白山釈迦岳(2053m) -釈迦新道-

◆ 山行記録

山行概要

報告概要  「今年は花の時期が早い!」に慌てて、急遽オオサクラソウを観に出かけました。水場での群生は減っていましたが、七倉の辻まで登山道沿いに沢山観れました。山頂に雲が懸かり白山展望は叶いませんでしたが、たくさんのお花が大歓迎してくれました。
山行日 2009年7月3日(金)〜5日(日)
オオサクラソウ
天気 7/3(金) 小雨、微風、27℃
7/4(土) 曇り、無風、17℃
7/5(日) 霧のち晴れ時々曇り、中風、6℃
コース
概要
市ノ瀬--白山釈迦岳--オオサクラソウの水場--七倉の辻--四塚山(往復)
装備 23kg(テント泊装備)
食料 夕食(1)、朝食(1)、行動食(2)、非常食
行動水(2L)、共同水(2L)、B(1L)
同行者 K.M、K.K(OAC会員2名)
企画 自然観察と白山展望

行動記録

【7/3(金) 小雨、微風、27℃@岡崎】
 自宅(2010) =0:07= K宅(2017,2027) =0:28= M宅(2055,2100) =0:10= 豊田東IC(2110) =1:25= 白鳥IC(2235) =0:32= 道の駅「九頭竜」(2307,2310) =0:38= FM勝山(2348,2356) =0:42= 市ノ瀬P(038)TS0

 就寝(1:00)
【7/4(土) 曇り、無風、17℃@市ノ瀬(6:00)、曇り、中風、6℃@北竜ヶ馬場(19:00)】
 起床(4:50)

 TS0(600) -0:20- 白山禅定道口(620) -0:23- 白山禅定道登山口・林道分岐(643,650) -0:50- 釈迦岳登山口(735,758) -0:56- 水場[1460m](854,915) -1:56- 釈迦岳前峰(1111) -0:15- 釈迦岳分岐(1128) -0:57- オオサクラソウの水場(1225,1255) -0:20- C2170m (1335,1400) -0:45- C2370m(1445,1500) -0:45- 七倉の辻(1545,1556) -0:09- 北竜ヶ馬場(1605)TS1

 就寝(19:10)
【7/5(日) 霧のち晴れ時々曇り、中風、6℃@北竜ヶ馬場(6:00)】
 起床(4:00)

 TS1(653) -0:10- 七倉の辻(703) -1:19- C2170m(822,900) -0:50[花見]- オオサクラソウの水場(950) -1:00- 釈迦岳分岐(1022) -0:07- 白山釈迦岳(1029,1035) -0:03- 釈迦岳分岐(1038,1048) -0:05- 釈迦岳前峰(1053,1055) -1:10- 水場[1460m](1205,1235) -0:35- 釈迦岳登山口・水場(1310,1325) -0:40- 白山禅定道登山口・林道分岐(1405) -0:18- 白山禅定道口(1423) -0:14- 市ノ瀬P(1437,1500) =0:20= 白峰温泉「白峰総湯」(1520,1635) =0:30= 手打ち蕎麦「八助」(1705,1740) =1:25= 郡上八幡IC(1905) =1:10= 豊田東IC(2015) =0:10= M宅(2025) =0:33= K宅(2058) =0:07= 自宅(2105)

白山釈迦岳 行程図
この画像は国土地理院発行の数値地図(地図画像)を使用して編集しました。
【1/2.5万 地形図】 白峰,岩間温泉,加賀市ノ瀬,白山   【1/20万 地勢図】 金沢,(岐阜)


                            天気図   Yahoo!天気情報 過去の天気より転載 @金沢

【7/4(土) 晴れ,26.4/20.2℃647%,W4m/s,0.0mm】

【7/5(日) 晴れ,28.2/21.1℃,57%,NW3m/s,0.0mm】

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

白山市役所 076-276-1111 白山観光協会 076-273-1001
白峰支所 076-259-2011 白山自然保護C 076-255-5321
鶴来警察署 076-272-1161 永井旅館 076-259-2339
白峰駐在所 076-259-2034 天望の湯「御前峰」 076-259-2010
金沢市消防本部 076-224-1119 白峰温泉「総湯」 076-259-2839
公立鶴来総合病院 076-272-1250 手打ちそば「八助」 0779-88-0516
新村病院(鶴来) 076-273-0100 手打ちそば「中村屋」 0779-88-0524
アプローチメモ
ETC料金[割引] ・豊田東〜美濃白鳥(121.4km):¥3,400[¥2,400@深夜割引(20-24)]
・郡上八幡〜豊田東(104.8km):¥3,050[¥1,000@休日割引]
コンビニ ・ファミリーマート勝山南店(R157):0779-87-3030
・サークルK勝山旭町店(R157):0779-87-2818
駐車場 ・市ノ瀬:駐車場(無料)、水洗トイレあり、水あり、登山届BOX

◆ 日誌と写真

行動日誌

【7/3(金) 小雨、微風、27℃@岡崎】

 20時、予報どおり雨降りの出発となった。集合地への残置車両を無くすため、メンバーを順次ピックアップする。豊田東ICから東海環状道経由で東海北陸道白鳥まで走る。料金は深夜割引(20-24)で2,400円である。

 岐阜県を通過する辺りで一時雨脚が強くなったが、R157からR158に入り北上するほどに路面は乾いていた。途中、勝山のファミリーマートで行動食など買い足すが、流石に深夜の時間帯なので所望の品数は少ない。

 0時半過ぎに市ノ瀬駐車場に着く。広い駐車場に車は疎らである。静かである。隅にテントを設営し、横に車を止める。軽く寝酒を飲んで、早々に眠りに就く。


【7/4(土) 曇り、無風、17℃@市ノ瀬(6:00)、曇り、中風、6℃@北竜ヶ馬場(19:00)】

 4時50分起床、外はもう明るい。まだ醒めきらぬ眼で空を見上げる、曇りだ!陽射しに苦しめられることはなさそう。軽く朝食を食べて歩き出す。

市ノ瀬ビジターセンター

市ノ瀬の大駐車場(無料)
 夜明け前頃からだろうか、別当出合まで入る車が沢山通過していった。この時間帯も次から次へと追い越していく。マイカー規制が始まるまでは車に注意して歩こう。白山禅定道口の手前に金沢工業大学の宿泊施設があり、その対面に5台ほどの駐車余地が見えた。「ここに止めて・・・」と思ったら、キッチリ「駐車禁止」の道路標識が立っていた。

車道(マイカー規制:H21.7.10〜10.12)を歩く

白山禅定道口で車道から登山道へ
 白山禅定道口で車道から登山道へ入る。「清々しい朝の林を縫って・・・」とはいかず、湿気が高く風も通らないので蒸し暑い。再び車道(湯谷林道)に出る、ここは白山禅定道登山口になっている。左に折れて釈迦岳登山口に向かう。

湯谷林道(一般車通行禁止)に出合う

白山禅定道登山口
 砂防工事現場に向かうのだろうか、許可証を掲示した車両が何台も追い越していく。残念ながら「乗って行く?」の声は掛からなかった。
 ひっそりと佇む白峰神社にお参りし山行の安全をお願いする。落石避けのトンネルを抜け湯の谷を渡れば登山口は近い。

白峰神社で安全祈願

湯の谷を渡る
 釈迦岳登山口は地形図と異なる位置(350mほど手前)にある。地蔵尊安置の水場(手前のカーブ)から100m足らずだ。前回(白山釈迦ヶ岳-030719)より時期が早いせいか、刈り込みがされておらず生い茂ったままだ。「白山森林生態系保護地域」の案内板があるだけで登山口の標識がなければ通り過ぎてしまうかもしれない。

釈迦岳登山口

登山者数の調査設備
 草茫々は最初だけで、登山者数の調査設備を過ぎれば、踏み跡明瞭で歩き易い登山道となる。

登山道は明瞭で歩き易い

癒しのブナ林だが今日は湿度が高く蒸し暑い
 水飲場(1460m)の冷た〜い水で喉を潤す。美味しい!行動中は蒸し暑いが、休んでいると汗が引くのは嬉しい。天井の高いブナ林の緑の空間に和かな風が通る。

水飲場(1460m)

冷た〜い水、美味しい!
 釈迦岳前峰の手前に水場(1900m)があるが湿っている程度で水流はなかった。

「市ノ瀬6.2km 釈迦岳1.7km」標識 環境省GW事業

水場(1900m)は涸れていた
 雪融けしたばかりの所に「白山釈迦岳」を案内する道標が横たわっていた。登山道から反れて笹原を登り、10分足らずで山頂に立つことができる。しかし、今日は行程が長いので帰路に立ち寄ることにする。

白山釈迦岳(2053m)への分岐

分岐から山頂まで往復15分、帰路に立ち寄る
 釈迦岳前峰を越すと白山山頂付近が眺められるようになるが、生憎雲の中である。オオサクラソウが咲く水場で大休止、お目当ての花を存分に観賞する。オオサクラソウ人気だろうか、ここまで日帰りで往復する登山者が多い。

七倉山方面、山頂付近は雲の中

オオサクラソウの水場
 水場では意外に少なかったが、この先七倉の辻まで登山道沿いにたくさんのオオサクラソウが見られる。もちろん、それ以外のお花も盛りだくさんで、お決まりの”牛歩”登山となる。
 一部残雪が登山道を覆うが平坦地で通行に危険はない。この上の急斜面が残雪に覆われている頃は難しそうだが・・・。

残雪が登山道を覆う(2225m付近)

急斜面をジグザグに登る(2250m付近)
 時折雲が切れて四塚山や七倉山が姿を現す。ずいぶん遠く高く感じる。

四塚山(2530m)が姿を現す

七倉山(2557m)も姿を現す
 「七倉の辻」一帯は厚い残雪に覆われ道標も埋まっている。平坦地を探してテントを設営する。

「七倉の辻」は残雪に覆われている

北龍ヶ馬場
【7/5(日) 霧のち晴れ時々曇り、中風、6℃@北竜ヶ馬場(6:00)】

 風の通り道で夜通し強い風に晒された。一時雨も降ったが、朝には上がっていた。昨日同様、雲に覆われた山頂だが、時折上空に青空が覗く。

 空荷で四塚山を散策する。四塚山北側の平坦部は大部分が残雪に覆われている。雪融けした処には、チングルマ、ハクサンイチゲ、ハクサンコザクラ、コバイケイソウ、アオノツガザクラなどが咲いていた。

 山頂からの展望は得られなかったが、ブロッケンのお土産をいただいた。 

四塚山の石積みの塚

四塚山北側の平坦部

四塚山の三角点(2519.5m)

四塚山の三角点にて

白山釈迦岳(2053m) @四塚山

ブロッケン現象 @四塚山
 7時、展望への未練は残るが山頂を後にし帰路につく。一時だけ山頂の雲が消え、白山比痘lが見送ってくれた。

振り返れば山頂付近は晴れている!

大汝峰(2684m)と御前峰(2702m)御宝庫
 白山釈迦岳から尾根(青柳新道:廃道)が続き、その先にある鳴谷山(1596m)は白山の展望台として地元では有名な山だ。良く見れば白山釈迦岳(2053m)もこっそり頭を覗かせてた。

鳴谷山(1596m)方面 @C2130m付近(オオサクラソウの水場の上部)

白山釈迦岳(2053m)もこっそり頭を覗かせてました @鳴谷山(2008.5.18)
 オオサクラソウの水場から白山釈迦岳までが帰路唯一の登り返しとなるが、すんなりと登りきる。分岐に荷物を残して白山釈迦岳に登る。三角点はあるが展望が今ひとつの山頂だ。展望ならコース上の釈迦岳前峰の方が優れている。

四塚山(2530m)から随分降りてきたものだ、右は大汝峰(2684m)

白山釈迦岳へ

白山釈迦岳(2053m)の三角点

四塚山(2530m)、七倉山(2557m) @白山釈迦岳

大汝峰(2684m)、御前峰(2702m) @白山釈迦岳
【自然観察】
たくさんのお花に出逢いました。不明と誤りはご教示いただけると幸いです。Mail
金沢のNさん、岡崎のYさん、ご教示ありがとうございました。

ヤマブキショウマ

コケイラン

ゴゼンタチバナ

コバイケイソウ

アカモノ

ミツバオウレン


ツマトリソウ

ニッコウキスゲ

オオサクラソウ

リュウキンカ

マイヅルソウ

タイツリソウ(キバナオウギ)

オオバキスミレ

ノウゴウイチゴ

ノウゴウイチゴ(果実)

ミヤマクワガタ

ハクサンフウロ

ハクサンイチゲ

ナナカマド

アオノツガザクラ

ベニバナイチゴ

ミヤマクロユリ

チングルマ

ハクサンコザクラ

コイワカガミ

シコクハタザオ?

ハクサンハタザオ

オンタデ

ハクサンシャクナゲ(蕾)

サンカヨウ

ショウジョウバカマ

エンレイソウ

オニシモツケ

ミヤマダイコンソウ

オオサクラソウ

キヌガサソウ

キヌガサソウ

ミヤマキンポウゲ

オオサクラソウとリュウキンカ

シナノキンバイ

グンナイフウロ

ミヤマタンポポ

?−4

タカネニガナ

ミズバショウ

ヨツバシオガマ

ハクサンチドリ

テガタチドリ

ムカゴトラノオ

オオバミゾホウヅキ

ミヤマカラマツ

オオバギボウシ(蕾)

ウリノキ
【感想】
 釈迦新道は”花の白山”そのものですね。人が少なく静かに楽しめるのが魅力です。このような山域はいつまでも残したいものです。
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