白馬岳(2932m)-白馬大池から鑓温泉-

◆ 山行記録

山行概要

報告概要  白馬岳(2932m)を巡る山行は4度目、今回は鑓温泉の”露天風呂でご来光を!”を楽しみに計画しました。四国沖で台風となった9号の影響で久々に雨に祟られた山行になり楽しみも奪われましたが、雨に濡れた瑞々しいお花が歓迎してくれました。
山行日 2009年8月8日(土)~10日(月)
白馬岳(2932m)
天気 8/ 8(土) 曇り時々晴れ,無風,22℃
8/ 9(日) 曇り時々小雨,中風,12℃
8/10(月) 雨のち曇り,微風,18℃
コース
概要
栂池高原++栂池自然園--白馬大池--白馬岳--鑓温泉--猿倉==栂池高原(周回)
装備 23kg(テント泊縦走2泊3日)
食料 夕(2),朝(2),行動食(3),水(2L)
同行者 1人(H.F)
企画 北ア展望と自然観察

行動記録

【8/ 8(土) 曇り時々晴れ,無風,22℃@栂池自然園】
 自宅(455) =0:15= 岡崎IC(510) =0:40= 土岐JCT(550) =0:23= 恵那峡SA(613,655) =1:15= 岡谷JCT(810) =0:20= 梓川SA(830,842) =0:06= 豊科IC(848) =1:17[50km]= 栂池高原(1005,1050) +0:20[ゴンドラ]+ 栂ノ森(1110) -0:10- 栂大門駅(1120) +0:06[ロープウェイ]+ 栂池自然園(1126,1147) -0:57- 銀嶺水(1244,1253) -0:30- 天狗原(1323,1342) -0:08- 風吹大池分岐(1350) -1:50- 乗鞍岳(1540) -0:40- 白馬大池山荘(1620)TS1

 就寝(18:30)
【8/ 9(日) 曇り時々小雨,中風,12℃@白馬岳】
 起床(2:30)

 TS1(425) -1:55- 小蓮華山(650,712) -0:52- 三国境(804,815) -1:00- 白馬岳(915,932) -0:30- 白馬山荘(945,1025) -2:52- 鑓ヶ岳(1317,1340) -0:50- 大出原(1430,1440) -1:30- 鑓温泉(1610)TS2

 就寝(19:30)
【8/10(月) 雨のち曇り,微風,18℃@鑓温泉】
 起床(5:00)

 TS2(750) -0:35- 第2雪渓(825) -0:29- 第3雪渓(854) -1:23- 小日向のコル(1017) -0:38- 中山沢(1055) -0:41- 水芭蕉?(1136) -0:39- 鑓温泉登山口(1215) -0:15- 猿倉荘(1230,1250) =0:25[TAXI]= 栂池高原(1315,1332) =0:03= 元湯栂の森・そば処ふるさと(1335,1505) =1:18= 豊科IC(1623) =0:04= 梓川SA(1627,1642) =0:53= 松川IC(1735) =0:43= 恵那IC(1818) =0:17= 土岐JCT(1835) =0:35= 岡崎IC(1910) =0:17=自宅(1927)

白馬岳・鑓温泉 行程図
この画像は国土地理院発行の数値地図(地図画像)を使用して編集しました。
【1/2.5万 地形図】 白馬岳,白馬町   【1/20万 地勢図】 富山


                            天気図   Yahoo!天気情報 過去の天気より転載 @長野

【衛星画像】

【8/8(土) 晴れ,30.6/21.9℃,63%,N4m/s,0.0mm】

【衛星画像】

【8/9(日) 曇り,28.0/23.0℃,76%,N2m/s,0.0mm】

【衛星画像】

【8/10(月) 曇り,26.8/22.0℃,75%,W3m/s,0.0mm】

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

白馬村観光局 0261-72-7100 村営栂池山荘 0261-83-3113
大町警察署 0261-22-0110 栂池ヒュッテ  ㈱白馬館 0261-72-2002
白馬村交番 0261-72-2009 白馬大池山荘  ㈱白馬館 0261-72-2002
北アルプス広域北部消防署 0261-72-0119 鑓温泉小屋  ㈱白馬館 0261-72-2002
横沢医院(森上) 0261-72-2008 白馬山荘  ㈱白馬館 0261-72-2002
栗田医院(白馬) 0261-72-2428 村営 白馬岳頂上宿舎 0261-72-2279
栂池高原観光協会 0261-83-2515 村営 天狗山荘 0261-72-2279
栂池パノラマウェイ 0261-83-2255 村営 猿倉荘 0261-72-4709
松本電鉄バス 0261-72-3155 栂池温泉 元湯栂の森 0261-83-3300
白馬観光タクシー 0261-72-2144 ふるさと(栂池高原) 0261-83-2265
アルプスタクシー 0261-72-2221 だいほういん(北城) 0261-72-7690
アプローチメモ
ETC料金[割引] ・岡崎~豊科(229.3km):¥1,000[休割]
・豊科~松川( 87.0km):¥1,200[通割]
・松川~恵那( 61.7km):¥1,050[通割]
・恵那~岡崎( 80.6km):¥1,300[通割]
交通機関料金 ・ゴンドラ・ロープウェイ(片道):¥1,720、荷物(10kg以上):¥300
・タクシー(猿倉~栂池高原):¥4,800
駐車場 ・栂池高原:¥300×3日

◆ 日誌と写真

行動日誌

【8/ 8(土) 曇り時々晴れ,無風,22℃@栂池自然園】

 岡崎ICから豊田JCTまでは交通量が多く流れが悪かったが、東海環状道に入ってからはスムースな走りとなる。恵那峡SAで朝食(バイキング¥840)をとる。岡谷JCTで東京方面と合流後も順調で、予定より30分早く豊科ICを出る。

 豊科ICから北上(直進)し、安曇野スイス村を過ぎて1つ目の信号「重柳」で右折、道なりに走り北アルプスパノラマロードに入る。やがて「上一北」でR147に合流する。走り継いだR148を「岩岳入口」で左折し県道433に入り栂池高原に至る。

 栂池高原の駐車場は第1が満車、第2も半分ほど詰まっていた。駐車料金は1日300円で3日分900円を支払う。身支度してゴンドラ乗り場に向かう。料金は荷物代含めて片道2,020円である。

 栂池自然園を訪れる観光客向けにゴンドラ乗車時に”記念写真”を撮っていたが、こちらは片道の登山客なので撮られなかった。(;^_^A

 ゴンドラは随時、ロープウェイは20分毎の運転であった。乗車待ちもなく、終点「自然園駅」に着く。観光客に混じって栂池自然園に向かう。登山道入口は地形図とは異なり、公衆トイレと自然園ビジターセンターの間に変わっている。栂池高原(820m)から栂池自然園(1,830m)まで短時間に高度を上げてきたので、順応のため入念に準備運動をしてから出発する。

栂池センター公衆トイレ

村営栂池山荘

登山道入口

滑り易い石ころの道
 登山道入口の案内には天狗原まで1時間、白馬大池まで4時間と記載されている。計画時に参照したA/Gでは天狗原までは同じだが、白馬大池までは2時間40分で1時間20分も違うのが気になった。計画より40分ほど早いので「まあ、いいか」と歩き出す。

雲の中に突入する

天狗原への急な登り
 途中の銀嶺水(水場)で小休止し、1時間40分で天狗原に到着する。これで余裕の40分を使い切ってしまった。天狗原は湿原で散策の木道が整備されている。イワショウブ、イワイチョウなどが咲いていた。

天狗原

登山道脇に祠 @天狗原
 初日の重荷でバランスを崩しやすく、ことさら石がゴロゴロした道は歩き辛い。それに加えてお花見はタップリ楽しむので、どんどん時間が遅れていく。結局、計画より1時間10分遅れ、16時20分にテント場に到着する。しかし、栂池自然園からは4時間30分なので、お花見の時間を考慮すれば、ほぼ案内板のコースタイム4時間で歩いたことになる。

 池を眺められる適地にテントを設営し、遅まきながらいつもの宴会モードに入る。

石がゴロゴロした道

雪渓の登りもある

乗鞍岳のケルンまで登れば

あとは白馬大池へ降るだけ
【8/ 9(日) 曇り時々小雨,中風,12℃@白馬岳】

 夜半に一時的に雨が降ったが、起床時刻(2時30分)には雲間から月が覗いていた。早い時間なので、できるだけ静かに朝食、テント撤収を済ませ、4時25分、ヘッドランプを灯して出発する。

 暗い中、雷鳥坂にはご来光を撮る人達の”砲列”がズラッと並んでいた。

未明のテント場

未明の白馬大池 @雷鳥坂
 5時10分、雷鳥坂の上C2460mでご来光を迎える。生憎、東の空には雲が広がり、スッキリとしたお日の出とはならなかった。眼を転じれば、珍しい"朝の虹"が雪倉岳に懸かっている。

ご来光

雪倉岳(2611m)に懸かる虹
 高度を上げるほどに展望が広がる。今日縦走する杓子岳、鑓ヶ岳も見えてきた。登山道の直ぐ脇では、雷鳥の親子が朝のお食事中?であった。

白馬大池

鹿島槍ヶ岳(2889m)、鑓ヶ岳(2903m)、杓子岳(2812m)

雷鳥の親子が・・・・

朝のお食事中?
 曇り空ながら、不思議なくらい眼下の雲海と上空の雲の狭間に遠望が利く。三国境に着くまでの間が今回一番の展望タイムだった。遠く富士山まで確認できた。

高妻山(2352m)、飯縄山(1917m)方面

鹿島槍ヶ岳(2889m)、五龍岳(2814m)、唐松岳(2696m)

清水岳(2603m)、鉢ヶ岳(2563m)、雪倉岳(2611m)、旭岳 @小蓮華山

鹿島槍ヶ岳(2889m)

前穂高岳(3090m)、奥穂高岳(3190m)、槍ヶ岳(3180m)

八ヶ岳(赤岳、阿弥陀岳、権現岳、編笠山)と富士山

甲斐駒ヶ岳,北岳,間ノ岳,仙丈ヶ岳

白馬岳(2932m)と旭岳(2867m)、間に剣岳(2998m)
 展望とお花を楽しみながらの稜線歩きを満喫する。しかし、白馬岳山頂に到達した時には雲の中に閉ざされてしまい、期待していた山頂での山座同定はできなかった。9時30分、諦めて先を急ぐ。雨が強くなってきたので、白馬山荘で雨宿り、行動食を摂る。

白馬岳(2932m)、三国境(2751m)

白馬岳(2932m)山頂にて

白馬山荘

白馬山荘
 10時25分、雨が止んだので出発する。雲が切れて、山頂の全容が確認できたが、白馬山荘の大きさに驚いた。村営白馬頂上宿舎のテント場を見下ろしながら杓子岳へと向かう。

村営白馬頂上宿舎

村営白馬頂上宿舎のテント場

旭岳(2867m)

白馬岳(2932m)
 今日の目的地、鑓温泉到着は13時20分の計画だが、白馬大池出発で30分、白馬岳出発で1時間30分の遅れになっている。先の行程での遅れを考えて杓子岳はトラバース道を行くことにした。鑓ヶ岳手前の鞍部で昼食、雲が流れているので断続的に展望が楽しめる。腹ごしらえを終えて鑓ヶ岳の登りに挑む。

杓子岳(2812m)のトラバース道を降る

鑓ヶ岳(2903m)の登り
 ”温かい温泉と冷えたビール”を励みにして鑓ヶ岳を登りきる。山頂で暫し展望を楽しむ。近くの山々は雲が懸かっていたが、なんと白山は雲海の彼方に確認できた。\(^o^)/

鑓ヶ岳(2903m)山頂

鑓ヶ岳(2903m)山頂にて

立山(3015m)、剣岳(2998m)方面

遠く白山(2702m)を遥拝する
 鑓ヶ岳を降り、鞍部で天狗ノ頭への縦走路と別れ、鑓温泉へと降って行く。大出原には雪渓が残り雪融けの斜面がお花畑になっている。ハクサンイチゲ、ハクサンコザクラ、チングルマ、ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲなど種類も豊富だ。

鑓ヶ岳の降り、登り返すと天狗ノ頭

大出原(お花畑)には雪渓が残る
 鑓温泉の手前にクサリ場がある。荷物が大きいので慎重に行く。16時10分、約3時間遅れで鑓温泉に到着した。狭いテント場(10張)は既に一杯で、選択の余地無く、凸凹、傾斜を厭わず設営する。露天風呂で汗を流し、ご褒美の”冷えたビール”で喉を潤す。う~ん、旨い!広々とした自炊場”桟敷席”で宴会を楽しむ。

クサリ場の下降

クサリ場のトラバース

クサリ場を見上げる

鑓温泉の自炊場
【8/10(月) 雨のち曇り,微風,18℃@鑓温泉】

 昨日同様、夜半に雨が降り出し時折強く降る。明け方になっても降り止まない。”露天風呂でご来光を!”は叶わず、狭いソロテントの中で朝食(雑炊)をいただく。

 小止みになってからテントを撤収する。今日は猿倉へ下山するだけだが、山腹斜面を縫っていくルートが多く、雨で緩んでいるはずなので足下に注意が必要である。雪渓や崩落箇所の通過箇所には赤テープを結びつけた石が目印として置かれている。鑓温泉の小屋番さんが毎日点検しているようだ。ありがたいことだ。

 第3雪渓を越えて、旧道との分岐を過ぎると緊張が解ける。しかし、この先、小日向のコルから鑓温泉登山口近くまで、川と化した登山道を”ジャブジャブ”と歩くことになる。初めは石を拾いながら歩いていたが、靴の中が”ジュクジュク”と音を立てるようになってからは抵抗を諦めた。

鑓温泉

鑓温泉の上部はクサリ場、下部は雪渓に注意

杓子沢の崩落箇所と雪渓を越えれば一安心

鑓温泉登山道の入口
 村営猿倉荘からはタクシーで栂池高原に戻る。25分4,800円。
【自然観察】
雨にも負けず頑張って撮りましたが、撮りこぼしも沢山あります。

イワショウブ

イワショウブ

イワイチョウ

イワイチョウ

ミヤマリンドウ

ミヤマリンドウ

イワオトギリ

イワオトギリ

チングルマ

チングルマ

タカネバラ

ハクサンシャクナゲ

イワギキョウ

イワギキョウ

チシマギキョウ

チシマギキョウ

コマクサ

コマクサ

ウメバチソウ

アズマギク

ハクサンフウロ

タカネヤハズハハコ

タカネツメクサ

イワツメクサ

ミヤマクワガタ

ミヤマクワガタ

ミヤマアケボノソウ

ミヤマアケボノソウ

イブキジャコウソウ

タカネシオガマ

イワオウギ

イワオウギ

カンチコウゾリナ

ミヤマムラサキ

ツガザクラ

アオノツガザクラ

ハクサンコザクラ

クルマユリ

ミヤマキンバイ

ミヤマキンバイ

ミヤマキンポウゲ

ミヤマキンポウゲ

ハクサンイチゲ

ハクサンイチゲ
【感想】
 流石は"花の白馬岳"、コマクサはじめたくさんのお花が楽しめました。晴れた日に是非再度訪れたいコースです。
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