天狗岳(2646m)

◆ 山行記録

山行概要

山行日 2003年2月22日(土)〜23日(日)
中山展望台
天気 22日:曇り時々小雪
23日:曇り時々小雪
コース概要 2/22 渋の湯 --- 黒百合ヒュッテTS --- 中山峠 --- 天狗岳(往復)
2/23 TS --- 中山峠 --- 高見石 --- 白駒池 --- 麦草峠 --- メルヘン広場
装備 21kg(雪山、テント泊装備)
食料 夕食(1)、朝食(1)、行動食(2)
同行者 OAC会員(7人)
企画 雪山山行(入門第2回)

行動記録

【2/22(土)、曇り時々小雪、−9℃@天狗岳】
岡崎岩津市民センター(400) === 飯田IC(545) === 駒ヶ岳SA(605,625) === 諏訪IC(700) === 渋の湯PKG(810,850) --- 八方台分岐(947) --- 唐沢鉱泉分岐(1010) --- 黒百合ヒュッテ(1110,1225) --- 中山峠(1235) --- 天狗岳(1405,1410) ---黒百合ヒュッテTS(1515)

就寝(2200)
【2/23(日)、曇り時々小雪、−5℃@黒百合ヒュッテ】
起床(400)

TS(620) --- 中山峠(630) --- 中山(735) --- 中山展望台(745,750) --- 高見石小屋(840,905) --- 白駒池(930) --- 青苔荘(940) --- 白駒池入口(1000,1005) --- 麦草ヒュッテ(1040,1135) --- メルヘン広場(1345,1420) === 縄文の湯(1455,1625) === 諏訪IC(1705) === 駒ヶ岳SA(1740,1750) === 飯田IC(1805) === 岡崎岩津市民センター(2005)

天狗岳 行程図
この画像は国土地理院発行の数値地図25000長野を使用して編集しました。

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

茅野市役所観光課 0266-72-2101 アルピコタクシー(茅野)  0266-71-1181 
茅野市観光案内所 0266-72-2637 麦草ヒュッテ 090-7426-0036
諏訪警察署 0266-57-0110 尖石温泉「縄文の湯」 0266-71-6080
諏訪市消防本部 0266-52-0119    

◆ 日誌と写真

行動日誌

【2/22(土)、曇り時々小雪、−9℃@天狗岳】
 2週間前の「北八ヶ岳スキーハイク」と同じアプローチで諏訪ICに向う。R153は除雪されており、凍結箇所もなく無雪期と同じように快適に走行できる。この分だと平谷、治部坂のスキー場の店仕舞いが早そうだ。
 県道191号(湯みち街道)を奥蓼科温泉に向かう。終点の渋の湯まで路線バスが運行されている為、除雪は行き届いている。小雪の舞ういまいちの天気にもかかわらず、渋の湯の駐車場(18台)はほぼ満車状態であった。渋御殿湯で駐車料金(1泊2日で2000円/台)を支払いキーを預ける。

渋の湯PKG(18台)とトイレ(左奥)

渋の湯「渋御殿湯」
 山行計画書を登山届ポストに入れる。欄干まで雪が積もった鉄製の橋を渡り、ここから登山道が始まる。左手は高見石方面へ分岐する。右手黒百合ヒュッテ方面をとる。八方台分岐まで、しばらく山腹をジグザグに登り高度を稼いでいく。

登山届ポスト @渋の湯

登山口 @渋の湯
 八方台分岐から黒百合ヒュッテまでは、緩やかな登りが続く。途中唐沢鉱泉への分岐があり薄いトレースが残っていた。黒百合ヒュッテでテント泊の手続き(1000円/人)をする。料金は高いが、暖房の利いた快適なトイレが利用できるので納得。
 日帰り装備で天狗岳ピストンに向う。中山峠で右(南)に折れ稜線に沿って良く締まった雪道を行く。生憎の天候のせいか先行者のトレースはない。視界が利かないので磁石、地形を読みながらルートファインディングを楽しむ。帰路の安全確保のため適宜”赤旗”を立てる。時折強く吹く西からの風に耐えながら冬山らしい醍醐味を味わう。

唐沢鉱泉分岐〜黒百合ヒュッテ

急斜面を登る(中山峠〜天狗岳)
 展望の利かない天狗岳山頂で記念撮影をして、そそくさと帰路につく。登りの急斜面も帰りは楽しいシリセード場。右手(東側)に寄り過ぎないように注意しながら一気に下る。樹林帯に戻ると稜線上の強風が嘘のように静かである。出かける時は閑散としていたテント場は、帰ってみると大賑わい。夕食後も周りのテントから歌声、談笑が賑やかに響いていた。

天狗岳(2646m)にて

岩場を下る(天狗岳〜中山峠)
【2/23(日)、曇り時々小雪、−5℃@黒百合ヒュッテ】
 今回の山行では朝の出発2時間以内を目標としていた。雪山縦走を目指す為の訓練であると同時に、一番に出発しトレースのない雪道を歩く訓練の為でもある。
 4:00起床、4:27コンロ点火、4:50食事開始、6:20出発と起床から出発まで2時間20分要した。目標より20分超過である。短縮すべきはコンロ点火までの時間である。狭いテントの中で如何に要領よくシュラフを片付け炊事場所を確保するかにある。安全が何より優先されるので、どたばたしている状況で点火は出来ない。

テント場 @黒百合ヒュッテ

黒百合ヒュッテ
 他のパーティはゆっくりとした計画のようで、結局我々が先頭で出発できた。昨夜の降雪で20センチほどの積雪となっている。最初からワカンを装着して歩く。今日は中山峠を左手(北)にとる。トレースは無いが、稜線上の夏道に沿って樹氷の林の中を行く。

中山峠

樹氷の林を行く(中山峠〜中山)
 順番に先頭を交代しながら、ラッセルとルートファインディングを楽しむ。中山への登りでは腰まで潜り膝を使って雪を固める作業の連続に息が弾む。

樹氷の林を行く(中山峠〜中山)

中山2496m)
 中山展望台は晴れていたらきっと素晴らしい展望が得られるのだろうが、今日は精々200m程度しか利かない。高見石方面の道標に従って雪原のような広い稜線を下っていく。行く手に樹林帯が広がるが、夏道がどこに続いて行くのか良く分からない。樹林の切れ間のように見える箇所が入り口であった。入って直ぐに黄色のテープが打ってあったが、入り口には何の目印もないので、もっとホワイトアウトしたような場合は見つけ難いだろう。これもトレースがついていないからできる”体験学習”である。

中山展望台

中山展望台〜高見石小屋
 高見石小屋のテラスで休憩してから空荷で高見石に登る。氷結した白駒池が見えるが、それ以上の展望は得られない。ここからR299に出るコースは2本あるが、白駒池、青苔荘を経由して行く。

高見石小屋

白駒池 @高見石
 氷結した白駒池を渡り青苔荘に向う。池の真中から周囲を見渡す。この時期にしか見られない景観を楽しむ。

氷結した白駒池を渡る

氷結した白駒池を渡る
 高見石小屋、白駒荘、青苔荘の辺りもスキーハイクのコースとなっており、スキーのトレースが残っている。ワカン歩行する我々の後ろから、ショートスキーを履いたNさんが颯爽と滑って追い着いてきた。白駒池入口から麦草ヒュッテまで冬季閉鎖中のR299を歩く。ここでもワカンは必要である。麦草峠の積雪計は1m40cmを示していた。

青苔荘〜白駒池入口

白駒池入口
 麦草ヒュッテで昼食をとる。先発隊2名がメルヘン広場までスキーで下る。タクシーで渋の湯まで行き車を回収してメルヘン広場まで戻ってくる頃、丁度ワカン歩行の本体が下山し合流できるだろうという計画である。2週間前と異なり、新雪の積もったメルヘン街道は思うようにスキー滑走できず、40分の予定が1時間以上もかかってしまい、タクシーを待たせてしまった。m(_ _)m

スキー先発隊 @麦草ヒュッテ

ゲート @メルヘン広場
【感想】
 雪山らしい天候に恵まれて所期の目的は達成できた。本コースは雪山入門としてお勧めです。比較的安全に雪山の醍醐味を味わえるのではないでしょうか。晴れて展望に恵まれれば更に感動も大きいでしょう。
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