北八ヶ岳周回 北横岳・双子山

◆ 山行記録

山行概要

山行日 2004年12月18日(土)〜19日(日)
南八ヶ岳方面 @北横岳北峰
天気 18日:晴れ、微風
19日:快晴のち曇り、微風、−2℃@双子池
コース概要 12/18 山頂駅--坪庭--北横岳--亀甲池--双子池TS1
12/14 TS1--双子山--大河原峠--天祥寺平--亀甲池--北横岳--坪庭--山頂駅
装備 20kg(雪山テント泊装備)
食料 夕食(1)、朝食(1)、行動食(2)
同行者 OAC会員(9人)
企画 雪山入門、雪上訓練

行動記録

【12/18(土)、晴れ、微風】
旧市民病院跡PKG(438) ==1:32== 道の駅「平谷」(610,615) ==0:38== 飯田IC(653) ==0:19== 駒ヶ岳SA(712,735) ==0:35== 諏訪IC(810) ==0:42== ピラタス山麓駅(852,940) ++0:10++ 山頂駅(950,957) --0:10-- 北横岳分岐(1007) --0:35-- 北横岳ヒュッテ(1042,1120) --0:15-- 北横岳(1135,1140) --0:05-- 北横岳北峰(1145,1205) --1:02-- 亀甲池(1307,1412) --0:41-- 双子池HY(1453)TS1

就寝(20:40)
【12/19(日)、快晴のち曇り、微風、−2℃@双子池】
起床(5:00)

TS1(825) --0:35-- 双子山(900,925) --0:05-- 双子山三角点(930) --0:20-- 大河原HY(950,1005) --0:30-- 天祥寺平(1035,1045) --0:22-- 亀甲池(1107) --1:38-- 北横岳北峰(1245,1300) --0:12-- 北横岳HY(1312,1355) --0:25-- 北横岳分岐(1420) --0:10-- 山頂駅(1430,1440) ++0:10++ 山麓駅(1450,1600) ==0:18== 蕎麦「長寿更科」(1618,1700) ==0:20== 諏訪IC(1720) ==0:55== 飯田IC(1815) ==0:35== 道の駅「平谷」(1850,1900) ==1:40== 旧市民病院跡PKG(2040)

北八ヶ岳 行程図 (GPSの軌跡をプロットしてみました。一部データ抜けあり)
この画像は国土地理院発行の数値地図25000長野を使用して編集しました。

◆ 山行資料

各種機関 (役場、医療、警察、消防、交通)

茅野市役所観光課 0266-72-2101 双子池ヒュッテ  0267-88-3603
茅野市観光案内所 0266-72-2637 大河原ヒュッテ 0266-79-5494
諏訪警察署 0266-57-0110 北横岳ヒュッテ 0266-72-8007
諏訪市消防本部 0266-52-0119 ピラタス蓼科ロープウエイ 0266-67-2009
諏訪中央病院 0266-72-2158 湯川温泉「河童の湯」 0266-77-2929
アルピコタクシー(茅野) 0266-71-1181 味処「長寿更科」 0266-73-6606

◆ 日誌と写真

行動日誌

【12/18(土)、晴れ、微風】
 昨年度に続き今年も北八ヶ岳で雪山入門山行を実施した。しかし昨年以上に雪不足で、夏山のコースタイムで歩くことができるほどで、十分な雪上訓練はできなかった。
 12月半ばだというのに、人工雪のスキー場が辛うじてオープンという状況で、何処も降雪が待ち遠しい。こちらピラタス蓼科スキー場も下のゲレンデが人工雪でオープンしたばかり。山頂駅からの豪快な滑りはまだ楽しめない。年末客が見込めるのか深刻だろう。

ピラタス蓼科ロープウェイ山麓駅

ピラタス蓼科スキー場の人工雪ゲレンデ
 ローブウェイは毎時0、20、40分の運転で最終は16:00である。料金は片道900円、往復割引はない。10分足らずで山頂駅に至る。山頂駅の積雪状況を確認し、訓練に使えそうも無いワカンと赤旗は置いて行く。

ピラタス蓼科ロープウェイ山頂駅

閑散とした山頂駅前広場
 オーバーズボンもスパッツも着けない”夏山装束”で出発する。坪庭の周回路は大部分地肌が見えている。写真では”白銀世界”のように見えるかも知れないが、ほんのり”薄化粧”なのである。

坪庭周回路(一方通行)を行く

白く見える山頂駅付近だが・・・
 坪庭周回路を右に分け、左手北横岳へ向かう。坂道で同じロープウェイで上がってきた日帰りハイカーの一団に追いつく。道を譲っていただき先に進む。所々踏まれた雪が融けて凍っているので足元に注意する。

坪庭周回路を右に分け、左手北横岳へ向かう

踏まれた雪が凍っているので注意する
 三ツ岳・雨池峠方面との分岐までジグザグの坂道が続く。ここを過ぎれば緩やかになり北横岳ヒュッテは近い。

分岐まで急坂をジグザグに登る

三ツ岳・雨池峠方面との分岐
 山頂は風が強いので、北横岳ヒュッテでユッタリと行動食をとる。日帰りハイカーの一団が先に登っていく。ここから山頂まではアイゼン歩行の訓練をする。爪でスパッツを引っ掛けぬよう意識して足を運ぶ。

北横岳ヒュッテ

余程のことがあったのだろうか?
 樹林を抜けるとやはり強い風が吹いていた。耐風姿勢をとって山頂で記念撮影する。冗談!冗談!

北横岳山頂にて

南八ヶ岳方面 @北横岳
 南八ヶ岳方面も蓼科山も雪がない!何か拍子抜けの景観が広がっている。

蓼科山 @北横岳

北横岳北峰 @北横岳


北横岳北峰山頂にて
茶臼山 赤岳 阿弥陀岳 編笠山 西岳

南八ヶ岳方面 @北横岳北峰

御嶽山 @北横岳北峰

浅間山方面 @北横岳北峰
 亀甲池へと下る。樹林に入ると風が当たらず静かになる。北斜面なので多少雪が多い感じだ。陽が当たらない薄暗いシラビソ林をジグザグに下って行く。

亀甲池への下り

北斜面なので少しは雪が多い
 陽を浴びて白く光る亀甲池が樹間に見え隠れするのだがなかなか近づかない。地図のイメージより長く感じる。なだらかになって一頻り歩いて漸く亀甲池に到着する。風が通らない日溜りを選んで、行動食を補給する。
 女性パーティが追いついてくるまで、ここで”ビーコン訓練”をする。1台を隠して4人で探索する。方向指示、距離、ビープ音を頼りに(いや、振り回されながら)走り回る。なかなかスンナリとは到達できない。繰り返しによる習熟が必要だ。

亀甲池 「亀」は冬眠中か・・・

凍っている亀甲池
 女性も加わって一頻りビーコン訓練をしてから、宿泊地の双子池に向かう。1.3kmの距離だ。

亀甲池から双子池に向かう

双子池(雌池)も凍っている
 双子池ヒュッテは冬季営業していない。隣接の避難小屋も「本年度より閉めます」との張り紙があった。今夜の”宴会場”の予定だったのだが・・・。
 
双子池ヒュッテ  

避難小屋閉鎖の張り紙
【12/19(日)、快晴のち曇り、微風、−2℃@双子池】
 夜中曇っていたせいか放射冷却もなく暖かな朝を迎える。昨年は雨池峠で−17℃だったのに・・・。

朝の双子池(雄池)

朝の双子池(雌池)
 6:30から1時間余り雪上講習を実施する。滑落停止訓練ができるような斜面に雪も無く、ザイルによる確保の格好だけの講習となる。

早朝の雪上講習風景

早朝の雪上講習風景
 8:25、双子山に向けて出発する。昨夜降雪は無かった。僅か10センチほどの雪の感触を味わいながらスイスイと夏山コースタイムで登って行く。

双子山に向かう

一旦平坦になり再度急坂になる
 樹林を抜けると広いなだらかな山頂に出る。蓼科山、中央アルプスの景観は昨日と変わり映えしない。

2度目の急坂を過ぎると平坦な山頂にでる

蓼科山、手前右は前掛山 @双子山
 しかし、正面に見えてきた後立山連峰の白さには目を見張った。漸く冬の山を見た気分だ。

中央アルプス @双子山

後立山連峰 @双子山

四阿山から浅間山方面 @双子山

噴煙上がる浅間山 @双子山

展望を楽しむ @双子山

北横岳 @双子山
 双子山から大河原峠への下りになると、更に北アルプスの北部まで銀嶺が眺められる。

銀嶺を眺める @双子山下り

高妻山、焼山、火打山、妙高山 @双子山下り
餓鬼岳 立山 剣岳 鹿島槍ケ岳 白馬岳

北アルプスから後立山連峰へと銀嶺が連なる @双子山下り
 雪の無い大河原峠に到着する。大河原ヒュッテ、公衆トイレとも閉じていた。

大河原ヒュッテ(冬季は予約営業) @大河原峠

公衆トイレ(冬季閉鎖) @大河原峠
 なだらかな笹原を縫って天祥寺平に下る。正面にはこのあと登り返す北横岳がデンと構えている。

天祥寺平に向かう

なだらかな笹原を下る
 竜源橋へのショートカット下山路の誘惑にも負けず、亀甲池経由北横岳に向かう。

天祥寺平

直進すると竜源橋に下山できる
 大河原峠から天祥寺平、亀甲池までのびやかな笹原が続く。沢沿いのコースだが明るくて気持ちの良い道だ。

左折して亀甲池に向かう

カラマツとシラビソの林の間を縫って行く
 いよいよ、亀甲池から北横岳まで標高差400mを登り返す。樹林の中、ひたすら黙々と登る。雪が深い時は、結構ラッセルに喘ぐコースになるだろう。背後に双子山が望めるようになると山頂は近い。

亀甲池から北横岳まで標高差400mを登り返す

背後に双子山が望めるようになると山頂は近い
【感想】
 雪山初心者3人を迎えて一通りの入門講習の計画でしたが、雪不足のため実地訓練が不十分に終わりました。再度計画が必要です。
 なお、双子池から北横岳へは深雪時は標高差400mの厳しいラッセルとなるでしょう。双子池から双子山を越えて大河原峠に山越えするだけでも十分満足できそうです。本コースは岩場、痩せ尾根などの技術的な難しさはなく、雪の量を見計らってコースを選択すれば入門者向けに好適だと思います。
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