別山(2399m)-チブリ尾根-

◆ 山行記録

山行概要

報告
概要
 お盆が過ぎても一向に弱まる兆しの無い猛暑、涼を求めて別山(2399m)に行きました。チブリ尾根避難小屋に泊まるゆったり計画で、早朝の涼しい時間にのんびりと白山(2702m)を眺めることができました。汗だくで登ってこられる日帰りの方とすれ違いながら、贅沢な時間が過ごせたことに満足しました。
山行日 2010年9月4日(土) ~ 5日(日)
白山(2702m)
天気 9/4(土) 晴れ,無風,28℃
9/5(日) 快晴,無風,16℃
コース
概要
市ノ瀬--チブリ尾根--御舎利山--別山(往復)
装備 24kg(テント携行避難小屋泊装備)
食料 夕食(1),朝食(1),行動食(2),水(3.5L),B(1L)
同行者 Y.I(OAC会員)
企画 白山展望と自然観察

行動記録

【9/4(土) 晴れ,無風,28℃@岡崎;曇り,微風,20℃@笹原】
 自宅(450) =0:17= Y.I宅(507) =0:08= 岡崎IC(515) =1:05= 長良川SA(620,650) =0:27= 白鳥IC(717) =0:29= 道の駅「九頭竜」(746,753) =0:42= FM勝山(835,843) =0:47= 市ノ瀬PKG(930,957) -0:45- 猿壁堰堤(1042,1044) -0:56- 下の水場(1140,1150) -0:26- 上の水場(1216,1230) -0:50- 釈迦岳展望台(1320,1340) -0:30- 尾根の水場(1410,1422) –0:28- 笹原(1450,1502) –0:23- チブリ尾根避難小屋(1525)TS1

 就寝(20:00)
【9/5(日) 快晴,無風,16℃@別山】
 起床(4:00)

 TS1(528) -1:34- 御舎利山(702,710) -0:16- 別山(726,806) -0:16- 御舎利山(822) –1:08- チブリ尾根避難小屋(930,1034) -0:59- 釈迦岳展望台(1133,1155) -0:31- 上の水場(1226,1237) -0:17- 下の水場(1254,1303) -0:30- 猿壁堰堤(1333) -0:35- 市ノ瀬PKG(1408,1430) =0:25= 白峰温泉「白峰総湯」(1455,1600) =0:38= 福そば(1638,1706) =1:00= 白鳥IC(1806) =0:28= 美濃JCT(1834) =1:03= 岡崎IC(1937) =0:11= Y.I宅(1948) =0:15= 自宅(2003)

別山(チブリ尾根コース)行程図 (GPSの軌跡をプロットしてみました。一部データ抜けあり)
この画像は国土地理院発行の数値地図(地図画像)を使用して編集しました。
【1/1.25万 地形図】 白山,加賀市ノ瀬   【1/20万 地勢図】 金沢


                            天気図   Yahoo!天気情報 過去の天気より転載 @金沢

【9/4(土) 衛星画像】

【9/4(土) 晴れ,31.6/24.5℃,59%,N5m/s,0.0mm】

【9/5(日) 衛星画像】

【9/5(日) 晴れ,33.6/25.0℃,55%,NNW3m/s,0.0mm】

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

白山市役所 076-276-1111 白山観光協会 076-273-1001
白峰支所 076-259-2011 白山自然保護C 076-255-5321
鶴来警察署 076-272-1161 永井旅館(市ノ瀬) 076-259-2339
白峰駐在所 076-259-2034 天望の湯「御前峰」 076-259-2010
金沢市消防本部 076-224-1119 白峰温泉「白峰総湯」 076-259-2839
公立鶴来総合病院 076-272-1250 手打ちそば「八助」 0779-88-0516
新村病院(鶴来) 076-273-0100 福そば(陽明店) 0779-66-6060
アプローチメモ
ETC料金[割引] ・岡崎~白鳥(134.0km):¥3,550 [休割¥1,000]
コンビニ&スーパー ・ファミリーマート勝山南店(R157):0779-87-3030
・サークルK勝山旭町店(R157):0779-87-2818
駐車場 ・市ノ瀬:駐車場(無料)、水洗トイレあり、水あり、登山届BOXあり
シャトルバス ・市ノ瀬~別当出合:¥400
避難小屋 ・チブリ尾根避難小屋:トイレあり,水なし
 板間で10人程度宿泊可能

◆ 日誌と写真

行動日誌

【9/4(土) 晴れ,無風,28℃@岡崎;曇り,微風,20℃@笹原】

 名神高速下り線一ノ宮JCTの先でトラック2台の事故があり、岡崎ICを入った時点では渋滞5kmとなっていたが、一ノ宮JCT通過時には2kmに縮小、最後尾が丁度JCT分岐点までになっていた。幸いにも、すんなりと東海北陸道に入ることができた。

 いつもの朝食会場「長良川SA」でいつものメニュー「高山ラーメン」を食べる。和風のあっさりした味付けで朝からでも食べやすいので好んでいる。

 白鳥ICで降り、中部縦貫自動車道から油坂トンネルを抜けてR158号を走る。いつもながら交通量は少なく軽快に走れる。九頭竜湖の水位は随分下がっていた。猛暑続きで雨が降っていないから当然か。

 勝山のファミリーマートで行動食などを買い足す。(隣の大野市で発生したコンビニ強盗事件の犯人が岡崎駅前のビジネスホテルで逮捕されたというニュースを5日帰宅後に知った。この近辺のコンビニは利用機会が多いので驚いた。)

 勝山市長山で右折しR157に入る。谷トンネルを抜ければ石川県だ。白峰で右折、県道33号(白山公園線)で市ノ瀬に向かう。9時30分に到着、流石にこの時間になると混んでいる。係員の誘導で一番奥の第4駐車場(草原)に止める。運良く木立の陰になる部分に駐車できた。

 ビジターセンターに戻って登山届けを提出する。朝のピストン輸送が終わったのか、運転手さんたちはベンチで寛いでいた。

市ノ瀬ビジターセンター

市ノ瀬駐車場

市ノ瀬駐車場(第4)

「別当出合」シャトルバス乗り場
 チブリ尾根登山口までの林道は工事用車両(生コン車)が頻繁に通るので注意する。登山道(歩行者用通路)が並行している部分は、そちらを歩く。なお日曜日は休工なので、風通しの良い林道を歩く方が良いだろう。

 登山口には、他と同様「通行カウンター」が設置されている。自然保護の観点から入山者数/下山者数をカウントしているようだ。 トチやブナの巨木が林立するしっとりとした林を縫って行く。登山道は下草が刈り込まれていて明瞭である。下の水場までほぼ水平に辿る。

 下の水場は水量豊富、冷たい水が流れている。チブリ尾根避難小屋には水場がないので、ここで共同水として各自2L汲んでいく。(この日、上の水場は流量少なく、また、尾根の水場は笹の葉で集めても細く垂れる程度であった。)

チブリ尾根登山道入口(猿壁堰堤)

下の水場
 ここから緩やかな登りとなる。林内は風が通らず蒸し暑い。30分ほどで上の水場「水飲場」に着く。チブリ尾根避難小屋3.4km、市ノ瀬3.2kmの地点で、今日の行程のほぼ半分歩いたことになる。汗をぬぐい、凍らせてきたフルーツを取り出す。ちょうどシャーベット状に解凍しシャリシャリとした冷食感が喉を潤してくれる。

上の水場

上の水場
  登るにつれ樹高は低くなってくるが、緑の天井が陽射しを和らげてくれている。相変わらず風は通らない。団扇をパタパタさせながら歩く。ヘアピン状に鋭く左にカーブしたら尾根を歩くようになる。尾根に出ると風があり、汗ばんだ身体に心地よい。

 ほどなく釈迦岳展望台に着くが、釈迦岳は降りてきた雲の中に閉ざされていた。登山口では青空だったのに、いつのまにか空一面に雲が広がっている。夕立に遭う前に小屋に着きたいものだ。チブリ尾根避難小屋まであと2.2kmだ。

釈迦岳展望台

釈迦岳は雲の中
  登山道は一旦尾根から外れて、右(南)にカーブ、山腹を巻いて、一本右側の尾根に続いている。トラバースでは笹や木の根が多いので滑らないように注意しよう。抜けると笹原の尾根になり加越国境方面への視界が開けるのだが、赤兎山も大長山も雲の中である。

尾根の水場

数分で500mL溜まる
  元の尾根まで50mほど登ると白山方面が望めるのだが・・・、やはり雲の中である。展望の楽しみがないので、なだらかに続く登山道が長く感じる。小さな池を両側に見て木道を歩くようになるとチブリ尾根避難小屋は近い。 

雲が下がって白山が現れる

チブリ尾根避難小屋
 ストレッチしてひと段落着いたら、夕景を楽しみながら楽しい夕食宴会だ。明宝ハムステーキ、舞茸とベーコンのバター炒め、シシトウなどを肴にキンキンに冷えたビールが旨い。スパゲッティミートソースで腹を満たしてお開きとする。他に泊まり客も無く、まだ木の香りがする居心地の良い小屋でゆったりと寛げた。

御舎利山、別山が黄昏色に・・・

白山も紅く染まる

雲海に浮かぶ

入り日を見送る
【9/5(日) 快晴,無風,16℃@別山】

 4時起床、窓を開けて見上げれば、冬の星座オリオンが昇っている。満天の星が今日の好天気を約束してくれている。小屋の窓から白山の朝の情景の移ろいを気にしながら朝食をとる。メニューは焼餅&ベーコン、ミニトマト、味噌汁とコーヒーである。

 5時30分、日帰りハイキング装備の軽装で出発する。少し降って小さな池の横を通って、ここから御舎利山へ標高差500mの登りが始まる。数箇所ではあるが登山道まで繁茂した笹が夜露に濡れておりズボンがビッショリとなる。

白山に朝日が当たる

所々で笹が繁茂している
 笹と潅木の林を抜けると、登山道はジグザグを繰り返すようになる。等高線は密になっているが荷物が軽いこともあって案外と楽に登れる。

”影別山” 別山の影が赤兎山の山腹に映る

ジグザグ登りが続く
 やがてハイマツが現れると斜度が緩やかになり、一直線に御舎利山に向うようになる。山頂は近い。

白山釈迦岳(2053m)を越えたかな

ハイマツが現れる
 御舎利山で一頻り展望を楽しんでから別山に向う。

白山(2702m) @御舎利山

別山(2399m) @御舎利山
 別山に向って一旦降ったところで美濃禅定道(南部縦走路)と合流する。以前は御舎利山の山頂を通っていたが、今は植生保護のため東側を巻くようになっている。合流点の直ぐ先(別山側)に石室がある。

2ショット(^-^) @御舎利山

別山石室
 15分ほどで別山山頂に到着する。時間の許す限り展望を楽しもう。

別山(2399m)

別山神社

別山山頂にてY.Mさん

2ショット(^-^) @別山
 【山岳展望】
別山からの大展望をお楽しみ下さい。

白山(2702m)

大汝峰(2684m)、御前峰(2702m)

白山釈迦岳(2053m)

三方崩山(2058m)と大白川ダム白水湖

剣岳(2998m)、立山(3015m)

槍ヶ岳(3180m)、穂高連峰

槍ヶ岳(3180m)

北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳(3190m)、前穂高岳

乗鞍岳(3025m)

御嶽山(3063m)

チブリ尾根

チブリ尾根避難小屋(30倍ズーム)

御手洗池と別山平

経ヶ岳(1625m)、赤兎山(1629m)

大長山(1671m)

大日山(1368m)

能郷白山(1617m)、荒島岳(1523m)

大日ヶ岳(1709m)、丸山(1786m)、芦倉山(1716m)

大日ヶ岳(1709m)、丸山(1786m)、芦倉山(1716m)

銚子ヶ峰(1810m)
【自然観察】
「誤り」などご教示いただければ幸いです。 MAIL

オヤマリンドウ

オヤマリンドウ

ミヤマアキノキリンソウ

オオカメノキ(ムシカリ)の果実

ノハラアザミ

ノハラアザミ

タチアザミ

タチアザミ

カライトソウ

ミズヒキ

アキチョウジ

アキチョウジ

アキギリ

アキギリ

トリカブト

トリカブト
【感想】
 夏山シーズン中でも静かな別山です。一泊して白山の夕景と朝景を眺めたい方にお奨めです。
 Topページ「アルプスの恋歌」へは、http://www.lares.dti.ne.jp/~k-hataをURL入力して戻って下さい。