミ

イワカガミ

オオバキスミレ

オオバキスミレ

オオバギボウシ

オオバギボウシ

タカトウダイ

タカトウダイ

イブキトラノオ

イブキトラノオ

イワハゼ(アカモノ)

イワハゼ(アカモノ)

コケモモ

コケモモ

モミジイチゴ

モミジイチゴ

マイヅルソウ

マイヅルソウ

チングルマ

チングルマ

ハクサンイチゲ

ハクサンイチゲ

ハクサンシャクナゲ

ハクサンシャクナゲ

タカネニガナ

タカネニガナ

ヨツバヒヨドリ

ヨツバヒヨドリ

ヤグルマソウ

ヤグルマソウ

トリアシショウマ

トリアシショウマ

アカショウマ

アカショウマ
【感想】
 白山展望は叶いませんでしたが、期待通り沢山のお花に出逢えました。本コースは”熊注意!」以外、危険箇所も無いので、手軽に花の山を楽しめると思います。
 Topページ「アルプスの恋歌」へは、http://www.lares.dti.ne.jp/~k-hataをURL入力して戻って下さい。