乗鞍岳(3026m)

◆ 山行記録

山行概要

山行日 2001年5月3日(木)〜5月5日(土)
剣ヶ峰(3026m)  拡大
天気 晴れ@5/4、5、乗鞍岳山頂
コース概要 三本滝PKG---位ヶ原----剣ヶ峰(往復)
装備 8kg(日帰り装備+軽アイゼン、ピッケル)
食料 2泊3日分+水(3リットル)
同行者 5/3〜4:− 
5/4〜5:4人
企画 経ガ岳断念乗鞍岳下見 +
MML乗鞍岳オフミ

行動記録

5/3(木) 曇り濃霧、8℃@8:00
中ノ平小屋(8:20)====法恩寺山広域林道入口(8:50)====小原林道入口(9:10,9:20)====九頭竜道の駅(10:25,10:40)====ななもり清見(12:35,13:15)====安曇村GS(16:05,16:10)====三本滝PKG,スキー場TS(16:50)
5/4(金) 曇りのち晴れ、8℃@6:00
スキー場TS(6:20)----位ヶ原(8:25,8:40)----肩の小屋(9:35,10:00)----朝日岳(10:45)----剣ヶ峰(11:10,12:00)----朝日岳(12:20,12:25)----肩の小屋(12:45,13:00)----スキー場TS(14:25)
5/5(土) 快晴、10℃@6:00
スキー場TS(6:10)----位ヶ原(8:50,9:00)----肩の小屋(9:50,10:10)----朝日岳(10:55,11:00)----剣ヶ峰(11:20,12:10)----朝日岳(12:25)----肩の小屋(12:40,12:50)----スキー場TS,三本滝PKG(14:15,15:15)====湯けむり館(15:25,16:15)====岡崎(20:20)

乗鞍岳 行程図
この画像は国土地理院発行の数値地図25000(地図画像)高山を使用して編集しました。

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

道の駅 ななもり清見 0577-68-0022 乗鞍高原温泉旅館組合 0263-93-2147
道の駅 九頭竜 0779-78-2300 乗鞍高原温泉民宿組合 0263-93-2952
松本広域消防局 0263-25-0119 長野県警山岳情報 026-235-3611
国立松本病院 0263-58-4567 豊科警察署 0263-72-0110
信州大学医学部附属病院 0263-35-4600 安曇村駐在所 0263-94-2110

◆ 日誌と写真

行動日誌

【5/3】
 当初は中ノ平避難小屋(勝山市)をベースに経ガ岳を日帰りする予定であったが、現地での天候不良のため、1日前倒しで乗鞍岳に向かうことにした。途中、小原林道の様子を見に行く。やはり小原村で通行止めになっていた。次回の赤兎山オフミは登山口まで長い林道歩きを強いられそうだ。
 国道158号線を白鳥町、荘川村、高山市と走り、ここから361号線で南下し高根村から野麦峠を越えて奈川渡ダムに出る。一旦安曇村まで下りガソリンを補給する。三本滝PKGには16:50に到着した。
 スキー場のリフト乗場付近にテントを設営する。必要な荷物だけテントに運び込み、残りは車に残しておく。駐車場の直ぐ傍なので好都合だ。

【5/4】
4:35起床、期待に反し曇り空である。日帰り装備に軽アイゼンとピッケルを携行する。いきなりゲレンデの急な登りが始まる。一旦、除雪された道路を横切り、再びゲレンデ斜面に取り付く。スキーの滑走コースの端を登っていく。ゲレンデ上部の急斜面を登りきるとコースは右(北)に方向を変え緩やかになる。この辺りまで来ると雪の白さが目立つ。白山では雨だったが、こちらは季節はずれの降雪が20cmもあったそうだ。煤けた残雪と異なり、新雪の純白の輝きが眩しい。道なりに進行方向を左手に変えていく。樹林の頭越しに乗鞍岳が覗いてくる。

スキー場上部から三本滝レストハウス方面

乗鞍岳が頭を覗かせる
 スキーコースに沿ってひたすら西に進む。位ヶ原は広大な雪原で、ここにはコースを示す竹竿が適度に立てられているので安心だ。剣ヶ峰を仰ぎ見ながら、肩の小屋を目指す。左手はコロナ観測所がある摩利支天岳である。肩の小屋から朝日岳に登り尾根伝いに剣ヶ峰を目指すコースをとる。急登なので用心のため軽アイゼンを装着する。

朝日岳(2975m)  拡大

朝日岳(2975m)への急登

高天原(2829m)、剣ヶ峰(3026m)、摩利支天岳(2872m)、富士見岳(2817m) @位ヶ原  <合成パノラマ>
 朝日岳を登りきると、剣ヶ峰から大日岳、屏風岳と続く城壁のような外輪山を拝むことができる。

剣ヶ峰(3026m)、大日岳(3014m)、屏風岳(2968m) @朝日岳  <合成パノラマ>
 朝日岳からは一旦少し下るが剣ヶ峰は近い。ほどなく、剣ヶ峰に到着する。山頂には風雪に耐えてきた祠が厳しかった冬の名残を留めている。それにしても、今日は風も無く穏やかな日和だ。しかし、残念なことに雲が次々と湧いてきて展望が宜しくない。

剣ヶ峰(3026m)  拡大

剣ヶ峰(3026m)山頂の祠
 御嶽山の方向をバックに記念写真を撮ってもらう。西方遠くに見える白い塊は白山ではなかろうか?

剣ヶ峰(3026m)山頂

白山(2702m)遠望  @剣ヶ峰
 もと来たコースを忠実に戻る。あっという間に肩の小屋まで下りてしまう。位ヶ原をのんびりと下っていると、雲が切れ穂高連峰が見えてきた。できれば頂上で拝みたかった。テントに戻り、ビールを飲みながら”乗鞍岳オフミ”メンバーの到着を待つ。

穂高連峰方面  @位ヶ原  拡大

穂高連峰方面  @位ヶ原

<以下は、多摩のOさんがMMLに投稿された山行報告からの引用です。> 

【5/4】
 集合場所の乗鞍高原三本滝に急ぐ。三本滝が近づくと路上駐車がいっぱい。メンバーの到来をチェックしていた岡崎のHさん(私)に声をかけられた。出ていく車多く、レストハウス前の駐車場に駐車でき、他のメンバーの到来をしばし待つ。皆集まったところでリフト乗り場の下でテントを張って宴会である。用意していただいた知立のKさんに感謝。

【5/5】
  5日は快晴。5時過ぎに朝食を済ませ、ミニスキーを持って出発。Hさんに6本爪アイゼンを貸していただく。早朝のスキーゲレンデの急坂はアイゼンがあったほうが歩きやすく疲れも少ない。とはいえ朝一の登りは辛いの一言。ゲレンデの少し上まではひたすら我慢我慢。2度ほど除雪済みの車道をよぎる。

多摩のOさん、岡崎のOさん、知立のKさん、豊田のSさん

融雪が進んだ道路がスキー場を分断する
急登の後はスキーやツボ足の跡がいっぱいの針葉樹の林間コース。単調な歩きが続く。白く輝く剣ヶ峰が少しずつ近づく。樹高が低くなって少し靄のかかった穂高や常念が見える。さらに歩くと疎林となり、ダケカンバの向こうに位ヶ原が雄大に広がる。朝日岳、蚕玉岳、剣ヶ峰が目の前に。位ヶ原には悪天候の時の目印にコース沿いに竹がずっとさしてある。道路のカーブミラーやガードレールの一部が顔を出している。肩の小屋まで緩やかで近いようでも結構時間がかかった。
先週も来たので肩の小屋で休んでいるというKさんを残して、朝日岳に向かう。急登と空気の薄さに息が上がる。ゲッゲッという声が聞こえ、雷鳥のつがいが現れた。

朝日岳(2975m)の急登で見かけたライチョウ

斑模様のライチョウ

おやおや、ツガイでした。

紅い眉毛?が、愛らしい
 一頑張りで朝日岳。晴れているが、周りは雲も多く、残念ながら遠望はあまり良くない。さらに一頑張りで剣ヶ峰。ちょうど我々以外他には誰もいなかった。乾杯。

剣ヶ峰までもう少し

剣ヶ峰(3026m)登頂記念
 山頂からミニスキーで滑り出す。雪は少しぐずぐずであまり快適とはいえない。蚕玉岳からは肩の小屋に向かって下るが、トップが潜ったりで、こけまくりで、シリセードの皆さんより遅いくらいだ。肩の小屋からの緩斜面はスノーモービルやスキーの跡を滑ると少しは楽で歩きに遅れを取らずに済む。林間コースに入るとツボ足の跡を避ければ、快適な滑降。歩きの皆さんを待つ余裕もでる。何人もの山スキーヤが快適そうに飛ばしていく。ゲレンゲはグズグズとなったコブコブでへっぴり腰でなんとかテント前まで辿りついた。

ミニスキーで颯爽と滑る多摩のOさん

豪快なフォルム
 テントを撤収し、乗鞍高原の湯けむり館(700円)に浸かる。露天からは先ほどまでいた乗鞍岳が望め大満足の一日だった。

【感想】
 まさか2日続けて乗鞍岳を往復することになるとは・・・。2日目も頑張って剣ヶ峰まで登りましたが、クリアな展望は叶いませんでした。遠く霞む白山を眺めながら、1週間の”放浪生活”の終わりにもの寂しさを感じました。でも、また新しい山の友に巡り会えて楽しい想い出となりました。
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