御嶽山(3063m)濁河温泉から継母岳のはずが・・・

◆ 山行記録

山行概要

報告概要  摩利支天山から眺めた山容に魅せられ、予てから登る機会を窺っていた継母岳です。紅葉を訪ねる山行で忙しくなる前にと濁河温泉から登頂を計画しました。しかし濃霧のため継母岳は諦めて剣ヶ峰を往復してきました。
山行日 2005年9月10日(土)〜11日(日)
継母岳(2867m) @摩利支天山(2002.9.28)
天気  10日(土) 曇り時々晴れ、微風
 11日(日) 曇り、濃霧、微風
コース概要 濁河温泉 -- 飛騨頂上 -- 白竜小屋[泊] -- 二の池 -- 剣ヶ峰 (往復)
装備 22kg(テント泊)
食料 夕食(1)、朝食(1)、行動食(2)
+水(4.5L)、B&W
同行者
企画 継母岳ルート踏査

行動記録

【9月10日(土) 曇り時々晴れ、微風】
岡崎(435) ==0:55== 万博八草駅(530) ==1:05== 道の駅「ロックガーデン七宗」(635,645) ==1:30== 小坂町役場(815) ==0:10== 道の駅「はなもも」(825,840) ==1:00== 県441分岐(940) ==0:07== 濁河温泉市営駐車場(947,1005) --0:05-- 登山届(1010,1023) --0:20-- 仙人橋(1043) --0:37-- 湯の花峠(1120,1125) --0:25-- 胡桃沢分岐(1150) --0:05-- のぞき岩避難小屋(1155.1200) --0:30-- 八合目お助け水(1230,1248) --0:54-- 五の池小屋(1342,1355) --0:12-- 三の池分岐(1407) --0:18-- 白竜小屋(1425)TS1

就寝(18:00)
【9月11日(日) 曇り、濃霧、微風】
起床(4:05)

TS1(530) --0:20-- 二の池新館(550,600) --0:33-- 剣ヶ峰(633,640) --0:20-- 二の池本館(700) --0:25-- 白竜小屋(725,740) --0:13-- 摩利支天山分岐(753) --0:19-- 飛騨頂上(812) --0:39-- 八合目(851,900) --0:20-- のぞき岩(920) --0:20-- 湯の花峠(940) --0:28-- 仙人橋(1008,1015) --0:15-- 濁河温泉市営駐車場(1030,1130) ==0:30== R361合流(1200) ==0:30== 蕎麦「ふもと屋」(1230,1255) ==0:20== R19合流(1315) ==1:05== 中津川IC(1420) ==0:20== 土岐JCT(1440) ==0:35== 岡崎IC(1515)

御嶽山 行程図 (GPSの軌跡をプロットしてみました。)
この画像は国土地理院発行の数値地図25000飯田を使用して編集しました。

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

下呂市役所 0576-24-2222 下呂市救急医療情報センター 0576-25-3799
小坂振興事務所 0576-62-3111 小坂診療所 0576-62-2212
下呂市消防本部 0576-25-5119 五の池小屋 0576-62-3081
下呂市小坂分署 0576-62-3536 のぞき岩避難小屋 0576-62-3081
下呂警察署(萩原警察署) 0576-52-0110 濁河温泉 市営露天風呂 0576-62-3373
小坂警部補交番 0576-62-2002 蕎麦「ふもと屋」 開田高原 0264-42-3012

◆ 日誌と写真

行動日誌

【9月10日(土) 曇り時々晴れ、微風】
 ナビを濁河温泉にセットして距離優先でルートを選ぶ。走行距離200km所要時間5時間と表示される。初めての道程で効率的に走っているのか皆目分からない。国道41号に合流して飛騨川沿いに北上する。昨日上流で大雨が降ったのであろうか、飛騨川は濁流が勢い良く流れている。小坂町の道の駅「はなもも」で2回目の休憩を取り、先ほどコンビニで仕入れたサンドウィッチを食べる。

 ここからは県道437号線で濁河温泉まで一本道だが距離はまだ33kmもある。大部分が1車線幅の林道のような舗装道路が続く。交通量は少なく対向車はダンプ2台と乗用車10台ほどであった。チャオ御岳スキー場を経由して木曽福島に抜ける県道441号との分岐を過ぎると濁河温泉は近い。

 終点は「にごりご山荘」でここから登山道が始まる。「にごりご山荘」の隣と少し手前の「朝日荘」前に市営駐車場(各8台駐車可能、無料)がある。「にごりご山荘」の隣は既に満車で、金沢の4人パーティが出発の準備をしていた。Uターンして「朝日荘」前の市営駐車場に止める。なお、更に降ると左手に市営露天風呂(¥500)がある。

「朝日荘」前の市営駐車場

「にごりご山荘」隣の市営駐車場

登山案内図  拡大

遊歩道案内図  拡大
 登山口には登山届出所があり、用紙と投函ポストが設置されている。翌日、下山時にチェックしたところ提出した登山届は回収されていた。毎日点検されているようだ。また、”バイオトイレ”が男1、女2設置されている。橋を渡り、御嶽教の建物の前を左に向かうと「登山口」の案内がある。水はここで得られる。

御嶽登山道入口

登山届出所

登山者の皆さんへ  拡大

バイオトイレ
 仙人橋(鉄製つり橋)までは、仙人滝を周回する遊歩道として良く整備されている。また何かのイベントのための仮設かも知れないが、飛騨頂上まで4.2kmのコース上に100m毎に「登山口からの距離を示す標識」がある。鬱陶しいと感じるか励みと感じるかは人それぞれであろう。

登山口

仙人橋
 仙人橋までは濁河川の左岸を、橋を渡って右岸沿いから次第に尾根に取り付いて行く。登山道は森林限界を抜けるまで遊歩道なみに整備されている。平成16年10月に整備事業が施されたようで、登山道の崩壊箇所には桟道、急登には木製の階段、水はけの悪そうな処は石畳と至れり尽くせりである。お陰で、足元を余り気にすることなく、アオモリトドマツやシラビソの林を森林浴できる。苔生した岩が散在するしっとりとした味わいの林である。

しっとりした登山道

整備された登山道
 信仰登山の厳かな登山道に「ジョーズ岩」、「蛙岩」など愛嬌のある銘々が面白い。

「ジョーズ岩」

湯の花峠

「蛙岩」

胡桃島キャンプ場への分岐点
 のぞき岩は小さな広場で、先発の金沢パーティが昼食を楽しまれていた。ここには辛うじて雨露は凌げそうな老朽化した避難小屋とドアが破れている「女性小用専用トイレ」がある。

のぞき岩避難小屋

女性小用専用トイレ
 八合目は「お助け水」とも記されていたが、水場は確認できなかった。ここはのぞき岩より広く休憩ベンチもある。

八合目

お助け水
 暫く登れば森林限界を抜ける。漸く展望が開けたのに、山頂付近は雲がかかり、谷を挟んだ向かいの摩利支天山、お目当ての継母岳もその向こうに見えるはずなのに残念である。

森林限界を抜ける

濁河温泉

紅い実と緑の葉のナナカマド

紅い実と緑の葉のナナカマド
 継母岳の情報を伺うため五の池小屋に立ち寄った。しかし、ご主人は気持ちよくお昼寝中で、起すのも気の毒なのでそのまま立ち去った。

五の池小屋

冬期避難所(2Fが入口)となる

トイレ @五の池小屋

五の池
 稜線の東側を巻く道で白竜小屋に向かう。こちらも登山道整備が進み、北アルプスの主要道並みに黄色ペンキが導いてくれる。白竜小屋の前で稜線に合流する箇所は以前登山道が崩れかけていたが、ルートが変更され少し手前で稜線まで登って合流している。

三の池 @巻き道

三の池の避難小屋とトイレ @巻き道
 白竜小屋は清潔に維持されており気持ちが良い。同宿者も無く、静かに”独宴会”を始める。今夜の献立はジンギスカン(マトン肉、玉ねぎ、ピーマン)と焼きそば(ベーコン、キャベツ)である。冷凍してきたビールがまだ凍っている。慎重に温浴し適温にする。これが結構難しく過去何度も生温いビールを飲む羽目になった。(;^_^A

白竜教会

白竜教会の休憩所

休憩所の内部

休憩所のトイレ
 ビール2本とウィスキー少々で良い気分となる。18時、早々と寝支度に入る。毎度のことであるが、ここ賽の河原は風の通り道、風の歌を子守唄に眠りにつく。
【9月11日(日) 曇り、濃霧、微風】
 4時起床、まだ真っ暗である。風の音に混じってパラパラと雨音も聞こえる。外に出てみると濃い霧が立ち込めている。5時30分、”制服の”カッパを着て小屋を出る。視界は50mくらい。賽の河原を彷徨しながら計画変更を思案する。

賽の河原

賽の河原
 継母岳分岐までのお鉢巡りコースは夜来の雨で火山性土壌が泥濘であること、視界が悪く分岐から先のルートが良く分からないこと、継母岳から主稜線展望が期待できないことなど考えた末、継母岳中止を決める。

二の池新館

僅かに雪渓が残る 二の池
 時折雲が切れたりして期待を持たせるような天気に気持ちを乱されながら剣ヶ峰に向かう。濃いグリーンの三の池とは対照的に淡いブルーの二の池が霧の中に佇んでいる。
 暫くは雨の心配がなさそうなのでカッパを脱ぐ。やはり半袖Tシャツが心地よい。ほんの刹那であるが東南方向に南アルプスの山波が見えた。 双耳峰の池口山を基点として北へ山波を辿る。聖、赤石、荒川そして少し離れて雲間に浮かぶは塩見か・・・。また直ぐに白い幕が降りてしまう。

6時33分、剣ヶ峰(3063m)に登頂する。濃い霧に阻まれて展望は皆無、眼下にある一の池すら全く見えない。

御岳神社(剣ヶ峰)

御岳神社(剣ヶ峰)
 午前中に少しぐらいは天気が回復するのでは・・・という淡い期待は叶わなかった。午後からの崩れを避けて早めに下山することにした。
  同じルートで白竜小屋まで戻り、摩利支天山分岐を越えて飛騨頂上、五の池小屋に向かう。飛騨頂上でお参りして、露天風呂を楽しみに濁河温泉に降る。

継子岳(2859m)

草紅葉と三の池

飛騨頂上

飛騨頂上
【自然観察】
間違いなどはご連絡頂けると幸いです。

カニコウモリ

ミヤマダイコンソウ(紅葉)

ミヤマアキノキリンソウ

ミヤマアキノキリンソウ

ミヤマコウゾリナ

ミヤマコウゾリナ

イワギキョウ

イワギキョウ

チングルマ

クロマメノキ

コマクサ

コマクサ

イワツメクサ

イワツメクサ
【感想】
 濁河温泉から飛騨頂上まで整備の行届いたコースで、急登も無く比較的楽に山頂に到達できます。今回一度も姿を見せなかった継母岳は次回の楽しみとします。
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