比良山 −中高年安全登山指導者講習会−

◆ 山行記録

山行概要

報告概要  文部科学省主催の平成20年度「中高年安全登山指導者講習会(中部地区)」を受講してきました。2日目の実技山行「比良山」を中心に報告します。
山行日 2008年9月12日(金)〜14日(日)
北比良峠にて
天気 9/13(土) 小雨のち曇り時々晴れ,21℃
コース
概要
ガリバー旅行村--八淵の滝--八雲ヶ原--北比良峠--イン谷登山口
装備 12kg(日帰りハイキング)
食料 昼食(1),行動食(1),水(2L)
同行者 OAC会員1名(M.S),受講者40名
企画 中高年安全登山指導者講習会

行動記録

【9/13(土) 小雨のち曇り時々晴れ,21℃】
◇9/12(金)
 岡崎IC(825) =1:00= 養老SA(925,945) =0:05= 関ヶ原IC[通割¥1,350](950) =1:50= 京蕎麦「志乃崎」(1140,1220) =0:20= ホテル琵琶湖プラザ(1240)TS1

■講義T 13:15-14:00 「山岳遭難の防止対策」
■講義U 14:10-16:40 「中高年の体力と登山」
■講義V 16:50-18:50 「道迷いを防ぐ」

◇9/13(土)

■実技課題 歩行:危険箇所の通過,GPSなど,生活:自然保護など,危急時対策:ヘリによる救助など
 TS1(735) =0:50[貸切バス]= ガリバー旅行村(825,910) -0:45- 八淵の滝(955,1010) -1:55- 八雲ヶ原(1205,1345) -0:20- 北比良峠(1405,1415) -1:25- ダケ道分岐(1540,1545) -0:25- イン谷登山口(1610,1640) =0:25[貸切バス]= 琵琶湖プラザ(1705)TS2

■講義W 17:00-18:00 「山岳事故におけるリーダーの責任」

◇9/14(日)

■研究協議  8:00-10:45 第1分科会「リーダーの役割と心構え」
■全体会   11:00-11:30 研究討議分科会報告

  TS2(1255) =0:50= 栗東IC(1345) =1:20= 守山PA(1505,1525) =0:30= 岡崎IC[¥4,000](1555)

比良山 行程図
この画像は国土地理院発行の数値地図(地図画像)を使用して編集しました。
【1/2.5万 地形図】 比良山,北小松   【1/20万 地勢図】 京都及大阪


                            天気図   Yahoo!天気情報 過去の天気より転載 @彦根

衛星画像

【9/13(土) 晴れ,28.0/21.8℃,59%,NW2m/s,0.0mm】

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

滋賀県教委 077-528-4613 京蕎麦「志乃崎」 077-553-2322
ホテル琵琶湖プラザ 077-585-4111 宿場そば 077-562-0816

◆ 日誌と写真

行動日誌

【9/13(土) 小雨のち曇り時々晴れ,21℃】

 貸切バスでガリバー旅行村へ移動する。まだ小雨が残るので、雨具など身支度する。全員で準備運動を念入りに行う。 5分間隔で1班から順次出発する。先頭は班長(主催県のリーダー)、後尾にスタッフ(主催県の関係者)4〜5人が付き、その間に受講者10人が順不同に入る。

ガリバー旅行村

ガリバー旅行村
 受講者には前日、山行資料(ルート記載の地図、滝部の詳細図)が配布されている。滝部は遊歩道が整備されているが、上下2箇所に滝道(遡行)コースが併設されていて下部は遊歩道、上部は滝道を行く。雨上がりの岩は滑り易いので用心する。

GPSの使い方

「八ツ淵の滝」案内図
 5分間隔で出発したものの、鎖場、渡渉、梯子など悪場が連続するので、都度順番待ち渋滞が発生する。危険箇所の通過では、リーダーの指示に従って行動する。ただ隊列の後尾までは指示が届かないことがあった。また、リーダーが後続の通過までフォローするため、先頭の受講者がリーダーより先に次の危険箇所に取り付く場面があった。スタッフを受講者の間に配置し目が行き届くようにした方が良かったのではと思う。

 貴船の滝から上は危険箇所無く、読図しながら歩く。沢の分岐角度、川原の広さなどが現在地同定のポイントとなる。

貴船の滝

対岸を登り返す

梯子あり

クサリ場あり
 尾根に取り付き高度を稼いでいく。樹林の中で展望はスッキリしないが、進行方向、周囲の尾根との高度差、特徴あるピークなどで現在地を確認する。「まぼろしの滝」標識を過ぎると次第に尾根は緩やかとなり、やがて開けたところに出る。かっては比良山スキー場として賑わった八雲ヶ原に到着する。

レスキューポイント

八雲ヶ原へ 案内図
 豪華な2段重ねの豪華な弁当を急いで食べる。

 食後休憩も惜しんで講習が始まる。負傷者搬送法として、"さらしを使ったおんぶ紐方式"が紹介された。さらし以外は不要なので手順は簡単明瞭で担ぎ手交代も迅速に行える。

 次いで、ヘリによる負傷者救出訓練(ヘリ誘導、収容)の予定であったが、途中で転倒し左手を負傷した(骨折の疑いあり)受講者がいたので、主催者協議の結果「片手不自由での下山は危険」との判断により、"本番"となり大津市民病院に搬送された。

滋賀県防災航空隊ヘリ「淡海」

負傷者を収容
 北比良峠で記念写真を撮り、ダケ道を下降してイン谷口に下山した。ここで最後の実技講習「渡渉時のザイルワーク」を受ける。シュリンゲを使った簡易ハーネスの作り方、ザイルを川に対して斜めに張り上流側から下流側に渡ることなどの説明を受けた。登りの渋滞が祟り、予定より1時間遅れで実技講習を終了した。

琵琶湖 @北比良峠  案内図

釣瓶岳(1098m)と北比良峠
【感想】
 講習科目は例年変わらないが、"さらしによる搬送"、"GPS利用による道迷い防止"など新たな方法を知ることができました。山では持ち物を活用・工夫することが基本だが、何を携行すべきか再考する機会となりました。
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