朝日岳(2418m)−栂海新道−

◆ 山行記録

山行概要

報告概要  昨年、吹上のコルでみた「栂海新道を経て親不知、日本海へ」の案内に誘われて、栂海新道を降りました。天候と強力メンバーを味方にして、楽しんで歩くことができました。
山行日 2008年8月8日(金)〜11日(月)

白馬岳(2932m)と照葉ノ池
天気 8/ 9(土) 晴れ時々曇り霧,微風,26℃
8/10(日) 晴れ時々曇り,弱風,12℃
8/11(月) 晴れ時々曇り,弱風,16℃
コース
概要
泊==北又小屋--朝日岳--栂海山荘--白鳥山--親不知==泊(周回)
装備 22kg(テント泊縦走2泊3日)
食料 夕(2),朝(2),行動食(3),水(3L)
同行者 2人(K.M,K.K)
企画 栂海新道を歩く

行動記録

【8/8(金) 曇り,無風,31℃@岡崎】
 H宅(1950) =0:10= K宅(2000) =0:45= M宅(2050) =0:15= 豊田松平IC(2105) =1:30= ひるがのSA(2235,2250) =1:05= 城端SA(2340)TS0

 就寝(0:10)
【8/9(土) 晴れ時々曇り霧,微風,26℃@北又小屋】
 起床(410)

 TS0(425) =1:05= 朝日IC(530)[深割¥4,450] =0:10= 黒東タクシー(540,600) =0:45= 北又小屋(645,710)[¥9,300] -0:55- 二合目(805,815)[940m] -0:47- 四合目(902,915)[1140m] -0:15- 五合目ブナ平(930,957)[1300m] -0:30- 七合目(1027,1035)[1500m] -0:33- 九合目(1108,1120)[1720m] -0:15- イブリ山(1135,1155) -1:05- 夕日ヶ丘(1300,1320) -1:00- 朝日小屋(1420)TS1

 就寝(18:30)

朝日岳(栂海新道) 行程図(1/3)
この画像は国土地理院発行の数値地図(地図画像)を使用して編集しました。
【8/10(日) 晴れ時々曇り,弱風,12℃@朝日岳】
 起床(3:00)

 TS1(405) -1:05- 朝日岳(510,517) -0:43- 吹上のコル(600,610) -0:25- 照葉の池(635,655) -0:55- アヤメ平(750) -1:17- 黒岩平飯場(907,910) -0:20-黒岩平水場(930,952) -0:16- 黒岩山(1008) -0:23- 文子ノ池(1031) -0:44- サワガニ山(1115,1128) -0:55- 北股の水場(1200,1247) -0:39- 犬ヶ岳(1326,1342) -0:10- 栂海山荘(1350)TS2

 就寝(19:00)

朝日岳(栂海新道) 行程図(2/3)
この画像は国土地理院発行の数値地図(地図画像)を使用して編集しました。
【8/11(月) 晴れ時々曇り,弱風,16℃@栂海山荘】
 起床(3:00)

 TS2(408) -1:01- 黄蓮山(509,519) -0:18- 黄連の水場(538,552) -0:15- 菊石山(607) -0:35- 下駒ヶ岳(642,655) -0:40- 鞍部(735,746) -0:22- 白鳥山(808,825) -0:56- シキワリの水場(921,934) -0:09- 金時坂の頭(943) -0:35- 坂田峠(1018,1039) -0:36- 尻高山(1115,1122) -0:28- 林道交差(1150) -0:15- 二本松峠(1205,1237) -0:13- 入道山(1250) -0:45- 送電鉄塔(1335) -0:15- 栂海新道登山口(1350) -0:08- 親不知海岸(1358,1452) -0:11- 天険P(1503,1540) =0:25= 黒東タクシー(1605,1620) =0:10= 温泉「らくちーの」(1630,1740) =0:25= 朝日IC(1805) =0:15= 有磯海SA(1820,1850) =0:43= 福光IC(1933)[通割¥1,250] =1:10= 白鳥IC(2043)[通割¥1,550] =0:32= 美濃関JCT(2115) =0:10= 美濃加茂SA(2125,2150) =0:40= 豊田松平IC(2230)[¥3,550]

朝日岳(栂海新道) 行程図(3/3)
この画像は国土地理院発行の数値地図(地図画像)を使用して編集しました。
【1/2.5万 地形図】 小川温泉,黒薙温泉,白馬岳,越後平岩,親不知   【1/20万 地勢図】 富山


                            天気図   Yahoo!天気情報 過去の天気より転載 @富山

【8/8(金) 晴れ,32.3/24.1℃,72%,NNE4m/s,0.0mm】

【8/9(土) 晴れ,30.4/24.1℃,78%,NNE5m/s,0.0mm】

【8/10(日) 晴れ,31.8/23.8℃,73%,NNE5m/s,0.0mm】

【8/11(月) 晴れ,32.0/23.9℃,74%,NNE4m/s,0.0mm】

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

朝日町役場 0765-83-1100 白鳥小屋 0255-62-5633
入善警察署 0765-72-0110 黒東タクシー 0765-82-1166
朝日町消防署 0765-83-0009 親不知観光ホテル 025-562-3005
朝日町商工会 0765-83-2280 環境ふれあい施設「らくちーの」 0765-82-0990
あさひ総合病院 0765-83-1160 朝日さざ波温泉「地中海」 0765-83-3353
北又小屋 0765-84-8809 小川温泉「天望閣」 0765-82-1110
朝日小屋 0765-22-1972 そば処 「草の子」 0765-83-9541
栂海山荘 0255-62-5633 料理旅館「紋左」 0765-82-0011

◆ 日誌と写真

行動日誌

【8/8(金) 曇り,無風,31℃@岡崎】

 昨年、蓮華温泉から五輪尾根を登り吹上のコルで休憩していた時、白馬方面から栂海新道に入る人が意外に多いのに驚かされた。また、北アルプスから日本海まで降るという長大なコースに惹かれるものがあった。
 この度、五輪尾根同行のMさんからお誘いがあり、メンバーに入れてもらった。Mさんも同じ想いを抱いていたようだ。更に健脚ベテランのKさんが加わり3人となり心強くなった。

 メンバーを順次ピックアップして、21時5分、豊田松平ICから東海環状道に入る。美濃関JCTから東海北陸道に入り北上する。道路は渋滞も無く、ほぼ予定通り、22時35分、ひるがのSAに着く。コンビニで明日の朝食などを購入する。高原にあるせいか涼しく感じる。岡崎の寝苦しい夜とは全然違う。
 もう一足延ばして前夜泊実績のある城端SAまで行く。23時40分に到着し、仮眠適地を物色する。前回より駐車車両特にトラックが多い。アイドル音が煩いので出来るだけ離れた場所に決める。寝酒を一口含んで、0:10就寝する。

【8/9(土) 晴れ時々曇り霧,微風,26℃@北又小屋】

 4時10分、起床。まだ眠い。途中で入ってきたトラックの騒音に悩まされて良く眠れなかった。眠気覚ましの体操をしてから車を走らせる。砺波JCTで北陸道に入り、朝日ICで降りる。少し回り道をしたけれど、予約していたタクシーの時間に間に合って黒東タクシー配車センターに到着する。車をここに預け、行きは北又小屋まで(45分,¥9,300)、帰りは栂海新道登山口から(25分,¥4,300円)運んでもらう。

 腹ごしらえをして、7時10分、北又小屋を出発する。小屋で見かけた登山者は2組だけ、夏山のピークは過ぎ、山は静かになりつつあるようだ。吊橋を渡って尾根に取り付く。

北又小屋

給水施設と特認車駐車場 @北又小屋

階段を降りて・・・

吊橋を渡る
 登山道はよく整備され歩かれている。ブナ林に癒されながら黙々と登る。○合目(標高△△m)の標識がイブリ山(10合目)まで続いており、単調な登りの励みになる。

踏跡明瞭、刈込み整備されている

ブナ林の登山道
 5合目には水場がある。冷たい水で喉を潤す。力水をつけて、あと半分イブリ山を目指す。

5合目の水場

力水をつけてイブリ山(10合目)まであと半分!
 途中で何組かの登山者、中高年ばかりが北又小屋に降っていった。今朝、朝日小屋を出発した人たちだろう。11時35分、北又小屋から4時間半でイブリ山に到着する。順調!順調! 雲の中に入り、展望も無く風も吹かない。往来も無く静かな山頂で昼食とする。

イブリ山(1791m)

山頂広場
 イブリ山から先、固定ロープやクサリ場があったりするが特に緊張するような箇所ではない。落石しないよう注意して登ろう。

悪場には固定ロープ

岩場には鎖
 夕日ヶ丘は高原のお花畑、広々と開放的なところだ。勾配も緩いので”ルンルン”と歩ける。花を観賞しながらのんびりと行く。

のびやかな夕日ヶ丘

お花を見つけては・・・

立ち止まり・・・

写真に撮る
 14時20分、朝日平キャンプ場に到着する。テント場はまだ空いている。夕立に備えて、水捌けの良さそうな処にテントを張る。明るい内に宴会を終え、睡眠不足解消のため早々と眠りにつく。

朝日平キャンプ場

白馬岳(2932m)と旭岳(2867m)

小型テント2張りで快適な居住環境

そろそろ宴会開始だ!
【8/10(日) 晴れ時々曇り,弱風,12℃@朝日岳】

 昨年登ってきた道(朝日岳周回-070811)を降って「吹上のコル」に向かう。朝陽を浴びて目覚めたばかりのお花たちが賑やかに迎えてくれる。

乙妻山(2318m)と高妻山(2353m)が合体?

朝日岳から吹上のコルに降る
 吹上のコルには「栂海新道を経て親不知、日本海へ」と記されたさわがに山岳会の案内板がある。去年はここで栂海新道に入る登山者を「頑張るなァ」と感心しながらも羨ましく見送った。今日は自分達の番だ!

吹上のコル

登山案内図  拡大

いよいよ栂海新道に入る

いざ、「日本海」へ!
 やや緊張しながら分け入った登山道であるが、よく整備されており踏み跡明瞭で迷い易い箇所はない。長栂山まで木道が整備され、更に黒岩平まで延長工事が進められている。

よく刈り込まれた登山道

道標も随所にあり

木道が整備されている

照葉ノ池

白馬岳(2932m)と照葉ノ池

長栂山 ※地図と異なる
 アヤメ平への降りに残雪があり登山道を覆う。残雪が多いと注意が要りそうだ。

ニッコウキスゲ街道?を行く

まだ僅かに残雪を留める

クルマユリや・・・

アヤメが群生

あやめ平

雪田が融けて池に

黒岩平に山小屋?

工事用飯場で、木道整備中
 黒岩山への登り手前に中俣新道(エスケープルート)への分岐があるが、道標など案内はない。

黒岩山(1624m)から犬ヶ岳(1593m)を望む

犬ヶ岳の右肩に栂海山荘が見える

文子ノ池

初雪山(1610m)とさわがに山(1612m)
 サワガニ山から犬ヶ岳まで痩せ尾根があるが、随所に固定ロープがあり安心して降れる。

存在感のある初雪山(1610m) @さわがに山

痩せ尾根の降り
 北股の水場は往復10分くらい、今夜と明日の水を確保して本日最後の犬ヶ岳に登る。

北股の水場は往復10分

北股の水場

水歩荷が増えて犬ヶ岳が聳えて見える

犬ヶ岳(1593m)に到着!
 少し降ればすぐに栂海山荘だ。計画(10h10m)より45分早く到着した。

 雨の心配は無さそうなので、混み合う山荘を避けてテントを張る。朝日小屋から運んできたビールを北股の水で冷やして飲む。美味い!今夜も贅沢に野菜リッチな料理に舌鼓を打つ。

栂海山荘とヘリポート

賑わう栂海山荘を避けてテントへ

朝日小屋から運んできたビールが美味い!

今夜も贅沢に野菜リッチな料理
 日本海に沈む夕陽を見送って、明日に備え早々に眠りにつく。

日本海に沈む夕陽を見送る

開放的なトイレ(離れて2基あり)
【8/11(月) 晴れ時々曇り,弱風,16℃@栂海山荘】

 4時、ヘッドランプを灯して早立ちする。栂海山荘からいきなり急下降だ。足元が見辛く、夜露で濡れた根っ子や岩が滑り易いので用心して降りる。

 ぼんやりとした朝陽が昇った。今日も”恵まれた”曇り空になりそうだ。

朝陽を迎える

初霜山には霧がかかる
 黄蓮ノ水場は往復10分くらいで水量は十分にあった。登山道脇のテン場は小型テントで2張までのスペースだ。

黄蓮ノ水場(往復10分)

小型テントで2張まで @黄蓮ノ水場
 菊石山の降りにザレ場があるので足元に注意する。下駒ヶ岳へはかなりの急登だ。落石に注意して登る。対向者が居たら通過を待った方が無難だ。

朝のブナ林

菊石山(1210m)

ザレ場

下駒ヶ岳はかなりの急登!

下駒ヶ岳(1241m)

下駒ヶ岳の所以 拡大
 下駒ヶ岳から150m降って、白鳥山へは200m登り返す。焦らずペースを守って歩く。白鳥山の山頂には立派な白鳥山荘が建っている。トイレは小屋には無く、「キジ場」の案内に従って・・・。

白鳥山の山頂には

立派な白鳥山荘が建つ
 白鳥山から大下りが始まる。まずはシキ割の水場まで約400m降る。更に坂田峠まで300m急下降する。適当に”膝休め”をとりながら、焦らずに降ろう!直射の無い樹林帯の降りなのに汗が噴出す。

 坂田峠から先は尾根が西側に大きく湾曲して続いている。尻高山手前で日本海が見えると、「早く着きたい」と気持ちが逸る。小さな登り下りが続き、なかなか進まないがもどかしい。

ひたすら登り・・・

・・・降りを繰り返し

樹間に港が見える!

尻高山(677m)
 二本松峠まで辿り着くと、気持ちにゆとりが出てくる。登山道脇に咲く可憐な”夏の花”を観賞しながらのんびりと歩く。

二本松峠

二本松峠の所以  拡大
 送電鉄塔から最後の降り、R8の「天険PKG」に出てゴールイン。\(^o^)/

ゴール! 「栂海新道登山口」

親不知海岸まで降り 万歳!

疲れた足を日本海の波が揉んでくれる

交通の難所「親不知」
【アプローチメモ】
◇高速道路:東海環状道〜東海北陸道〜北陸道
 ・豊田松平〜朝日:¥4,450(深割),¥7,400(通常)
 ・朝日〜福光:¥1,250(通割),福光〜白鳥:¥1,550(通割),白鳥〜豊田松平:¥3,550(通常)

◇タクシー:黒東タクシー(泊):0765-82-1166
 ・黒東〜北又小屋:¥9,300 ※一般車は小川温泉まで
 ・天険〜黒東:¥4,700 ※迎車¥100含む
【感想】
 ほとんどが自然林の中で直射に晒されず、また天気にも恵まれて予想外に楽に降れました。登山道も良く踏まれており安心です。長丁場ですが「北アから日本海へ・・・」が登山者心をくすぐる魅力的なコースです。
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