飯豊本山(2105m)  東北巡行-その3

◆ 山行記録

山行概要

山行日 2001年8月14日(火)〜17日(金)
3泊4日(テント泊)

御西岳(2013m)と大日岳(2128m)@烏帽子岳付近
天気 晴れ
コース概要 飯豊山荘---北股岳---御西山---大日岳---飯豊山---飯豊山荘(周回コース)
装備 17kg(テント泊装備)
食料 行動食+水(2リットル)
同行者 OAC会員のSYさん
企画 花の山縦走と温泉

行動記録
【8/14(火)】 晴れ
日暮沢小屋(13:30)===水沢温泉館(14:20,15:10)===<買出し>===飯豊山荘(18:40)TS1
【8/15(水)】 快晴、20℃
TS1(5:30)---五郎清水(9:15,9:50)---梶川峰(10:55,11:10)---扇ノ地神(12:05,12:20)---北股岳(14:00,14:20)---梅花皮小屋(14:40)TS2
【8/16(木)】 快晴、15℃
TS2(4:30)---梅花皮岳(4:55,5:05)---烏帽子岳(5:30,5:40)---亮平池(6:10,6:20)---御手洗池(6:40,6:45)---天狗の庭(7:15,7:30)---御西小屋(8:25,8:35)---大日岳(9:45,10:00)---御西小屋(11:00,11:15)---飯豊本山(12:35,12:45)---本山小屋(13:00)TS3
【8/17(金)】 霧のち晴れ、14℃
TS3(5:10)---飯豊本山(5:25)---宝珠山(7:00,7:10)---千本峰(8:45)---吊橋(11:10,11:20)---飯豊山荘(12:05,13:15)===新潟空港IC(15:30)===飯田IC(20:45)===岡崎(23:10)

飯豊山 行程図
この画像は国土地理院発行の数値地図200000新潟を使用して編集しました。

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

小国町立病院 0238-62-2075 国民宿舎飯豊梅花皮荘 0238-64-2111
白鷹町立病院 0238-85-2155 飯豊山荘 0238-64-2455
090-5234-5002
村上総合病院 0254-53-2141 門内小屋(黒川村) 0254-47-2711
岩船地域広域事務組合消防本部 0254-53-0119 梅花皮小屋 0238-64-2048
小国警察署地域交通課 0238-62-0110 御西小屋 0241-39-2033
小国町役場 0238-62-2111 本山小屋 0241-38-3855
♪温泉情報♪ 水沢温泉館:入浴料200円、6:00〜21:00、施設は新しく、ゆったり寛げる。 0237-74-4433

◆ 日誌と写真

行動日誌

【8/14(火)】 晴れ
 日暮沢小屋から寒河江川に沿って北上し、国道112号線に出て東進する。寒河江市の手前で右折し国道287号線に入る。長井市で国道112号線にのり西進して越後小国に向かう。飯豊山荘まで立派な舗装路が続く。天狗平の駐車場、テント場とも空いていた。テント場は広い草地で、虫(ブユ?)が多いことを除けば快適な場所である。屋根付きの給水施設、炊事場、テーブルが整備され、トイレは水洗でペーパも常備されている。

【8/15(水)】 快晴、20℃
 湯ノ沢に架かる橋の手前にゲートがあり、その脇に登山届を出すボックスがある。

天狗平駐車場

登山届記入所@天狗平
 湯ノ沢を渡るとすぐに梶川尾根の登山口があり、いきなり急登が始まる。コースタイム7時間、標高差1500mの登りで、特に前半は急坂の連続である。

湯ノ沢ゲート

梶川尾根の急登がはじまる
 効率的に高度を稼ぐ。振り返ると眼下に飯豊山荘と駐車場が小さく見える。ブナ樹林帯の中を行くが、木洩れ日すら暑く、すぐに汗だくとなる。

飯豊山荘、駐車場を俯瞰する

梶川尾根の急登が続く
 約40分ピッチで5本刻み、漸く五郎清水(往復10分)に到着する。梶川峰までは更に急登が続くが、ここからは一転してなだらかな広い尾根となり、お花畑の中を行く。梶川峰を越えたところで、間近に珍しいホシガラスを見る。慌ててデジカメを最大ズームにしてシャッターを切る。

ホシガラス

ホシガラス
 扇ノ地神で主稜線に出て左手にとり門内岳に向かう。昼になりガスが上がり稜線を覆うようになってきた。

扇ノ地神

ガスに覆われる梶川尾根
 これまで見てきた小屋が新しかっただけに、門内小屋は老朽化している感が否めない。新しく建て替えられることを期待する。北股岳までお花畑の稜線漫歩を楽しむが、お花は朝日連峰(寒江山付近)の方が見事だと思う。

門内小屋への縦走路

門内岳(1887m)

北股岳への縦走路

北股岳@北股岳の肩付近
 北股岳に至るまでに何度もホシガラスを見受けたが、シャッターを切るチャンスに恵まれなかった。左手を見下ろすと石転び沢の雪渓が良く見える。雪渓の詰めのあたりから勾配が急な草付き付近のルート取りが難しそうに感じた。

石転び沢@北股岳付近

石転び沢@北股岳付近
 少し息が上がった頃に北股岳に到着する。2025mの山頂には誰も居ない。今回の山行で始めて青空をバックに記念写真を撮った。ガスが切れて、行く手に梅花皮岳がその手前鞍部に梅花皮小屋が見えた。

北股岳(2025m)

北股岳(2025m)@梅花皮小屋
 梅花皮小屋は真新しくトイレも水洗である。小屋の前後にテント場がある。水場は梅花皮岳方面に数分の距離で、流水だが水量豊富である。先客の大学WV部がめいめいゆとりの時間を楽しんでいた。山の歌を歌ったり、スケッチをしたり・・・。25年ほど前のWV時分を想い起こしてしまう。

梅花皮小屋

梅花皮小屋のテント地
  【8/16(木)】 快晴、15℃
 梅花皮岳でご来光を迎える。夜明けはいつも荘厳な雰囲気である。東の空が朱に染まりやがて陽が昇る。日の出を待つ沈黙の時間が好きだ。紅く染まる北股岳(2025m)が素晴らしい。

夜明け@梅花皮岳

北股岳(2025m)@梅花皮岳
 御西小屋まで小さな起伏を気分よく歩く。行く手には大日岳が端正な姿を見せている。御西小屋に荷を預け、空荷で飯豊連峰の最高点大日岳(2128m)を往復する。往復3時間余りかかるが、お花を楽しみながら行くので苦にならない。しかし大日岳の山頂に着く頃には早々とガスが上がり、またしても遠望は得られなかった。
 御西小屋に戻り、飯豊本山に向かう。広々とした稜線をお花畑の中の登山道を行く。飯豊のメインルートなので、登山者も多いかと思っていたが、予想外に閑散としていた。飯豊本山の山頂も我々ともう一組だけであった。明日の下山コース(ダイグラ尾根)の取り付き点を確認し本山小屋のテント場に下る。
 本山小屋のテント場は、小屋の下側になだらかな稜線上に点々とある。水場は更に稜線上進み、「水場」標識の所を左手に下っていく。小屋から往復10分くらいかかる。水量は細く、貯水バケツと水汲みのヒシャク、それに溢さないためのジョウコが備えられている。たまたま小屋の管理人が水場に居て、これら”三種の神器”の使い方を教えてくれた。
 夕食を終え満腹感はあるものの、夕暮れに佇んでいると、何か寂しさが込み上げてくる。いよいよ明日は下界に戻る日なのだ。

【8/17(金)】 霧のち晴れ、14℃
 朝から霧が深い。最後の朝なのに、ご来光は拝めなかった。飯豊本山まで登り返し、昨日確かめた下山地点から下り始める。一本道の尾根道だが、念のため時々方角を確かめながら下る。次第に霧が晴れてくる。ダイクラ尾根は一部岩場があるものの、高度感に曝されることもなく決して難しくはない。また長丁場の下りだが、登り返しは少なく意外に楽である。曇り空に助けられ、それほど暑さに苦しめられることなく下山できた。

 ※デジカメのバッテリーが切れ、梅花皮岳以降は写真無しになってしまいました。花の写真を撮る際に、マニュアルフォーカスを使いすぎたせいかと思います。帰宅後早速予備のバッテリーを買いました。
【出逢ったお花たち】

カニコウモリ

イワオトギリ

ウサギギク

ヨツバシオガマ

ネバリノギラン

ミヤマダイモンジソウ?

オヤマリンドウ

キンコウカ

ミヤマコゴメグサ

イワショウブ

ヒメウメバチソウ

ヒメウメバチソウ

ミヤマキンバイ

タカネナデシコ
【感想】
 今回のコースはお花を楽しむにはお奨めのコースです。初日、梶川尾根の登りが辛いですが、登り切れば楽しいお花畑の稜線漫歩が待っています。荷物を極力少なくして、あるいは小屋泊まりで計画するのが良いでしょう。
 8月11日に岡崎を出発し、月山、朝日連峰、飯豊連峰と東北巡行の夏山を終え、17日深夜に帰宅しました。全般的に展望には恵まれませんでしたが、たくさんのお花に巡り逢えて楽しい想い出となりました。
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