野伏ヶ岳(1674m),小白山(1609m)

◆ 山行記録

山行概要

報告概要  野伏ヶ岳に登る度、加越国境の山から見る度に”気になっていた”小白山に初めて登りました。和田山牧場をベースとして日帰り装備で往復です。ルートは橋立峠(沢沿い)ではなく、小白山北峰の北側に繋がる支尾根を選びました。標高は野伏ヶ岳より低いけれど満足感の高い山でした。
山行日 2007年2月23日(金)~25日(日)
小白山(1609m) @野伏ヶ岳ダイレクト尾根
天気  2/23(金) 晴、中風、12℃
 2/24(土) 快晴、微風、-3℃
 2/25(日) 快晴、微風、-12℃
コース概要 石徹白--和田山牧場跡BC
--野伏ヶ岳、小白山(往復)
装備 27kg(テント泊雪山装備、ロープワーク装備)
食料 夕食(1)+朝食(1)+行動食(2)
同行者 3人(OAC会員)
企画 純白のの白山展望

行動記録

【2/23(金) 晴、中風、12℃@岡崎】
 岩津市民C(2112) =0:13[荷直し]= 豊田東IC(2125) =0:45= 美濃加茂SA(2210,2215) =0:13= 美濃関JCT(2228) =0:32= 白鳥IC(2300)[¥3,400] =0:06= マルK(2306,2315) =0:45= 登山者PKG(000)TS1

就寝(0:30)
【2/24(土) 快晴、微風、-3℃@登山口】
起床(5:00)

 TS1(635) -2:30- 和田山牧場跡BC(905,1025) -2:35- 野伏ヶ岳(1300,1345) -1:37- BC(1532)TS2

就寝(19:00)
【2/25(日) 快晴、微風、-12℃@BC】
起床(4:30)

 TS2(700) -0:30- 野伏ヶ岳ダイレクト尾根(730,735) -0:20- 野伏平(755,801) -1:02[渡渉避け迂回]- C1300m(903,925) -1:05- 小白山北峰北JCT(1030) -0:25- 小白山北峰(1055,1100) -0:35- 小白山(1135,1200) -0:25- 小白山北峰(1225,1235) -0:22- C1300m(1257,1318) -0:54- BC(1412,1503) -1:21- 登山者PKG(1624,1645) =0:15= 天然温泉「満天の湯」(1700,1827) =2:11[大渋滞]= 郡上八幡IC(2038) =0:30= 美濃関JCT(2108) =0:12= 美濃加茂SA(2120,2137) =0:43= 豊田東IC(2220)[¥3,050] =0:05= 岩津市民C(2225)

野伏ヶ岳 行程図 (GPSの軌跡をプロットしてみました。一部データ抜けあり)
この画像は国土地理院発行の数値地図25000を使用して編集しました。

小白山岳 行程図 (GPSの軌跡をプロットしてみました。一部データ抜けあり)
この画像は国土地理院発行の数値地図25000を使用して編集しました。


                            天気図   Yahoo!天気情報 過去の天気より転載 @岐阜

【2/23(金) 晴れ,14.7/7.9℃,NW5m/s,0.0mm】

【2/24(土) 晴れ,10.7/3.3℃,NNW5m/s,0.0mm】

【2/25(日) 曇り,10.8/0.3℃,S3m/s,0.0mm】

【2/26(月) 晴れ,13.8/4.3℃,NW2m/s,0.0mm】

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

郡上市役所 0575-67-1121 白鳥病院 0575-82-3131
郡上北消防署 0575-82-5119 白山交通株式会社 0575-82-2226
郡上警察署 0575-67-0110 荘川営林署 0575-82-2333
白鳥交番 0575-82-2110 天然温泉「満天の湯」 0575-86-3487
石徹白診療所 0575-86-3032 美人の湯しろとり 0575-83-0126

◆ 日誌と写真

行動日誌

【2/23(金) 晴、中風、12℃@岡崎】
 
 低気圧が過ぎ去り、明日からは高気圧圏内に入り好天気が期待される。岩津市民Cを21時12分に出発する。4人分のテント泊装備と前夜泊装備で荷室は満杯である。
 全員夕食は済ませているとのことなので長良川SAに立ち寄る必要がない、時間的に有利な東海環状道経由で美濃白鳥に向かう。中央自動車道と分岐する土岐JCTまでは通行量が多かったが、過ぎると途端に少なくなった。白鳥ICで降り(¥3,400)、R156を北上する。R158との分岐を過ぎて直ぐにサークルKがある。明日の朝食、行動食を買い足す。

 R156前谷から石徹白に続く県道314号に入る。ジグザグを繰り返しながら桧峠まで登っていく。「満天の湯」PKGで仮眠の予定であったが、係員が居て駐車料金(¥1,000)必要と聞いてUターン、登山口の駐車場に向かう。温泉利用の際は無料なのだが・・・。
 上在所の白山中居神社に駐車場とトイレがありテントを張って仮眠することもできるが、人家に近く深夜の到着利用は迷惑がかかる可能性があるので避けた方が好ましい。

 石徹白川に沿って北上する林道(石徹白の大杉に至る)はゲートから除雪されておらず通行止である。0時、川原にある登山者駐車場に到着する、先客が既にテントを張っていた。迷惑がかからぬよう、できるだけ離れた場所に止めてテントを設営する。雨上がりで地面は少しぬかるんでいた。0時30分、石徹白川の大きな川音を聞きながら眠りにつく。

銚子ヶ峰(1810m) @登山者PKG

登山者PKG
【2/24(土) 快晴、微風、-3℃@登山口】

 5時起床、満天の星空を見上げてニンマリとする。風もなく穏やかな朝である。まだ眠り足りない顔で朝食を頬張る、冷え切ったご飯をテルモスのお茶で流し込む。6時35分、駐車場を出発する。工事中の石橋を渡って石徹白川の右岸を北上する。

石徹白川に架かる橋は工事中

橋を渡ると直ぐ雪道に
 直ぐに雪道になるが、小白山谷に架かる石橋で欄干の半分位の積雪しかなく、この時期としては随分少ない。早朝で締まった雪なのでワカン不要で歩きやすい。陽当たりの良い所はもう融けはじめている

小白山谷を渡る

陽当たりの良い所は融けはじめている
 石徹白川を挟んで対岸の初河山や芦倉山に朝陽があたりはじめる。山も雪が少ないのでは・・・と心配になる。

初河山(1613m)

芦倉山(1716m)
 C855m地点の曲り角から小白山、野伏ヶ岳が眺められる。こちらの山は真っ白、尾根の東側と西側で随分違うものだ。

小白山(1609m)

野伏ヶ岳(1674m)
 途中で尾根道直登コース(帰路で使用)が分かれる。林道通しより距離は半分になるのだが、ラッセル跡なく膝以上沈むので諦めた。

 記念碑のある和田山牧場跡の入口まで登ると、広々とした雪原とその先に真っ白な雪山の連なりが展開する。時折吹く風が汗ばんだ肌に心地よく感じるくらい暖かな陽射しを浴びながら雪原漫歩を楽しむ。

閉ざされた和田山牧場跡に開放的な雪景色が広がる

スノーシューで入山するツアー客で賑わうこともある
 ベースキャンプを設営してから、日帰り装備で野伏ヶ岳に向かう。初めての大阪コンテを訓練しながらダイレクト尾根で山頂を目指す。

BCまでのんびり歩き

BC設営

ロープワーク訓練を兼ねて

野伏ヶ岳に向かう
 陽が高くなり、流石に雪が腐ってきた。軽い荷物なのにズボッズボッと落ちる。

ダイレクト尾根C1410m付近

ダイレクト尾根C1500m付近
 肩絡みでロープを着けているので半袖Tシャツになる訳にもいかず、長袖で腕まくりして汗を拭いながら登る。

野伏ヶ岳(1674m) @C1610m付近

JCTから山頂へ、霧氷が残る
 意外にも山頂でも余り強い風は吹いていなかった。寒い思いをすることなく時間の許す限り展望を楽しむ。

野伏ヶ岳山頂、白山は雲の中

明日登る小白山(1609m)

小白山(1609m)、枇杷倉山(1518m)、右奥は・・・

荒島岳(1523m)

経ヶ岳(1625m)

赤兎山(1629m)、大長山(1671m)
【2/25(日) 快晴、微風、-12℃@BC】

 二日続けて満天の星空、放射冷却で気温は-12℃まで冷え込んだ。しかし風は吹かず穏やかな朝である。昨日と同じ日帰り装備でBCを出発する。

 事前調査で橋立峠に登るルートを検討していたが、最終的には現地判断と考えていた。野伏ヶ岳ダイレクト尾根を乗り越して野伏平に出る。小白山北峰、橋立峠が見えてくる。基本的には沢沿いは避けたい、尾根ルートとしては、(1)北峰の北側で主稜線に繋がる支尾根、(2)北峰の東側に延びる県境尾根に繋がる支尾根 が登り易そうに見えた。(2)は取付き点まで遠い、上部で樹木が密生している(藪が濃い?) ので(1)のルートに決定する。

 取付き点を目指して直進しようとしたが、地形図で見るより小川の”彫が深く”水量もあるので、上流側に迂回を繰り返しながら進んだ。帰路は往路より上流側をほぼ直線的に辿った。

野伏平を彷徨いながら・・・

小白山北峰への取付きを探す
 小白山北峰の北に繋がる尾根の取付き点(C1300m地点)で小休止、行動食を食べてエネルギーを補給する。ここでハプニング!不用意に置いたテルモスが滑って、ブナの幹の廻りにできた空洞に落ちていった。見える範囲に姿がない。まだ雪が硬いので掘り出すのは諦め、目印を付けて先を急ぐことにした。

小白山北峰の北に繋がる尾根の取付き点

橋立峠の左(南)側の尾根に繋がる
 この支尾根は今回特に難しい箇所はなく、想定どおり小白山北峰の北で主稜線に出た。しかし、積雪量が多い時は、上部で雪庇の張り出しが考えられ、これを上手く突き抜けられるのか考慮する必要があるかも知れない。

小白山北峰

橋立峠と野伏ヶ岳(1674m)
 小白山北峰までは広めの尾根筋を忠実に辿る。北面には亀裂が走っていて不気味である。

小白山北峰へは尾根筋を忠実に辿る

小白山北峰北面の亀裂
 最後は青空に向かって登って行く。

もう直ぐ小白山北峰

登頂万歳!
 山頂で山スキーの単独行お二人と一緒になる。なんと一人は「福井の雪山Ⅱ」を執筆されたベルグラ山岳会の方であった。今朝麓から登ってこられたと言う。凄いパワーに脱帽する。

白山バックに全員集合!

大汝峰と御前峰 @小白山北峰
 「写真は撮れるうちに・・・」とのモットーで、純白の白山を収める。御前峰の”お化粧”が少し剥げてきたかな・・・。今月号のJAFメート投稿「落とせスピード、落とすな化粧」を思い出し笑いした。何と言っても白山は純白が一番似合いますから・・・。(^◇^)~♪

 いよいよ小白山(本峰)を目指す。途中尾根通しでは通過し難い(ように見えた)箇所があり、岐阜県側をトラバースした。少し先に出発した山スキーのお二人はもう山頂に立っていた。

小白山(1609m)

間隔を開けてトラバースする

見上げると雪庇の名残りが・・・

雪庇下を用心しながらトラバース
 小白山に初めての登頂だ。 \(^o^)/ 時間の許す限り360度の大展望を楽しむ。

もうすぐ小白山だ! Photo by T.N

白山をバックに登頂記念

小白山からのパノラマ

大日ヶ岳(1708m)、水後山(1558m)

荒島岳(1523m)

経ヶ岳(1625m)

赤兎山(1629m)、大長山(1671m)
 途中”デポしておいたテルモス”を回収した。幹廻りを1m半ほど掘り、細身の女性に腹ばいで頭から入って貰い手を伸ばしてゲットした。m(_ _)m

 別山、薙刀山など今回訪れなかった山々にも見送られながら、和田山牧場を後にして帰路に着く。

別山(2399m)、銚子ヶ峰(1810m)

別山(2399m)

薙刀山(1647m)

薙刀山(1647m)
【感想】
 天候、メンバーに恵まれて小白山に登頂できました。人気の野伏ヶ岳より低いけれど満足感の高い山でした。なお、今回は練習兼ねていたのでロープを使いましたが、特に必要な箇所はないと思います。
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