丈競山(1045m) 北丈競山(964m)まで

◆ 山行記録

山行概要

報告概要  丈競山の避難小屋に一泊し浄法寺山を往復しながら純白の白山を展望する計画でしたが、湿った重たい雪に脚が進まず、結局、尾根の大岩でテント泊し翌日北丈競山までピストンしてきました。両日とも春を感じさせる好天気で、白山も遠く霞んで見えるだけでした。
山行日 2007年2月3日(土)~4日(日)
丈競山(1045m) @北丈競山
天気  2/3(土) 快晴のち曇り、微風、4℃
 2/4(日) 曇りのち快晴、弱風、-4℃
コース概要 龍ヶ鼻ダム--尾根の大岩--丈競山(往復)
装備 24kg(テント泊雪山装備)
食料 夕食(1)+朝食(1)+行動食(2)
同行者 5人(OAC会員)
企画 純白のの白山展望

行動記録

【2/3(土) 快晴のち曇り、微風、4℃@龍ヶ鼻ダム】
 岩津市民C(505) =0:08= 豊田東IC(513) =0:52= 養老SA(605,638) =0:07= 関ヶ原IC(645) =1:01[雪規制]= 杉津PA(746,800) =0:20[雪規制]= 武生IC(820) =0:18[雪規制]= 福井北IC(838) =0:35= 龍ヶ鼻ダムPKG(913,1002) -0:13- 登山口(1015,1020) -0:42- 夏道分岐(1102,1110) -1:38- 尾根の大岩(1248.1325) -1:50- P747m過ぎ(1515) -1:01-尾根の大岩(1616)TS1

就寝(20:10)  ※夜半から未明にかけ低気圧通過による霙、強風、雷あり
【2/4(日) 曇りのち快晴、弱風、-4℃@北丈競山】
起床(4:10)

 TS1(700) -0:45- P747m過ぎ(745,800) -1:13- 北丈競山(913,942) -1:08- 尾根の大岩TS1(1050,1145) -0:50- 夏道分岐(1235,1250) -0:23- 登山口(1313) -0:12- 龍ヶ鼻湖PKG(1325,1352) =0:08= 丸岡温泉「たけくらべ」(1400,1512) =0:26= 越前そば「けんぞう」(1538,1612) =0:05= 福井北IC(1617) =0:18= 武生IC(1635) =1:10= 関ヶ原IC(1745) =0:07= 養老SA(1752,1812) =0:53= 豊田東IC(1905) =0:07= 岩津市民C(1912)

丈競山 行程図 (GPSの軌跡をプロットしてみました。一部データ抜けあり)
この画像は国土地理院発行の数値地図25000金沢を使用して編集しました。


                       天気図    Yahoo!天気情報 過去の天気より転載

【2/3(土) 快晴のち曇り、微風】

【2/4(日) 曇りのち快晴、弱風】

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

丸岡町役場 0776-68-0816 荒川整形外科 0776-66-0012
丸岡警察署 0776-66-0110 温泉「たけくらべ」 0776-67-2333
霞交番(霞町3) 0776-66-7983 蕎麦けんぞう 0776-61-1481
丸岡町消防本部 0776-66-1056 龍ヶ鼻ダム 0776-67-2841
昭友会東外科医院 0776-66-2228 都タクシー(丸岡町) 0776-66-0121

◆ 日誌と写真

行動日誌

【2/3(土) 快晴のち曇り、微風、4℃@龍ヶ鼻ダム】

 週中に寒気が入り日本海側は降雪を見た。スキージャム勝山の積雪(法恩寺山1357m)が40センチ増えていたので、丈競山は福井市内(海岸)に近く標高も1045mと低いが30センチ前後の新雪を想定して出かけた。

 登山口の龍ヶ鼻ダムまでは、いつもの東海北陸自動車道、R158ではなしに、降雪直後でも走り易い米原経由北陸自動車道でアプローチした。但し、走行距離は米原経由の方が20kmほど長く、また高速料金も岡崎⇒美濃白鳥:3,550円に対して岡崎⇒福井北:4,950円と高い。

 北陸道木之本ICから先は、まだ雪道規制(雪用タイヤ、チェーン装着)が解除されておらず、龍ヶ鼻ダム到着が約30分遅れた。前夜泊したKさんと合流し、6人パーティで出発する。

駐車場 @龍ヶ鼻ダム

トイレ(水洗、トレペ付)右 @龍ヶ鼻ダム
 龍ヶ鼻ダムから先は「通行止」だが、標識をずらして自己責任で入り込んでいる車もあるようだ。先行”車”の轍をトレースして登山口に向かう。

龍ヶ鼻橋 @龍ヶ鼻ダム

龍ヶ鼻橋 @龍ヶ鼻ダム
 登山口には公衆電話BOXを流用した登山届BOXがある。また道路脇に駐車余地あるが、当然除雪されていない。この先更に進むと「新登山口」(じょんがら広場)に至る。

 雪に覆われた急な階段を慎重に登り尾根に取り付く。こちらには先行”者”の踏み跡は見当たらない。

丈競山登山口 ※登山届BOXあり

雪に覆われた急な階段を慎重に登る
 週中の降雪の名残りを留める植林帯を行く。頻繁に”雪爆弾”が落ちてくる。命中する度に喚声が上がる。

尾根に出たら夏道を辿る

杉の枝から”雪爆弾”が落ちてくる
 C400mで夏道と冬道が分岐する。夏道は「唯一の水場」を経由するトラバース道である。積雪量が少ないので夏道でも大丈夫とも考えたが、やはり素直に冬道を行くことにした。

夏道分岐(C400m)

夏道は「唯一の水場」を経由するトラバース道
 冬道には所々赤布が打たれているが、特に迷うような箇所はない。往きは一本道を登るだけなので・・・。

冬道は尾根を行く

尾根を忠実に辿る
 尾根に沿ってP512mに至ると展望が得られる。丈競山の山頂に今夜の宿泊予定の小屋が確認できる。 ※正規の雪道はP512m手前で尾根を外し右にトラバースしているようだ。(2.5万図の点線通り)

火燈山(803m)と小倉谷山(911m)

北丈競山(964m)と丈競山(1045m)
 新登山口からのルートと合流すると”先行者”のトレースが現れた。トレースに乗りスピードが上がる。尾根の大岩の手前で地元の登山者お二人(先行者)と擦れ違う。大岩で引き返してきたという。ラッセルのお礼を述べて先を急ぐ。

 12時48分、トレースのお陰で何とか10分遅れで大岩に到着する。ここから先はラッセルを強いられる。まずは腹ごしらえ!

尾根の大岩

長閑に昼食を楽しむ
 うさぎの足跡が先導してくれる。精々膝までのラッセルだが湿った雪は重く、また重荷でペースが上がらない。

この先はトレース無し

精々膝までだが湿った雪が重い
 倒れた枝が進路を塞ぎ、赤旗やピッケルに引っ掛かるもどかしい進行となる。

重荷でペースが上がらず

倒れた枝が進路を塞ぐ
 見上げるほどに丈競山が遠のくような気がしてくる。

丈競山までまだまだ道程長い

頑張って登り続ける
 頑張って登り続けたが、P747m地点で15時を過ぎ、安全な時間内に丈競山到達が困難となる。安全にテント泊できる尾根の大岩まで引き返すことにした。

P747m地点で「時間切れ」、大岩まで引き返す

丈競山が随分遠くに感じられる
 往きは1時間50分かかったのに、戻りは1時間であった。16時16分、大岩に戻り着き、テン場整地、テント設営、トイレ設営とテキパキとこなし、何とか明るい内に夕食宴会に漕ぎつける。「明宝ハム」を肴に、冷えた「菅名岳」で乾杯する。うーん、美味い!メインディッシュの「豚汁」で満腹になり気持ち良く眠りに入る。

 ※夜半から未明にかけて低気圧通過に伴い、雷が鳴り、霙が降り、強風(南風⇒北風)が吹いたが、ロケーションに恵まれて、風の音は凄まじかったがテントを揺すられること無く快適に過ごせた。

【2/4(日) 曇りのち快晴、弱風、-4℃@北丈競山】

 4時10分起床、今日は軽装で北丈競山まで往復することにした。7時、明るくなってから出発する。昨日折返したP747m地点まで僅か45分で至る。トレースがあり荷物が軽いと随分違うものだ。

軽装で北丈競山登頂を目指す

登りに備えP747m地点でエネルギー補給
 ここからいよいよラッセルが始まる。5人が交替しながら進んでいく。私は最後尾で5人の踏跡を辿るのだが、殆ど毎度沈んでしまう。膝を入れて足場を作ることもしばしば発生し、先頭と変わらぬ労力を強いられる。荷物が軽い分だけ体重差がモロに表れるからだろう。

北丈競山への登り

昨日の好天気で樹木の霧氷は無氷と化す

小倉谷山の右奥に富士写ヶ岳が頭を出す

朝陽が射す山頂を目指して
 傾斜が緩くなると山頂は近い。 丈競山の小屋も何だか大きく見えてきた。

龍ヶ鼻ダム方面

山頂には雪煙が舞う

気分爽快の雪原歩き

丈競山(1045m) @北丈競山(964m)
 北丈競山山頂で、雪景色を楽しみながら暫し歓談する。越前甲の後方に白山が見える筈なのだが・・・、春山を思わせる余りの好天気に霞んで遠望は利かない。

 丈競山小屋でのお泊りは次回の楽しみに残し、今日は「たけくらべ」温泉と「けんぞう」蕎麦をこれからの楽しみに足取り軽く下山する。

登頂記念\(^o^)/

雪景色を眺めながら”おやつタイム”

小倉谷山(911m)と富士写ヶ岳(942m)

大日山(1368m)、白山は右手奥だが・・・
【感想】
 なかなか計画通りに進まないのが雪山の難しさであり面白みでもあります。技術的な難しさがないこと、アプローチが確実なことから、雪山の入門としてお薦めできるコースです。
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