大長山(1671m)  -三ッ谷から小原峠・杉峠周回-

◆ 山行記録

山行概要

報告概要  OUWV創部50周年の記念事業として、OBらの投票により選ばれた「OUWV50名山」に登頂する企画が展開されています。この度、市ノ瀬三ッ谷から越前禅定道を登り加越国境を杉峠まで縦走し三ッ谷に降る周回コースの途中で、その一つ「大長山」に登頂しました。大長山では生憎の霧雨でしたが、翌日の加越国境は紅葉が見頃で存分に静かな山を楽しめました。
山行日 2007年10月26日(金) ~ 28日(日)
大長山(1671m) @杉峠からの降り
天気   10/26(金) 曇り、微風、21℃
  10/27(土) 曇り、微風、14℃
  10/28(日) 晴れ時々曇り、弱風、2℃ 
コース概要 三ッ谷--小原峠--杉峠--三ッ谷(周回)
装備 23kg(テント泊装備)
食料 夕食(1),行動食(2),朝食(1)
同行者 OAC会員2名(K.K,K.M)
企画 OUWV50名山登頂(創部50周年記念行事)

行動記録

【10/26(金) 曇り、微風、21℃@岡崎20:20】
 岡崎(2020) =1:02= 豊田松平IC(2122) =1:23= 白鳥IC[¥3,550](2245) =0:30= 道の駅「九頭竜」(2315,2320) =0:20= 勝原SH(2340)TS0

 就寝(0:00)
【10/27(土) 曇り、微風、14℃@市ノ瀬7:15】
 起床(4:30)

 TS0(500) =0:25= 勝山FM(525,530) =0:45= 市ノ瀬PKG(615,715) -0:20- 三ッ谷橋(735) -0:20- 林道「三ッ谷西俣線」分岐(755,800) –1:30- 西俣谷川林道終点登山口(930,940) -0:20- 川上御前社(1000,1010) –0:50- 小原峠(1100,1122) –0:23- 苅安山P1505m(1145) –0:22- P1530m(1207) –0:29- 大長山(1236,1241) –0:32- P1530m (1313,1327) –0:18- P1505m (1345) –0:17- 小原峠(1402,1427) –0:29- 大舟山分岐(1456) –0:15- 赤兎山(1511,1515) -0:18- 赤兎山避難小屋(1533)TS1

 就寝(20:00)
【10/28(日) 晴れ時々曇り、弱風、2℃@白山展望台6:20】
 起床(4:30)

 TS1(600) -0:05- 白山展望台(605,620) -0:28- 裏赤兎山(648,655) -1:17- P1316m(812,822) -1:50- 杉峠(1012,1027) –0:45- 白山VP③(1112,1132) -0:35- 別山・三ノ峰VP(1207,1212) –0:26- 三ッ谷登山口(1238) -0:34- 三ッ谷橋(1312) –0:20- 市ノ瀬PKG(1332,1355) =0:20= 天望の湯「御前峰」[¥650](1415,1555) =0:40= 勝山「八助」(1635,1745) =1:42= 郡上八幡IC(1927) =0:23= 美濃関JCT(1950) =0:45= 豊田松平IC[¥1,550](2035) =0:55= 岡崎(2130)

大長山 行程図 (GPSの軌跡をプロットしてみました。一部データ抜けあり)
この画像は国土地理院発行の数値地図25000を使用して編集しました。


                            天気図   Yahoo!天気情報 過去の天気より転載 @金沢

【10/26(金) 雨,19.5/14.6℃,SSE3m/s,6.0mm】

【10/27(土) 曇り,18.0/16.8℃NNE10m/s,0.0mm】

【10/28(日) 晴れ,20.5/11.7℃,NNW4m/s,0.0mm】

【10/29(月) 曇り,23.8/13.3℃,W10m/s,0.0mm】

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

白山市役所 076-276-1111 新村病院(鶴来) 0761-93-0100
白峰支所 0761-98-2011 白山自然保護C 0761-95-5321
鶴来警察署 0761-92-1161 永井旅館 0761-98-2339
白峰駐在所 0761-98-2034 天望の湯「御前峰」 0761-98-2010
金沢市消防本部 076-224-1119 蕎麦中村屋(勝山市) 0779-88-0524
公立鶴来総合病院 0761-92-1250 手打ちそば 八助 0779-88-0516

◆ 日誌と写真

行動日誌

【10/26(金) 曇り、微風、21℃@岡崎20:20】

 最近の山行は”往き帰りが雨”のパターンが多い。今回も怪しげな空模様での岡崎出発となる。同行のKさん、Mさんを順次ピックアップして、豊田松平ICから東海環状道に入る。通行量は少なくマイペースで走れる。今夜も馴染みの勝原SHを利用させてもらう。0時、就寝。少しもたついている間に早くも二人の寝息が聞こえる。快眠は明日の元気を約束する。


【10/27(土) 曇り、微風、14℃@市ノ瀬7:15】

 4時30分起床、朝から霧が深く細かな雨が降る。勝山のFMで朝食を買い求め、6時15分、市ノ瀬に着く。シーズンオフ、しかも雨降り、駐車場は閑散としている。この時間、ビジターセンターはまだ開いていないが、別棟のトイレ(水洗、ペーパ付)は何時でも利用できる。

 ビジターセンターの庇の下にあるベンチに座り、朝食の「助六寿司」を食べながら身支度を整える。登山口まで林道歩きなので暑くはなかろうとカッパ”昔の制服”を着る。上下着るのは本当に久しぶりだ。

開館前のビジターセンター @市ノ瀬

閑散とした駐車場 @市ノ瀬
 今回は三ッ谷基点の周回コースなので三ッ谷の林道分岐付近に駐車することも考えられるが、工事車両が通行すること、一晩置くことから、迷惑にならぬよう市ノ瀬に止め歩くことにした。まあ片道40分の差だから・・・。

 林道入口にはゲートもロープもなく一般車両も入れる。未舗装路が続くが乗用車が走るのに困ることはないだろう。 

三ッ谷橋の手前で左手へ

三ッ谷へ続く林道
 「埋み火の里」手前の橋の処で、沢山の工事関係車両に追い抜かれる。雨降りだけど工事は休まず、ご苦労様です。林道分岐の手前に3台の駐車余地があり1台止まっていた。右手、西俣谷川林道に入る。帰りは左手の東俣谷川林道から戻ってくる。

林道分岐 @三ッ谷

駐車余地 @三ッ谷
 最初の工事現場は「市ノ瀬発電所西谷ダム改良工事(H19.12.25迄)」と掲示されていた。近くに広めの駐車余地があるが、工事現場の駐車場と思われるので、登山者は遠慮した方が良いだろう。

市ノ瀬発電所西谷ダム改良工事(H19.12.25迄)

工事現場①の駐車場
工事現場の先に駐車余地が2箇所ある。しかし、更に上の工事現場まで行き来するダンプなどがあるので、利用する際はきちんと寄せて止めよう。

西俣谷川林道の駐車余地

西俣谷川林道の駐車余地(仮設鉄橋手前)
 霧が濃くなったり薄くなったり、天気の回復はゆっくりだ。霧が晴れると鮮やかな紅葉が現われ歓声が上がる。

雨上がりの瑞々しい紅葉 @西俣谷川林道

雨上がりの瑞々しい紅葉 @西俣谷川林道
 紅葉の美しさに気が紛れて余り苦にならなかったが、市ノ瀬から2時間以上林道歩きしたことになる。登山道は工事終点の手前の広場で西俣谷川を飛び石で渡っている。 

工事現場②

工事終点まで行き過ぎないように!

工事現場②を越した広場

飛び石で対岸(左岸)に渡る
 登山口までの間、「川上御前」の道標が点々とある。しかし小さいので対岸遠くからは見つけ難い。道標に導かれて登山口に辿り着く。ここには紅白のポール(測量用か?)が立てられ、枝には赤布が打ってある。

「川上御前」の小さな道標

登山口の紅白ポール(測量用?)
 川上御前まで黄葉が多く明るい林が続く。踏み跡は明瞭で下草も良く刈り込みされているので迷うことはない。途中に水場があり、過ぎると直ぐに川上御前跡に着く。広場に小さいながら立派な社が再建されている。

水場

川上御前社
 ここから先も登山道ははっきりしている。川上御前から1時間足らずで小原峠に着く。峠の手前に水場があるので、赤兎避難小屋に泊まる場合でも水ボッカは少しの時間で済むだろう。今回は初めてのコースで水の確保に不安があったので、下から2日分の行動用と宿泊用に一人当たり4~5リットルほど担いだ。

小原峠手前の水場①

小原峠手前の水場②
 「峠の石仏」に手を合わせ、越前禅定道を辿った人々を想う。

峠の石仏 @小原峠

廃道を示すロープが残る白山禅定道「小原峠」
 小原峠に大荷物をデポし、軽装になって大長山に向かう。山頂手前の登りから展望が開け、紅・黄・緑が織り成す錦衣が見事である。

「大長山2.4km、赤兎山0.9km」 @小原峠

霧雨の中、大長山へ向かう
 山頂に近づくにつれ雨粒が大きくなり風も吹くようになる。残念ながら山頂からは白い世界が広がるのみで全く展望は得られない。登頂記念を写真に収めて早々に下山する。下降途中、瞬間雲が切れ、荒島岳や経ヶ岳が垣間見られた。

久しぶりに”制服(カッパ)”を着る @大長山

荒島岳(1523m)と経ヶ岳(1625m)
 「晴れておれば、さぞ鮮やかな色彩だろう」と呟きながら、加越国境稜線の紅葉を眺める。大長山の降りは、樹木に遮られず稜線から間近に紅葉の山肌が眺められる絶好の場所なのである。

加越国境稜線の紅葉 @大長山~小原峠

晴れておれば、さぞ鮮やかな色彩になろう

別山(2399m)と三ノ峰(2128m)

赤兎山(1629m)
 小原峠から、再び重荷に戻って大舟山分岐までの急登に喘ぐ。経ヶ岳に至る登山道は踏み跡は付いているが結構笹に覆われていた。

赤兎山(1629m)

笹が覆う経ヶ岳への道 @大舟山分岐
 分岐を過ぎればなだらかになり、まもなく赤兎山山頂に至る。ここでも白い世界に閉ざされ展望は全く得られなかった。

 屋根からの漏水で梁・柱・壁・床が傷んでいた赤兎避難小屋はしっかりと修復が完了していた。これなら今冬の豪雪にも耐えられそうだ。大野市の迅速な修復に感謝する。

後方は白山・・・のはず @赤兎山

修復完了したばかりの赤兎山避難小屋
【10/28(日) 晴れ時々曇り、弱風、2℃@白山展望台6:20】

 4時30分起床、小屋の外に出て空を見上げ今日の好天気を確信する。東の空が茜色に染まってきた。6時、小屋を出てすぐ近くの白山展望台でご来光を待つ。日の出前、風も冷たいがじっと耐えて待つ。しかし、待っている間に北側から雲が流れてきて加越国境稜線にブロックされて雲海として溜まり出した。とうとうご来光前に雲の中に閉じ込められてしまった。

石徹白の山々(日岸山、薙刀山、野伏ヶ岳)

白山(2702m)と別山(2399m)

大汝峰(2684m)、御前峰(2702m)

別山(2399m)
 6時20分、ご来光を諦めて、加越国境の縦走にはいる。白山展望台から次のピーク裏赤兎山までは急下降と急登だ。足元が滑り易いので慎重に足を運ぶ。時間にして30分ほどだが、今回のコースで一番気を遣う場所だ。

 裏赤兎山から振り返ると、青空をバックに朝日を浴びた赤兎山があった。もう少し留まっておれば・・・と口惜しがる。

赤兎山(1629m) @裏赤兎山(1530m)

赤兎山避難小屋をズームアップ!
 裏赤兎山から先、杉峠までは小さな起伏だけのなだらかで歩き易い稜線が続く。安心して紅葉の森林浴が楽しめる。杉峠までの間、2箇所、樹間に白山が展望できるビューポイントがある。

 1週間前は白山山頂付近が冠雪していたようだが、その後の暖かさですっかり消えてしまっていた。澄み切った青空を背景に雪化粧した白山が錦の衣を纏った優美な姿に想いを馳せていたのだが・・・、なかなかその姿に目通り叶わない。

 しばし、加越国境稜線の紅葉をご一緒にどうぞ。









白山(2702m) @白山VP①

別山(2399m) @白山VP①



白山(2702m)  @白山VP②

願教寺山、よも太郎山、日岸山、薙刀山、野伏ヶ岳
 赤兎避難小屋から4時間、ゆったりと紅葉を楽しみ杉峠に到着した。ここから杉峠登山口までは、昨秋歩いたコースである。1年前と違うのは、杉峠から上小池に降るルートが復活されたことである。まだ踏跡は薄そうだ。

杉峠

復活された上小池へ降る道
 雨の中登頂した大長山に見送られて、紅葉の林を杉峠登山口へと降って行く。

大長山(1671m) @杉峠降り

杉峠登山口へ

紅葉は・・・

登山口まで続く
 途中で2箇所切り開かれた広場があり、白山や別山を展望することができる。

白山(2702m) @白山VP③

別山(2399m)、三ノ峰(2128m) @白山VP③

別山・三ノ峰VP

別山(2399m)、三ノ峰(2128m) @別山・三ノ峰VP
 杉峠登山口には立派な道標が建っている。

杉峠登山口

東俣谷川の駐車余地 @杉峠登山口
 未だにどういう施設なのか良く分からない「埋み火の里」を過ぎ、林道分岐で往路と合流、紅葉の余韻を反芻しながら市ノ瀬まで戻る。

埋み火の里

埋み火の里

三ッ谷から市ノ瀬までの川沿いの紅葉は

これから見頃を迎える

六万山(1260m)が見えれば・・・

ようやく市ノ瀬ビジターセンターに到着、お疲れ様!
【自然観察】

きのこ①

きのこ②

きのこ③

きのこ④

きのこ⑤

きのこ⑥
【感想】
 冠雪の白山展望は叶いませんでしたが、静かな加越国境の紅葉が貸切で楽しめて大満足でした。赤兎小屋に1泊して周回する“宴会好き”にはお奨めのコースです。
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