蝶ヶ岳(2677m)

◆ 山行記録

山行概要

山行日 2001年12月1日(土)〜2日(日)
常念岳 @C2450m付近  拡大
天気 晴れ、微風のち小雪、強風
コース概要 三股---蝶ヶ岳ヒュッテ(冬期小屋泊)---蝶ヶ岳(往復)
装備 19kg(雪山・テント泊装備)
食料 夕食(1)+朝食(1)+行動食(2)+水(3リットル)
同行者 MML会員のH.K、H.I、N.Sさん
企画 昨年の徳本峠に味を占め、再度、初冬の穂高連峰展望に期待して・・・。

行動記録

12/1(土) 晴れ、微風、8℃@三股PKG
岡崎(340) === 王滝PKG(420,435) === 平谷道の駅(520,525) === 飯田IC(620) === 駒ケ岳SA(640,650) === 豊科IC(730) === 三股PKG(805,845) --- 三股登山口(855,900) --- 力水の上部(935,945) --- C1900m(1045,1055) --- まめうち平(1110) --- C2100m(1155,1215) --- C2450m(1430,1440) --- C2620m(1555,1605) --- 蝶ヶ岳ヒュッテ冬期小屋(1650)

就寝(1930)
12/2(日) 小雪&強風、−6℃@蝶ヶ岳
起床(500)

冬期小屋(800) --- 蝶ヶ岳旧三角点(840,850) --- 冬期小屋(925,1020) --- C2330m(1115,1125) --- C1930m(1225,1245) --- 力水(1405,1415) --- 三股登山口(1430) --- 三股PKG(1445,1505) === ほりでーゆ(1530,1655) === 豊科IC(1750) === 飯田IC(1900) === 平谷道の駅(1925,1935) === 王滝PKG(2030,2035) === 岡崎(2115)

蝶ヶ岳 行程図
この画像は国土地理院発行の数値地図25000高山を使用して編集しました。

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

安曇村役場 0263-94-2301 安曇観光タクシー 0263-72-2735
豊科町役場 0263-72-3111 南安タクシー 0263-72-2855
松本広域消防局 0263-25-0119 蝶ヶ岳ヒュッテ 0263-27-0100
豊科警察署 0263-72-0110 常念小屋 0263-35-9706
豊科赤十字病院 0263-72-3170 ほりでーゆ 0263-73-8500

◆ 日誌と写真

行動日誌

【12/1(土)】 晴れ、微風、8℃@三股PKG
 鳥川林道は三股駐車場まで舗装されている。30台以上は止められそうな広い駐車場には我々含め3台のみである。2台とも蝶ヶ岳に向かう単独行で、一人は日帰り、もう一人は一泊して写真が目的という。駐車場脇には清潔なトイレがある。

三股PKGとトイレ

広い駐車場に合計3台
 林道ゲートを越えると未舗装路になる。正面に雪煙を上げる真っ白な前常念岳を仰ぎ見ながら三股登山口まで約500mの道のりを歩く。足慣らしには丁度良い距離だ。

前常念岳が正面に見える

ゲートの先は未舗装の鳥川林道
 三股登山口には、登山届のポスト、ガイドッマップ(案内板)、トイレ、水場(給水)がある。シーズンオフのため、登山指導所と更衣所は閉まっている。

三股登山口、登山届ポスト、トイレ

ガイドマップ
 蝶沢の左岸に沿って川原を行く。鉄製の吊橋を渡り、飛び石で小さな流れを越えて、更に川原に沿って行く。

蝶ヶ岳、常念岳(増水時迂回路)分岐

吊橋で蝶沢を渡る
 15分ほどで最終水場の力水に着く。ここから登山道は次第に沢から離れ、尾根へと上がっていく。

力水(最終水場)

力水(最終水場)
 既に落葉したカラマツ林は明るく見通しが良い。次第に雪の上を歩くようになる。

落葉したカラマツ林を行く

次第に雪道に変わる
 ジグザグに登り、高度を上げていく度に常念岳の姿が変わっていくのが面白い。見慣れた三角錐ではなしに、頂稜が延びた台形をしている。常念沢は雪が吹き溜まって真っ白だ。前常念岳への登山道もかなりの急登のようだ。

雪煙をあげる常念岳

常念岳と前常念岳(右)
 高度差200mほどの急坂が終わり、なだらかになるとまめうち平に着く。ここから暫く静かな針葉樹林の中を行く。

まめうち平

まめうち平付近はなだらかな針葉樹林の中を行く
 高度2200m付近から再び急坂になる。小さくジグザグを繰り返しながら山腹を斜めに登っていく。急な斜面に吹き溜まった雪に足をとられる。滑り落ちる危険性はないが、蟻地獄のような雪に四苦八苦する。

C2200m付近から雪が深くなる

深雪の急坂でペースが落ちる
 2500mを越える辺りからは、腰まで潜ることもしばしば・・・、先頭を順次交代しながらラッセルするも、予想以上に時間がかかる。稜線に立った時は、夕闇がすぐそこまで迫っていた。

大滝山分岐

夕闇迫る穂高連峰 @蝶ヶ岳ヒュッテ
【12/2(日)】 小雪&強風、−6℃@蝶ヶ岳
 夜通し強風が吹き荒れていた。朝になって治まったものの、稜線に出るとまだまだ強く吹いていた。雪空でスッキリしたご来光は拝めなかった。

早朝の蝶ヶ岳ヒュッテ

ご来光 @蝶ヶ岳ヒュッテ
 空荷で蝶ヶ岳までピストンする。西風が強く、巻き上げられた雪が顔に当たり痛い。フードを立てて黙々と歩く。40分で蝶ヶ岳三角点のある頂上に到着する。稜線上は雪が吹き飛び、夏道通りに歩くことができる。所要時間もほとんど変わらない。

蝶槍 @蝶ヶ岳三角点(2664m)

     H.Kさん、N.Sさん、H.Iさん
 直近の蝶槍は見えるが、その先は全く見えない。昨日はいつも姿を見せていた常念岳もハッキリとは見えない。もちろん、期待していた穂高連峰の展望も・・・、うーん残念!かろうじて蝶ヶ岳ヒュッテ方面だけが時折見渡せるだけだ。

蝶ヶ岳ヒュッテ方面 @蝶ヶ岳三角点

蝶ヶ岳ヒュッテ方面(二重山稜)
 記念写真を撮り終えて、そそくさと蝶ヶ岳ヒュッテの冬期小屋に戻る。ここは鉄の扉を持ち上げて、這って小屋に入る構造になっている。鉄の扉は結構重く、一人で出入りするにはコツがいる。

蝶ヶ岳ヒュッテ冬期小屋

蝶ヶ岳ヒュッテ冬期小屋の入口
 天候回復の兆し無く、♪穂高よ、さらばー♪と下山を開始する。深雪の斜面は下りといえども時間がかかる。

腰までのラッセル @大滝山分岐

深雪の急な斜面を横切って行く
 地道に戻り緊張が解けた頃、面白い枯樹を見つけた。誰が最初にイメージしたのか・・・、尖った石を並べて歯に見たてている。夜道で見ると怖いかも知れない。

帰り道で気付きました・・・恐竜に見えますか?

崩壊した登山道の迂回路
 三股PKGから鳥川林道を下る途中、漸く稜線付近の雲が切れてきた。暫し余韻に浸りながら眺めていると、次は常念岳に登ってみたい気持ちが高まる。

蝶ヶ岳 @ほりでーゆ手前

前常念岳(常念岳は奥) @ほりでーゆ手前
【感想】
 当初は一ノ沢から常念乗越経由常念岳に登る計画でしたが、当日真っ白な常念岳を見て、急遽蝶ヶ岳に変更しました。昨年同期の徳本峠越えに比べると、穂高連峰の白さも段違いでした。念のため携行したワカンとスノースコップも活躍しました。この時期の山は、最新の情報を入手して細心の注意を払って安全登山に心がける必要があります。
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