大朝日岳(1870m)  東北巡行-その2

◆ 山行記録

山行概要

山行日 2001年8月12日(日)〜14日(火)
2泊3日(小屋泊)

大朝日岳(1870)@中岳
天気 曇り
コース概要 日暮沢小屋---竜門山---大朝日岳---小朝日岳---古寺山---日暮沢小屋
装備 17kg(テント泊装備)
食料 行動食+水(2リットル)
同行者 OAC会員のSYさん
企画 大朝日岳登山と温泉

行動記録
【8/12(日)】 曇り時々小雨
鶴岡駅(11:55)===月山道の駅(12:40,13:10)===水沢温泉館(14:00,14:45)===日暮沢小屋(16:00)TS1
【8/13(月)】 曇り、20℃
TS1(5:40)---清太岩山(8:45)---ユーフン山(9:15,9:25)---竜門山(10:20)---竜門小屋(10:35,11:05)TS2---寒江山<ピストン>(12:10,12:20)---竜門小屋(13:10)
【8/14(火)】 霧のち晴れ、16℃
TS2(4:30)---竜門山(4:45)---西朝日岳(5:50,6:00)---中岳(7:00,7:15)---金玉水(7:30)---大朝日小屋(7:45)---大朝日岳<ピストン>(8:00,8:15)---大朝日小屋(8:25,8:30)---銀玉水(9:00,9:05)---小朝日岳手前鞍部(9:40,9:55)---古寺山(10:35)---古寺分岐(11:15)---日暮沢小屋(13:05)

大朝日岳 行程図
この画像は国土地理院発行の数値地図200000村上を使用して編集しました。

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

寒河江市立病院 0237-86-2101 日暮沢小屋 0237-76-2340
県立中央病院 0236-23-4011 竜門小屋 0237-76-2008
山形市立病院済生館 0236-25-5555 大朝日小屋 0237-62-2139
西置賜行政組合消防本部 0238-88-1212 大江町役場 0237-62-2111
西村山広域行政事務組合消防本部 0237-86-2595 大沼タクシー(大江町) 0237-62-2248
♪温泉情報♪ 水沢温泉館:入浴料200円、6:00〜21:00、施設は新しく、ゆったり寛げる。 0237-74-4433

◆ 日誌と写真

行動日誌

【8/12(日)】 曇り時々小雨
 鶴岡駅から国道112号線で寒河江市方面に走る。道の駅「にしかわ」を過ぎ5分余りで水沢温泉館に着く。施設は新しく大浴場も広く全体的にゆったりしていて寛げる。大人200円は大変値打ちである。月山の汗を流しサッパリとする。地ビール月山と洋食が味わえる「月山明水館」が隣接している。風呂上りのビールといきたいところだが、車道中の途中、ここはキッパリと諦める。
 112号線から離れ、寒河江川に沿って南下し見附に至る。ここまでは舗装された走り良い道である。見附で右に分かれ、暫くして未舗装路となり、やがて日暮沢小屋に到着する。
 日暮沢小屋はまだ新しく、3階建で2階と3階が板間で居室となっている。トイレは1階に水場(流水)は小屋の外すぐにある。駐車場は小屋前に5台程度だが、林道沿いに駐車可能。先客は、2階、3階にそれぞれ一組ずつで、ゆったりとしている。コンビニで調達した弁当で早速宴会をはじめる。ビールが旨い。19:30就寝。

日暮沢小屋

小屋前の案内板
【8/13(月)】 曇り、20℃
 4:30起床。1時間寝過ごし少し慌てる。小屋の左脇から樹林帯の薄暗い登山道に入る。いきなりの急登に喘ぐ。樹種はヒメコマツからブナへと変わっていく。急坂は相変わらず続き汗を拭いながら曇り空であることに感謝する。漸く樹林帯を抜けると傾斜が緩やかになってくる。やがて清太岩山(1465m)に着くが、朝日連峰の主稜線は雲の中である。

樹林の中は湿地も多い

清太岩山(1465m)
 一旦鞍部まで下り、登り返すとなだらかなユウフン(1565m)山に着く。後で竜門小屋の管理人さんから聞いた話だが、ユウフンとは熊糞と書くそうである。この辺りは熊が多く生息しているという。ここからはゆったりとした稜線闊歩気分であっけなく竜門山(1688m)に至る。主稜線を右手にとり下りきると竜門小屋に到着する。

ユウフン山(1565m)

竜門山(1688m)
 趣のある小屋の中で、登山者到着前のひと時を管理人さんとそのお友達が楽しそうに談笑していた。小屋に荷物を預け、空荷で寒江山までお花観察に出かける。

竜門小屋

竜門小屋裏の旧テント場
 寒江山まで延々とお花畑が続く。ミヤマアキノキリンソウ、ハクサンシャジン、タカネマツムシソウ、エゾシオガマ?、ハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ、ミヤマリンドウ、ハクサンフウロなどが競うように咲いていた。しかし、展望は白いスクリーンに包まれて全く得られなかったのは残念である。

寒江山(1695m)
 
【8/14(火)】 霧のち晴れ、16℃
 期待に反し、今日も雲が主稜線を覆っている。展望を楽しみながらのお花観察とはいかなかいようだ。しかし、朝露で瑞々しいタカネナデシコ、チングルマ、ミヤマコゴメグサ、ミヤマウスユキソウ、ミヤマコウゾリナなどが目を楽しませてくれた。

朝霧の中、花の稜線を行く

西朝日岳(1814m)
 西朝日岳(1814m)を下る辺りから、漸く雲が切れるようになってきた。待ちに待った大展望が・・・と期待したが、いまいちスッキリした展望とはならない。中岳(1802m)辺りで大朝日岳(1870m)の姿を拝むことができた。均整のとれたピラミダルな山容でどっしりと落ち着いている。背後から朝陽を受けシルエット姿ながらも、小朝日岳(1647m)もその存在をアピールしていた。また、雲間に遠く蔵王山が頭を覗かせていた。

中岳(1802m)と大朝日岳(1870m)

大朝日岳(1870m)@中岳

小朝日岳(1647m)@中岳

小朝日岳(1647m)@中岳
 金玉水を過ぎ、大朝日小屋に着く頃には青空まで出てきた。展望への期待が高まる。閑散とした大朝日小屋に荷物を預け、大朝日岳まで15分の登りを急ぐ。しかし、残念ながら大朝日岳からは遠望はもとより、朝日鉱泉に至る3本のルートが雲の切れ間に見え隠れするだけで、またしても期待は裏切られた。

中岳(1802m)@金玉水

大朝日小屋
 大朝日岳を振り返りつつ、下山の途につく。途中、銀玉水で喉を潤す。冷たくて美味しい。下るに連れ、行く手の小朝日岳(1647m)が大きく見えてくる。小朝日岳の山頂は踏まず、手前の分岐で左手にとり巻き道(水平道)を選ぶ。途中の開けたところで、大朝日岳から西朝日岳、竜門山そして北端の以東岳までの主稜線が姿を見せてくれた。ようやく、「朝日連峰に来たんだ」という実感が湧いてきた。目を楽しませてくれたお花たちを思い返しながら、日暮沢小屋を目指して下山する。

大朝日岳(1870m)@銀玉水手前

小朝日岳(1647m)@銀玉水手前

大朝日岳(1870m)@銀玉水付近

小朝日岳(1647m)@銀玉水付近

大朝日岳(1870m)と中岳(1802m)
 

小朝日岳巻き道分岐

小朝日岳(1647m)@巻き道分岐
【出逢ったお花たち】

ツルアリドウシ

ツルアリドウシ

ツルリンドウ

ツルニンジン(ジイソブ)

ミヤマアキノキリンソウ

ヤマアジサイ

シモツケソウ


ヤマハハコ

ハクサンシャジン

マツムシソウ

エゾシオガマ?

ハクサンイチゲ



ミヤマキンバイ

ミヤマコゴメグサ

タテヤマリンドウ

ハクサンシャジン

ミヤマリンドウ


ハクサンフウロ

ミヤマアキノキリンソウ

イワショウブ

シロバナヘビイチゴ

シロバナヘビイチゴ

ニッコウキスゲ

タカネマツムシソウ

タカネナデシコ

チングルマ

ミヤマコゴメグサ

タカネナナカマド

ミヤマウスユキソウ

オヤマリンドウ

ニッコウキスゲ

コイワカガミ


ミヤマコウゾリナ
【感想】
 大展望には恵まれなかったけれど、たくさんのお花を楽しむことができました。主稜線に上がるまでは少し辛いけれど、登ってしまえば稜線漫歩とお花がが楽しめるお奨めのコースです。次回は是非とも大鳥池から以東岳に登り、朝日連峰主脈を縦走したいものです。もちろん大展望を期待して・・・。
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