大川入山(1908m)あららぎコース(残雪期)

◆ 山行記録

山行概要

山行日 2002年3月10日(日)
南駒ヶ岳 @C1745m  拡大
天気 快晴、微風、−2℃@山頂
コース概要 あららぎ高原スキー場---大川入山(往復)
装備 8kg(日帰り)
食料 行動食(1食)+水(1リットル)
同行者 MML西の登山隊3名
企画 中ア・南ア展望

行動記録

【3/10(日)、快晴、微風、−2℃@山頂】
 岡崎(455) === 王滝PKG(525,535) === ドライブイン伊勢神(605) === あららぎスキー場(655,720) --- しらかば林(740,750) --- P1515m(830) --- 平坦地(845,900) ---P1742mP(945,1000) --- 1800m(1050) --- 鞍部展望地(1120,1130) --- 大川入山(1200,1215) --- 鞍部展望地(1225,1305) --- P1800m(1335,1345) --- 平坦地(1400,1410) --- P1515m(1435) --- しらかば林(1455,1500) --- あららぎスキー場(1520,1530) === 宿り木の湯(1540,1715) === ドライブイン伊勢神(1800) === 王滝PKG(1835,1840) === 岡崎(1930)

大川入山 行程図
この画像は国土地理院発行の数値地図25000飯田を使用して編集しました。

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

浪合村役場 0265-47-2001 山力会菅沼病院 0265-22-0532
浪合村警察官駐在所 0265-47-2110 飯田市立病院 0265-21-1255
浪合村消防団 0265-47-2065 飯田橋外科内科病院 0265-24-1511
健和会病院 0265-23-3115 宿り木の湯 0265-47-1116
輝山会記念病院 0265-26-8111 ひまわりの湯 0265-48-2101

参考記録
大川入山(あららぎ)_011223 あららぎ高原スキー場〜大川入山(往復)
大川入山(あららぎ)_011014

◆ 日誌と写真

行動日誌

【3/10(日)、快晴、微風、−2℃@山頂】
 R153はもとより寒原峠からあららぎ高原スキー場までの道路にも雪は無く、ノーマルタイヤで問題なく走れる。それでも好天気続きの放射冷却によるのだろうか、気温はR153治部坂峠で−5℃まで下がっていた。営業時間前なのにゲレンデに近い第一駐車場は結構詰まっていた。腐った雪対策に全員ワカンを携行して出発する。誰もいない静かなゲレンデの左端に沿って登る。ゲレンデ上部では、雪上車が雪面の整備に忙しく走り回っていた。

あららぎ高原スキー場駐車場

営業前の静かなゲレンデ
 登山口の目印に付けておいた赤テープは見当たらなかった(枝が折れた/折られた)が、ブッシュが刈り込まれていたので入口を見出すことができた。小さな流れを2つ越えて、お気に入りの”しらかば林”に着く。雪で覆われたしらかば林はいっそう明るく清々しい気分になってくる。しらかば林を過ぎ薄暗い雑木林を抜けると開けた場所に出る。ここから幼い植林の急な斜面をジグザグに登っていく。

朝のしらかば林

若い植林帯の中をジグザグに登る
 登山道は断続的に雪道になる。薄い雪は冷え込みで硬くなっていてキックステップを利かせて登る。額に汗が滲み出す頃、東方を振り返ると南アルプスがシルエットながらくっきりと見える。好展望が期待できそうだ。

尾根道に上がるまで急坂が続く

なだらかな尾根道となる
 P1452mを越えた所で尾根にでる。ここからは尾根伝いの一本道である。残雪は良く締まっていて、ワカン無しでさくさくと歩ける。2週間前に近い山域の南沢山・横川山を登った時とは随分雪の状態が違う。

雪は良く締まっていて歩き易い

中央アルプス
 P1724mからは、大川入山が良く見える。行程を追いかけるとまだまだ遠い感じがする。相変わらず雪の状態が良いので足元が気になることはない。可愛らしい動物の足跡を見つけたり、雪の造形物に見惚れたり、南ア、中アの展望を楽しみながら、適度に緩急のある尾根道を快調に登っていく。

可愛い雪庇

大川入山(1908m)
 北側に展望が開けると、中央アルプスが近い。最高峰の木曽駒ガ岳は手前の三ノ沢岳に隠れ気味だが、宝剣岳の岩峰から白い北部縦走路の山々が続き、そして一段と存在感を示しているのが南駒ケ岳である。名峰空木岳は南駒ケ岳の左肩に少しだけ頭を覗かせている。仙涯嶺で荒々しい山容が途絶え、越百山以南は緑深いたおやかな峰へとつながって行く。

木曽駒ヶ岳 宝剣岳                      南駒ヶ岳 仙涯嶺

中央アルプス @C1745m(P1724mを過ぎた平坦地)
 P1865mは山頂の笹が完全に雪の下で、北の恵那山に続くブッシュが普通の尾根道に見えてしまう。大川入山へは、ここで南に方向を転じて大下りする。どこでも下れそうなので適当に下っていたら、一本西側の支尾根であった。途中で沢を横切り本来の登山道に戻る。残雪期ならではの自由なコース取りである。

御嶽山(3067m)

大川入山(1908m)
 最低鞍部の手前で、南アルプスの展望に優れた所がある。風も当たらず、開放的で気持ちの良い場所である。先を行く登山者2名が大川入山への登りについた。夏道はジグザグに付いているが、この時期は効率的な直登を選ぶことになる。
陽が昇るにつれ、南アルプスの山容が鮮明になってくる。白い雪面と陰影がコントラストを増し崇高な雰囲気を漂わせている。一際、赤石岳が大きく見える。

南アルプス

大川入山(1908m)

        荒川岳                赤石岳                      聖岳

南アルプス(南部) @C1730m(最低鞍部手前)
 正午に大川入山に登頂する。山頂では、先行者2名と治部坂峠からの4名が展望を楽しんでいた。山頂はそれなりに風が吹くので、ひとしきり展望を楽しんだら、みんな風を避けて昼食場所へと下っていく。静かな山頂で霞み始めた午後の山を眺める。双眼鏡で大河内山の右手に目を凝らす。南アルプスの稜線越しに富士山の頭が確認できた。

中央アルプス @大川入山

南アルプス @大川入山

蛇峠山(1664m) @大川入山

大川入山(1908m)山頂
 我々も山頂を後にして最初の鞍部まで下る。南アルプスを遠望しながら、ビールで乾いた喉を潤す。至福の時間である。午後から下り坂の天気予報だったが、最後まで快晴の青空に恵まれた。お気に入りのしらかば林は、夕方の陽を受けて穏やかな表情をしていた。

恵那山(2190m)

夕方のしらかば林
【感想】
 本コースは高度を上げるにつれ、中央アルプス、乗鞍岳、北アルプス、八ヶ岳連峰と展望範囲が広がり眺望に優れています。この時期は雪の状態にばらつきが大きいと思われます。今回は使用しませんでしたが、軽アイゼンとワカンを携行すれば安心して楽しめるでしょう。
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